グロイター・フュルト、1部昇格決定

昨日、月曜日の試合だったフォルトゥナ・デュッセルドルフがディナモ・ドレスデンに2-1で敗れてしまったため、残り3節を残して、SpVggグロイター・フュルトの昇格が確定しました。おめでとう!

31節が終わった時点での勝ち点です。



首位のフュルトがたとえ残り3試合全部に負けて、現在4位のデュッセルドルフが全勝しても勝ち点で上回ることはないため、デュッセルドルフの負けをもってフュルトの3位以上が確定したのです。

フュルトは今シーズン1部に昇格してほしい3つのチーム(パダボーン、フュルト、ザンクト・パウリ)の1つだったので、すごく嬉しいです。
監督のビュスケンスは09/10シーズンの途中からフュルトの監督を引き継ぎ、今年は3年目のシーズン。
最初は2011年までの契約だったのですが、昨シーズンはなかなか契約更新をしなかったので、もしかしたらフュルトの監督はそんなに気乗りがしないの?と思ったりもしたのですが、実にあっさりと昇格させてしまうなんてすごすぎます。

グロイター・フュルトのもととなるSpVggフュルト自体はとても古くからあるクラブで、1900年代初めにはドイツ王者の座に君臨しました。
この頃、地域的にも近い『ザ・クラブ』ことニュルンベルクとの対戦では毎回、サポーターの乱闘で試合が中断されたそうです。来季のご近所ダービーがどうなるのか今からドキドキです。

フュルトは得点力のあるチームで、パダボーンと対戦した時は後半戦はリーグでは5-1だったっけかな。ポカールでも対戦していて4-0で負けてかなりへこみました。
原動力になっているのがカナダ代表のオーシャンと若手のクリストファー・ネッテ君。それと冬の移籍でフュルトに加入した元シャルケのアザモア。あとサラレルもチャンスをお膳立てするのがうまいのよねえ。
でも個人的に好きなのはシュミットガル君。来シーズンは注目です!(写真右の選手です)



ディフェンス陣ですが、宴会担当でもあるシュレックはすでに来季のホッフェンハイムへの移籍が決まっているのがちょっと痛いのですが、まあ昇格となると補強もあるだろうしなんとかなるでしょう・・・。(写真がシュレック。いい味出してるんだけどなー)



昇格が決まったフュルトの街の様子です。この写真がすごく楽しい。
勝手に『Mike Büskens Allee』という監督の名前の通りを作って、街路表示に貼り付けています。



フュルトはブンデスリーガが発足して以来、これが初めての1部昇格です。
万年2部で、一時期は快進撃しても終わってみるとなぜか5位という結果が多く、誰もがフュルトが1部にあがることなどありえないだろうと思っていたのに、あっさりとあげてしまうのですから、神様、仏様、ビュスケンス様状態になってもしょうがないかもね(笑)

アメリカの国務長官だったヘンリー・キッシンジャーはフュルト出身のドイツ系移民で、子供の頃からフュルトの大ファンなのだそうです。
年齢が年齢なだけに実際に来ることができるかどうかわからないけど、自分が生きている間に1部に昇格したら、最初の試合ではスタンドに座ってチームを応援したいと語っています。(“HENRY KISSINGER BESUCHTE DIE SPVGG”

うわー、なんだか今から来年のシーズン開幕が楽しみすぎるー。

 

グロイター・フュルト、1部昇格決定」への3件のフィードバック

  1. フュルトは見事に勝ち抜けましたね。週末のザンクトパウリ戦では、終了の笛が鳴った後にビュスケンスさんとアザモアが抱き合っているのが映りましたが、この日シュートも決めたアザモアはちょっと涙ぐんでいるようにも見えました。ブンデスリーガ発足以来初めての1部とは知りませんでした。それはそれはお祭り騒ぎでしょう。 ”Mike Büskens Allee”いつか本当に実現しそうです。
    残る2位と3位、特に入替戦にはどこのチームが滑り込むのでしょうかね。フォルトゥナは前半の勢いに比べると後半戦は毎度だいぶ苦戦しているような気が。終わってみればかめさんの希望が全て叶ってた、なんてことになったらこれまた凄いことです。

  2. ほんと、たいしたもんです。
    すばらしい得点力のあるチームに作り上げたマイクに脱帽です。

    ハンザさん・・・
    >ザンクトパウリ戦では、終了の笛が鳴った後にビュスケンスさんとアザモアが抱き合っているのが
    すごく印象に残るシーンでしたね。うるうるしましたもん。

    正直、フュルトの選手については無知なんですが、フュルトの昇格に 二人のシャルカーが加担した事はうれしいことです。
    FCNには悪いって思いながらも、私のようにこっそりと応援していたシャルカーは多いはず。
    そういえばハイコはここの出身でしたよねぇ・・・。

    キッシンジャーがドイツからの移民だったとは知りませんでした。
    ぜひとも第1戦にお越しいただきたいわぁ。それがシャルケ戦だったりして・・・。

  3. >ハンザさん、しょーちゃん、

    >ザンクトパウリ戦では、終了の笛が鳴った後にビュスケンスさんとアザモアが抱き合っているのが
    ううううう。読んだだけで私までうるうるしてきます。
    あー、なんで見なかったんだろうーと思ったら、金曜日だったのですね。(飲みに行っていたわ・・・)

    マイクは素晴らしいですね。
    チームも適当ではなくしっかりしているし、1部にあがってもそこそこやれそうな気がします。
    アザが加入後、ずっと他チームにとって脅威になっているのも嬉しいわー。
    ポカールも勝ち進んでいたら最高だったけど(でも昇格がめぐってきたのだから、そこまでぜいたくは言えないか)
     
    ハンザさん、フォルトゥナはちょっとプレッシャーがかかってきたのかなー?
    これからは3位の座をめぐってそれぞれがプレッシャーかかりまくりだと思うので、最後にどうなるか本当にわからないですね。
    パダボーンも100年を超えるクラブの歴史の中で、一度も1部にあがったことはないので、ここはフュルトと一緒に仲良く・・・なんてなったら個人的には最高ですけど・・・。
     
    しょーちゃん、
    ほんとに二人のシャルカーがチームの昇格にかかわっているなんて嬉しいですねー。
    マイクが就任する前はあまり気にかけてはなかったけど、やっぱりこそっと応援しちゃいますよね。
     
    >キッシンジャーがドイツからの移民
    私も友達に教えてもらいました。英語もドイツなまりなんだそうです(全く意識して聞いたことがないので知らなかったけど)

    シャルケとの対戦が本当に楽しみですね!

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