船上でのシャルケファンの集い・その2

『船上でのシャルケファンの集い・その1』の続きです。

船に乗り込んでもたもたしているうちに、良さそうなテーブルはすぐ取られてしまった私たち。入り口付近のテーブルを確保し、景気づけにまずビールを一杯。これは1ユーロだったかな。それ以外ではお金を払う必要はなく、乗船は無料でした。
夕方なので食事があるのかもと思っていたのですが、食べるものはなく、すきっ腹にすぐにビールが回ってしまいました。(まあ、チキンハートな私には勢いがついてちょうど良かったかも)

2階の甲板にあがり桟橋の方を眺めていると、選手たちがキター!
まずは監督以下コーチングスタッフが一番乗りです。ムキムキのケラー監督はTシャツにジーンズだと普段よりもずっと若く見えます。

遠目に見てもファラーはスタイルがいい!同じ短パンでも隣にいるヒュプシャーとはだいぶ違うぞ(Sven、ごめん。実は好みのタイプですw)

クリンゲンブルク、レオン、マックスの若手三人衆。レオンはあいかわらず猫背ね。

トレーニングの時よりはリラックスした表情の内田選手。

いまはもういないプッキとバルネッタ。手前の黒いTシャツはマネージャーのマルテンス。

きゃー、ベニー!・・・はいいんですけど、ノイシュテッターとホークラントのTシャツがなんとも。白い長めのTシャツに白いランニングを下に着るって流行?
キャンプも最終日で着るものがもうなかったんじゃ・・・なんて話はなしで。

サライは普通っぽくてかっこいい。ジョーンズ、おしゃれよね。腕のタトゥーとTシャツの襟もとの柄がよく似合っています(これぞまさにトータルファッション。え、違う?)

フンテラールとファルファンは仲良しで船の上でもずっと一緒にいました。

この後は自分たちが写真を撮ったり、サインをもらったりに忙しく、撮った写真もほとんどツーショットで載せられないので、船の中での様子はシャルケ公式の映像を見てください。

選手ともいろいろ話をしてみたかったのですが、それなりに人がいたので難しかったです。たとえばベニーなどはコアサポのテーブルに一緒に座ってずっとそこの人たちを話をしていたので、とてもじゃないけど話しかけられる状況ではありませんでした。ベニーには選手カードにサインをしてもらって、名前も書いてほしいとかそういうことは言えたのですが。(スペルを何度も聞き返えされてかなりめんどくさそうにしてたけど、一応間違わずに書いてくれた)

あとは暇そうにしていた(ごめん)フクスをつかまえて、キャンプの様子などを聞いてみると、『トレーニングはかなりハード。とにかく暑いのが大変』という答えが返ってきました。
私はこの時はベニーのユニフォームを着ていたのですが、フクスが『なぜベニー?』とか、友達に向かって『なぜうしー?』と真顔で聞くので、『次回はあなたのユニフォームを買うわ』というとちょっと嬉しそうにしていました。
みなさんフクスのユニフォームを買ってあげてください(他人頼みか)
でもフクスやバルネッタはすごく優しくて、二人とも本当に笑顔が素敵でした。

プッキにサインをもらったときは、私が手に持っていたビール瓶をうっかり傾けてしまい、プッキのジーンズの上にこぼしてしまいました。飛び上がりながらハンカチを出して拭いたけど、今考えてみると、思いもかけずプッキの太ももに触ってしまったのよねえ(役得?)
まあその時には気が動転して穴があったら入りたいってこのことかー、という気分でしたが。(ごめんね、プッキ、ビールをかけられたのがイヤで移籍してしまったんじゃないよね?汗)

トレーニングの行き帰りで一度もつかまえることができなかったサライはこの船の上ではもっと難関でした。
かなりコワモテのシャルカーに囲まれて、チャントを歌ったりしていたサライは遠目にもかっこよかったですけど、このグループに足を踏み込む勇気がなかったわ。

こちらは新しいビデオアナリストのトビアス・ヘルヴィッヒ。以前にちょっと書きましたが(『2013/14 シーズン移籍・人事関係まとめ・その2』)、27歳には見えない。若い。物静かで素敵。

