アーヘンが破産、レギオナル降格

ショッキングすぎるニュース。
3部所属のアレマニア・アーヘンが破産の手続きをとっていることを記者会見で発表し、DFLの規約に従い来季はレギオナル・リーガからスタートすることになりました。

現在のところキャッシュフローで4Mユーロが不足しており、それはさらに増える一方で破産手続きをとらざるをえない状況のようです。
クラブの経営責任者は管財人と共に再建案を提出し更生の道をさぐっていますが、最大の目的は強制的な清算という事態を回避することとコメントしているくらいですから、かなり状況は厳しい。歴史のあるチームなだけに悲しい出来事です。

同じように一部から三部までずるずると降格したハンザ・ロストックが黒字収支を発表していることを思うと、降格したからといってどこのクラブも必ず経営難になるということではないようです。もちろんどこも経営が大変であることは確かですが。
アーヘンの場合、2009年に建てた新・チボリ・スタジアム建設の負担が大きかったということなのでしょう。
総工費約50Mユーロ、ネーミングライツもチボリの名前を大切にしたいということで導入してなかったようです。
総工費のうち約4.2Mユーロはサポを対象としたクラブ債を発行。年利6%、2013年8月償還予定らしいです。うーん、これどうなるんだろう。
旧チボリのスタジアムはこじんまりとして雰囲気の良いスタジアムだったようですが、新スタジアムになってからはいつ試合を見てもゴール裏以外は客が入ってないのが気にはなっていました。

シャルケはアーヘンとはけっこう関係があって、ホルトビー、ヘーガー、モリッツはアーヘンユースでしたし、アーヘンで現在プレーしているシュトライトもシャルケから移籍した選手です。もうかなり前に交替しましたが、シャルケのリザーブチームを率いていたMarkus Högnerもアーヘンのユースチームを見ていました。

そういえばホルトビーもTwitter/Facebookでアレマニアへ向けてメッセージを書いていました。
そりゃあ気になりますよね・・・。



Youtubeに記者会見およびサポのインタビュー映像があります

映像の中、良い時も悪い時も知っているというアレマニアサポのおじさんもショックを隠せない様子ですね・・・。