ヘルトのスピーチ 『これこそがシャルケだ』

5月4日、シャルケ110周年の記念日に今年のクラブ年次総会が開催されました。
日本語公式でそのうちまとめが出るかと思うのですが、ヘルトのスピーチが非常に素晴らしい内容なので一足先にシェアしたいと思います。

スピーチの中でヘルトは、サポも含めた多くの人たちに感謝を述べていますが、読んでいて私はヘルトに対して一番感謝の言葉を捧げたいと思いました。
素晴らしい仕事をありがとう、ホッテ。

【2013/14シーズンについて】

シーズン前、2014年に私たちに求められるものと展望について、チームで一緒に議論をしました。そして4つの目標を設定しました。1つ目はCLのグループリーグ。それはテサロニキでクリアしました。大変でしたがなんとか達成できました。2つ目はCLのグループステージを突破しノックアウトラウンドに進むこと。これも達成しました。3つ目はDFBポカールでベルリンへ行くこと。少なくとも冬は超える。これは達成できず、とても残念でした。そして4つ目はCLの出場権を再び得ることです。これはまだ達成可能であり、S04が3年連続CLでプレーするということを意味します。これまでにはなかったことです。私たちは満足しています。

【怪我続きの不運】

前半戦は期待していたようにはいきませんでした。信じられないくらい怪我が続いたのが大きな理由です。これほどの規模は経験したことがありません。部分的には10人くらいがいませんでした。みんなが一度は倒れる…でも起き上がることが重要だ、と私たちは考えました。
クレメンス・テニエス、ピーター・ピータース、アレクザンダー・ヨブスト、そしてもちろんイェンス・ケラーと緊密に協力し合って、多くの調整をしました。例えば心理学者を採用したりしたことです。最終的には私たちはチームとして成長し、みんながより密接になりました。まさにそれが後半戦の私たちのカードの切り札でした。

【シーズン後半戦】

私たちは7位から3位に上がりました。ヴォルフスブルクに6ポイント、グラートバッハに11ポイント、レバークーゼンとは12ポイントの差を詰めました。これらのチームはずっと先にいました。単に結果が素晴らしいのではなく、若い選手たち、それもほとんどが自分たちのユースからの選手と達成したことが素晴らしいのだと思います。大きな賞賛は私たちのチームによるものです。彼らが協力し合って後半戦になしとげたことは素晴らしい。これこそがシャルケです。私たちの見たかったシャルケです。

【ファンについて】

立て直しの成功にはたくさんの要素があげられますが、一番であり、全ての元になっているのは私たちのファンです。彼らはどこでも私たちと共にありました。アレーナにしばしば大歓声を起こし、そのおかげで若い選手たちがホームで28ポイントも得ることができました。吹雪のブカレストでも私たちを助け、負けていたマドリードでも決して私たちを一人にしませんでした。この見返りを求めない、熱意に満ちたサポートに心から感謝します。このようなファンがいることを誇りに思います。

【ケラー監督について】

イェンス・ケラーが耳にしなかったこと、あるいはもっとひどいことに、目にしなかったことは何でしょう。そして彼の反応はどうだったでしょうか?
これほどの絶え間ないプレッシャーの中で他の人なら冷静さを失うところ、彼はずっと粘り強く集中して仕事を続けました。自分のやり方に誠実にとどまり、しばしば十分に間違いを正し、信じられないほどに成長しました。今では勝ち点から見てもシャルケが得たベストの監督の一人です。そしてもうすぐ2度目のCLに導いてくれるでしょう。心からイェンス・ケラーに感謝を述べたいと思います。

【ユースチームについて】

まず、ボード・メンツェに感謝いたします。彼は長年、ユースの責任者であり、成功の多くは彼の功績によるものです。今年の初めに彼は引退しました。彼は今はクラブの外務大臣のようなものです。スポーツ・ディレクターのオリヴァー・ルーナルトも大変良い仕事をしています。私たちは互いに定期的に連絡を取り合って、一緒にシャルケの将来を計画しています。素晴らしく、信頼に満ちた関係に感謝します。

先ごろ、ブンデスリーガのクラブはU23のチーム解散をDFBから容認されました。多くのクラブがその準備をしていますが、私たちは逆の立場を取る決断をしました。ユースとトップチームをつなげるためにも意味があると考えています。ユースからプロ選手へとすぐになれない選手に対しても私たちは社会的な責任があります。

【U-19監督、ノルベルト・エルゲート】

私たちのU-19はたくさんの喜びを与えてくれました。UEFAユースリーグの準々決勝に進み、欧州のベスト4になりましたが、欧州最高のチームで優勝したバルセロナには1-0で敗れました。ブンデスリーガではヴェストドイツ・マイスターになり、DFBポカールでは決勝に進んでいます。U-19については本当に誇りに思います。ポカール決勝と、ドイツマイスターのラウンドでの健闘を祈ります。
このような成功物語はもちろんエルゲートが大きくかかわっています。DFBが今年の監督賞に彼を選んだことは偶然ではありません。今年のクラブの名誉殿堂入りも偶然ではありません。ノルベルトは驚くべき仕事をしています。だから私たちも2018年まで契約を延長したのです。これからの数年も期待しています。

【才能ある子がプロになること】

私たちのユースの主な目標はもちろん、地元で育った選手と共にプロチームを強くすることであり、S04の成功に満ちた未来の基礎を整えることです。ここ数年は本当にうまくいっています。セアト・コラシナツ、カーン・アイハン、マックス・マイヤーは素晴らしいシーズンを送っています。次のタレントとして、マルヴィン・フリードリッヒ、パスカル・イタル、レロイ・サネ、ドニス・アブディジャジとプロ契約を結びました。そして見逃されがちなことですが、いまトップチームにいるジョエル・マティップ、ユリアン・ドラクスラーはそれぞれ22歳と20歳で、まだ成長期にあるということです。にもかかわらず、二人は経験豊富な歴戦の戦士としてチームの大黒柱です。

【2014/15シーズンについて】

私たちは引き続き、自分たちの育てた多くの選手と共に、若く成功に渇望しているチームを築いていきます。このクラブにアイデンティティを持つ選手たち、彼らはシャルケでプレーすることの意味をわかっています。加えて、私たちは経験に満ちたリーダーを補って、試合を安定させたいと思っています。私たちには明確な目標とプランがあります。さらに『Starkes Schalke』(強いシャルケ)、これは経営の強化によりスポーツにおける成功を意味します。これからも一貫性をもち継続的にやっていきたいと思います。私は中期的には欧州の絶対的なトップチームに追いつくことができると確信しています。それには少しの我慢が必要ですが、最終的には実を結ぶでしょう。