一番上の甲板部分にいたユリアンにサインをもらいに行ったら、いきなりナマステ~なあいさつ(手を合わせてお辞儀をする)をされ、思わず同じポーズであいさつを返したら笑ってくれたのでちょっと嬉しかったです。あとで、日本のあいさつはそれとは違うのよと教えてあげればよかったと思ったけど、ナマステポーズもかわいいからいいか。
私のユニフォームの前面がサインでいっぱいだったので背中を向けたら、ここでも『は、ベニー?』と不満げな声。(なんで?どういうセンス?僕のじゃないとかどうかしてない?)くらいのニュアンスを声のトーンで表現するユリアン、さすがです(笑)
あわてて、『じゃあ次回は10番を買うからね』と約束。そう言うと、フクス同様、やっぱり嬉しそうでした。

こういう試合や練習でない場所でユリアンを見ると、少年ぽい無邪気さやいたずらっ子な雰囲気が伝わってきて、あーこの子はインタビューなどではしっかりしているように見えるけど、本当にまだ若いんだなあということを実感します。そして人に対してすごくオープン。彼を取り巻くサッカーの世界は喧騒に満ちているけど、いつまでもこの無邪気なところをずっと保ち続けてほしいと心から思いました。

あとちょっとだけお話ができたのがヘルト。
サインをもらいながら、今シーズンの移籍市場には満足していますか?と聞くと、力強く『Ja!』という返事が返ってきました。充実した良い表情でした。
本当は彼がシャルケに来てからの仕事ぶりにお礼も言いたかったのですが、他の人が割り込んできたのでそこで終了。心の中でお礼を言っておきました。
グラーツでオシムと一緒だった時代のこととかも聞いてみたかったのだけど。

内田選手には残念ながら近寄りませんでした。
実はこのファンの集い、キャンプには日本人ファンもたくさんいたので、もっと日本人がたくさん乗船しているのかと思っていたら、私たち三人組とあと他に一人だけでした。その一人の方がずっと内田選手のそばにいたのと、彼もキャンプを通じて日本人は近寄らないでくれオーラ全開だったのもあって、ま、いっかと思って近寄らなかったのですが、今思うとサインくらいはもらっておけばよかったかも?(惜しいことをした)

そうこうしているうちに船は隣町の桟橋に到着。選手や監督はここで下船です。おそらく先回りしていた選手バスでホテルに帰ったんじゃないかな。
いきなりシャルケの選手が現れて、桟橋はちょっとした騒動でした。

船が到着した時間にあわせて青い噴水が上がる港。さすがシャルケ。素晴らしい演出です。

さて、選手たちが船から降りた後もカメラマンさんのお仕事はたくさんです。PCにさっと取り込んでFacebookへアップロード。うーむ、こんな風にしていたのかとみんなが覗き込んでいました。

選手を下ろした後、私たちの乗った船は元の桟橋まで引き返しました。船内はこのあとはリラックスムードで写真大会。私たち日本人グループは一緒に写真を撮ろうという人たちで大人気?でした。
私たちに会うたびに『うしー』とぼそっと言い続けていた男の子たちも、照れながらも最後には家族と一緒に写真に写ってくれました。
こうして生涯忘れられないような貴重な夜は終了。こんな素敵なサッカークラブって他にあるのかしら・・・。
Schalke ist der geilste Club der Welt!

船上でのシャルケファンの集い・その2」への5件のフィードバック

  1. これまでのキャンプ・レポート同様、読み終わるのが勿体ないぐらい面白かったです!
    やはり、Kameさんならではだなあ…と思いました。
    Kameさんのブログが書籍化されたら絶対買います(笑)

    最近サライのファンになった私は、PCの前でニヤニヤする怪しい人になっておりました(笑)

    「日本人は近寄らないでくれオーラ全開」のうしーさん…。
    日頃、日本人(マナーに欠ける一部の人々?)に嫌な思いをさせられているのではないかと考えると、気の毒になります…。

