シャルケに地蔵がやってきた

チェルシーサポの友人とずっと「地蔵」と呼んでいたロベルト・ディ・マッテオがシャルケの監督に就任しました。
もちろん地蔵呼ばわりは愛情を込めた言い方です。
リヴァプールサポ的にはFAカップ決勝で優勝を阻んだ憎らしい監督です。

2013年の春にディ・マッテオはシャルケの監督として一度噂になりました。当時彼はまだチェルシーから1シーズンにつき8Mユーロをもらっていたこともあり、シャルケのオファーは断ったのですが、その頃からチェルシーサポと一緒に地蔵ってドイツ語しゃべれるのね、どんな感じだろうと話をしたりしていました。

謎に満ちたディ・マッテオのドイツ語はシャルケの監督就任記者会見でようやく明らかになりました。

シャルケが無料で記者会見のライブ映像を流してくれたので、聞きながらTwitterで訳したりしていましたが、わかりやすいドイツ語で一安心。というのもスイスのドイツ語というのはものすごく特殊で、人によっては何を言っているか単語ひとつ聞き取れないというとんでもなく難解なことがあるのです。

記者会見の内容についてはシャルケ公式に掲載されているので省略。

UEFA公式にも非常にわかりやすくまとめられています。

訳されていない質疑応答で、個人的にちょっと気に入った部分。
ある記者が「シャルケの監督は絶対に簡単ではないと耳にしてると思うけど?」と聞いたところ、小さくため息をついて、「私は24歳からサッカー界で、スイス、イタリア、イングランド、そしてドイツと必要な経験はつんできたと思う」と答えました。くだらないこと聞くなとでも言いたげで(まあ、実際私もくだらない質問と思いましたが)、さらりとメディアをいなす感じがよかったです。
これ以外にもファッションだの家族との通信手段だのという、ちょっとくだらない質問があって、ドイツのジャーナリストの皆さんもう少し頑張って(汗)と思ったり。

実際のところ、ディ・マッテオの監督としての能力というのはよくわかりません。
ただ、このひとつ前のエントリーにあった3〜5試合で戦術的なよさが消えてしまうというケラーの問題は、ひとつは規律に起因していると思うので(徹底してやらせる厳しさというか)、チェルシーの選手たちにCLを穫るまで徹底させた指導力というのは少し期待しています。

さてどうなるやら…。