DFBポカール決勝

ZDFでライブ放送がありました。クロップがスタジオ解説者で出演しています。
試合前にドルトムントの街の様子が映ったのですが、パブリックビューイングが行われている広場前はすごい人出で盛り上がっていました。

試合は11分にまずバイエルンがトニのゴールで先制します。ファン・ボメルからの素晴らしいサイドチェンジのロングボールがリベリーに渡り、クロスをトニが決めるというシンプルで美しい得点。うますぎる。
序盤はドルトムントがいまいちかみあわず、CKを得ても、いいボールが入らなかったり、クロスの質が低かったりで、なかなかいいシュートまではいきません。

後半になって、52分、CKからクローゼのシュートをブラシュチュコブスキーがぎりぎりでブロック。
このあと、しばらくはドルトムントのいい攻撃が続くのですが、デミチェリスやラームがぎりぎりに足を入れてコーナーに逃れます。(ただドルトムントはこのあたりで全然セットプレーのチャンスを生かせなかったんですよねえ・・・)

77分にもバイエルンにチャンスが訪れますが、リベリーのシュートはツィーグラーが足ではじき、そのボールをポドルスキーが拾ってシュートするも、DFに阻まれました。
52分とこの攻撃を防いだのが、ドルトムントにとっては望みをつなぐ結果になったようです。

このまま終わってしまうかと思われた90分ジャスト。
ゴール前の混戦からペトリッチが同点ゴール!
ルシオが足を出して、それに当たっているんだけど、そのままコロコロとゴールへ。

おお、これはドルトムント、もしかして行ける?と思ったのですが、延長戦前半13分でまたしてもトニに決められました・・・。
そのままバイエルンの勝利。
うーん、予定調和的でつまらん(といって、ドルトムントが優勝するのも私的にはなしですが)

試合前からカーンはずいぶんクローズアップされていたのですが、試合後にテレビに映し出されるカーンの姿は感動的でありました。
特に表彰式でメダルを渡すとき、ヒッツフェルトが先に行き、一番最後がカーンだったのですが、スタジアムDJがこのときだけ『なんたらかんたら、オリバー』とアナウンスをいれたのです。すると、スタジアム全体が『カーン!』と呼応。
なんてまあ粋なことをするんでしょと、ちょっとうるうる。

ただ着々と引退に向けて、花道が整っていくさまを見ると、なんだかさびしくもあります。



写真はシャルケ・ミュージアムに飾ってあったポカール。
(ああ、来年こそはシャルケさん、優勝してください)