  2. 公式で「やるよ」ってお知らせがあったときから、テンションめっちゃあがってました。
    折角のパーティーだったので、ユニじゃない格好しようかなぁなんて考えていたのですが、
    まぁね。。。いろいろね。。。現地の様子で、結局断念。。。いつか実現させたい。

    「アーノルドに聞いてね」とか、なしだからぁ。(笑)
    アーノルドって誰だよ?連絡先が電話番号って、ハードル高すぎるよ!、って泣きましたよ。
    仲良しになったおじちゃんに確認して、それから他のシャルカーさんたちにも聞いて情報収集。
    100€だってって、冗談言われたりもして。。。(どこぞのダンナですよぉぉぉぉぉぉぉ ww)
    最後に、アーノルドをつかまえられて無事に参加出来てよかったよかった。

    私、サライの軍団に突撃しましたよ。
    サインをもらうとき、自分のサインペンを渡したんです。ノック式なんですけど、このノック式にサライがびっくりして、
    こんなのあるぞ、日本のはすげーぞって感じに、コワモテ兄ちゃんたちにカチカチしながら見せまくって、みんなおぉぉって。
    コワモテ兄ちゃんたちの目が丸くなって、可愛かったです。

    いつか、篤人のサインぐらいはもらってあげてください。今回はね。。。
    ってか、カメさんには、まだベニーへの課題があるのでクリアしてからね。(笑)
    あー、篤人にはたどりつかないかもしれないなぁ。(笑)

    このパーティーは去年はなかったので、毎回あるわけではないんですよね。
    こんな思いが出来るときがこの先あるかわからないので、ほんとにいい思い出です。
    シャルケ最高!!!!シャルカーらぶ!!!!

    キャンプレポ、お疲れさまでした。読んでて、ニヤニヤがとまりませんでした。

  3. kameさん、キャンプ&旅のレポートありがとうございました!毎回素敵な写真も盛りだくさんでとても楽しかったです‼︎
    練習といいファンとの集いといい、選手や監督、スタッフとの距離が近くて、濃ゆい日々だったのが伝わってきました。
    それにしても、最終イベントでのノイシュテッターとホークラントの格好は何なのー!同じ白Tでも、フンちゃんとは大違いだわ。何だか見てはいけないものを見ちゃった感じ…

    あ〜ドイツに飛んで行けたらなぁ。
    ドラちゃん、どこでもドアビッテ。

  4. >まきこさん
    ありがとうございます!
    そんなことを言ってもらえるとなんだかますますがんばってしまいます(^^;)

    内田選手の性格などは私はよく知らないので、一緒にいた友達にいろいろ聞いて、機嫌悪いんだなと先入観をもったのもよくなかったかもしれないです。
    きっと本当はちゃんと対応してくれたのかも…。
    (まあ、もう確かめようがないですが)
     
    >Kyokoさん、
    持参したもの、残念でした。
    まあ、実際に参加してみないとどんな雰囲気なのかわからないですよね。昨年はなかったとのことなので、すごくラッキーでした。

    >100ユーロ、ひどい(笑)
    それにしても無事に参加できてよかったです。
    Kyokoさんがいろいろ聞いてくれたおかげです。ありがとうございました。

    サライの軍団に突入できたんですね。すごい!
    私はこう見えてけっこうチキンなので、ああいう集団でいるグループは全然ダメでした…。
    クレメンスたちの若者グループにも行けなかったし。
    サライのお気に入りのサインペン、面白かったですよね。
    次回、このような機会があるかどうかわかりませんが、その時はなんとかベニーへの課題をクリアしたいと思います!

  5. >ハンザさん、
    お久しぶりです!
    なんとかキャンプレポ、終了しました(ううう、ノルマ達成!)
    まあすごく楽しい思い出だったので、書いていて楽しかったですけど。

    ノイシュテッターとホークラントの格好には目が点になりますよね。
    あの長めのだらっとしたTシャツが流行っているのは知っているのですが、下に白いランニングを着るのはどうなの~(笑)
    ドイツの若者のファッションはよくわかりません…。

    ドイツ行きたいですよねー。ユリアン、どこでもドアほんとにもってきてー。

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