ザルツブルクに移動

オーストリア・ドイツ旅行の続きです。

翌朝は5時に起きて、電車でザルツブルクへ。

最初に旅行の計画を立てたときにはザルツブルクに滞在して、そこからドイツへ戻る予定だったので、お昼過ぎの飛行機に乗るためには早朝から移動しなければ間に合いません。クラーゲンフルトからザルツブルクは電車で3時間です。
オーストリア鉄道もドイツと同じような電車ですが、検札にまわってくる乗務員も親切で、ドイツ鉄道よりはずっと精神的に快適。
自動券売機での買い方もわかりやすかったです。

駅の売店で『Wurst(ソーセージ)サンド』を購入したつもりだったのに、開けてみると『Schinken(ハム)サンド』。
この時点でようやく謎が解けました。オーストリアではWurstというのはハムのことなのです。
どうりでカフェでWurstサラダを頼んだらハムが出てきたはずだわ。その時はオーダー取り間違えたのかしらね?なんて言っていたのですが。

車窓の景色を見るつもりが、朝が早かったのでほとんどウトウトして過ごしているうちにザルツブルク駅に到着。

ザルツブルク駅に掲示してあった海抜426メートルの表示。オーストリアは山も多いし、標高の高いところが多いのですが、そのぶん夏の日差しはとにかく厳しいです。

飛行機の時間は14時だったので駅のコインロッカーに荷物を預けて少し街を観光することにしました。
ザルツブルクは映画『サウンド・オブ・サイレンス』の舞台でもあるので、それをモチーフにした牛に遭遇。時間があれば映画の舞台をまわる観光もしてみたかったなあ。

ザルツブルク中央駅から市街地は徒歩で約20分くらい。とにかく暑くて、途中でバスに乗ろうか悩んだのですが、悩んでいるうちに市街地まで到着。

実はこの旅行を計画した時にザルツブルクにも寄ろうと思っていたのは、この時期、ザルツブルク音楽祭をやっていたからなのです。クラーゲンフルトの滞在を伸ばしたのでけっきょくコンサートには行けなかったのですが、欧州の音楽祭は憧れなので、いつかは行ってみたいと考えていました。
それ用に靴や洋服も持ってきていたのにムダになってしまった・・・(まあ、それ以上にシャルケのファンの集いが楽しかったので後悔はしてないのですが)

ザルツブルクはどことなく洗練された雰囲気のある街でした。時折すれちがったおしゃれをしている人もシックで、ドイツとはまた違う雰囲気がありました。
オーストリアを尋ねるのは今回がはじめてで、クラーゲンフルトとザルツブルクを少し経験しただけですが、機会があればウィーンにも行ってみたいなあと思いました。ドイツとはまた違った成熟した文化を感じます。

ザルツブルク空港へは中央駅からバスで約30分。バス停留所が空港の建物から離れたところにあるので、一瞬ここなの?と悩みます。他の観光客も一様に不安そうでしたが、スーツケースを持った人たちが数名降りたので彼らについて降りました。
飛行機は久々のプロペラ。飛び立ってすぐに真下にレッドブル・ザルツブルクのスタジアムが見えたので、空港近くにあるんですね。街からはすこし距離があります。

だいたい1時間半くらいでデュッセルドルフ空港に到着。