パダボーンはシュミットを解任

いつ来るかと、けっこう前から思っていたパダボーンのシュミット監督の解任がついに発表されました。

残り2節を残して、勝ち点39の11位。残留確定には至っていませんが、おそらく勝ち点差から見てほぼ降格はまぬがれそうな成績にもかかわらず解任。
パダボーン公式によると、シュミットは監督としては高い専門知識を備え、しっかりとした考えを持っていると評価しているようですが、『チームプランと将来のチーム戦略の方向性において異なる見解を持っている』ために、相互理解の上に袂を分かったようです。

うん、ずっとそんな感じはしていた。成績は悪くないんだけどなんか微妙な違和感があったというか。パダボーンぽくないの。
サポからの支持も低かったですね。
個人的には選手起用の仕方があまり好きじゃなくて、別にそこまでの関連性はないんだけど、ヴォルフスブルク時代にマガトのよくないところ(意味もなく選手を干す)を見習ってしまったのかしら・・・と何度も考えたりしました。
シーズン中にもフュルトかホッフェンハイムかの監督の噂があったりしたので、シュテファン・シュミットの将来についてはそれほど心配はしていないです。
前の監督のロジェ・シュミットがシーズン直前でレッドブル・ザルツブルクへ移ってしまった後、短い期間でチームをなんとかまとめて、泥沼の残留争いにも巻き込まれずにここまで来たのはすごく感謝しています。

シーズン終了までの(といっても2試合ですが)暫定監督として、ユースの責任者だったレネ・ミュラーが指揮をとることになりました。ただしシーズン終了後は再びユースチームの仕事に戻るようです。
ミュラーは私がパダボーンを見始めたころにプレーしていた選手で、その当時は彼のプレーがすごく好きでした。チームにマネージメントとして戻ってきていたのは知っていたのですが、こんなに早く出番があるなんて・・・とびっくりしています。
そういえばロジェ・シュミットの前の監督だったシューベルトも、パダボーンで監督に就任する前は、コーチ職ではなくマネージメントの仕事をしていました。
ミュラーもいつかは監督としてトップチームを本格的に見ることもあるのかしら・・・。

パダボーンは次節ホームで1860ミュンヘンと、最終節はアウェイでデュースブルクと対戦します。一つ勝てれば残留が決まると思うので、なんとか勝って安心させてほしいところです。

パダボーンはシュミットを解任」への2件のフィードバック

  1. 残念な結末ですね。シーズン当初はそれなりに良かったと思ったのですが、それは前監督のサッカーが残っていたからでしょうか。
    ツヴァイテの中位や下位にはロングボールとフィジカルで安直な勝負をするチームが多い中で、パダボーンはしっかりしたサッカーをするチームだと感じていました。
    フィンケ氏の言う「チームプランと将来のチーム戦略の方向性」というものが、昨シーズンまでのスタイルをベースに発展させたものであれば嬉しいなと個人的に思います。

  2. >reisさん、
    残念ですよね。悪い監督ではなかったと思いますけど、なんだろう、サポにはすごく不評でしたね。
    パダボーンのいい伝統をつなげてくれそうな監督だと思ったんですが・・・。
    次の監督がどうなるか気になりますね。
    ヘルタのアシスタント・コーチに打診しているという記事も出てましたが・・・。

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