EL2015/16 第1節:アポエル・ニコシア対シャルケ

ついにヨーロッパリーグ初戦がやってきました。
ブライテンライター監督が欧州デビューする日がこんなにも早くに来るなんて…とちょっと感動しておりました。
シーズン前に白峯神宮に奉納に行ったシャルケのマフラーも、祈祷がすんで無事飾られている事も確認できました。 (ヘルタサポのSiebenendenwegさん、ありがとう)

今から7年前フェアマンが初めて欧州の舞台でプレーしたのもこのアポエル・ニコシア戦でした。正GKにはノイアーがいましたが、怪我で離脱している時にフェアマンが何試合かプレーしています。私はちょうどこの頃にドイツにいたので、当時のフェアマンのプレーを何試合か現地で見る事が出来ました。デビューしたてで危なっかしく、本当に今のフェアマンの安定度を見ると、ゴールキーパーというのは自信と経験でこんなにも成長するものかと思ったりもします。

 
Europa League, 2015/16, Gruppenphase, 1. Spieltag
APOEL Nikosia – FC Schalke 04 0:3 (0:2)

Torschützen
0:1 J. Matip (28., Kopfball, Geis)
0:2 Huntelaar (35., Rechtsschuss, M. Meyer)
0:3 Huntelaar (71., Rechtsschuss, M. Meyer)

APOEL Nikosia
Waterman (3,5) – Mario Sergio (4,5), Astiz (5), Carlao (5), Antoniadis (23. Artymatas (4)) – Vinicius (5), Nuno Morais (4) – Makridis (4), de Vincenti (3,5)(61. Stilic) – Vander (4,5), Sotiriou (4)(56. Cavenaghi (4))

FC Schalke 04
Fährmann (2) – Junior Caicara (4), Neustädter (3), J. Matip (2,5), Aogo (4) – Goretzka (2,5), Geis (2)(61. Höger) – L. Sané (2)(80. Sam), M. Meyer (2) – di Santo (4,5), Huntelaar (2)(75. Höjbjerg)

Rote Karten
APOEL:de Vincenti(77., Schiedsrichterbeleidigung)

 

シャルケのスタメンは風邪でお休みのチュポの代わりにザネが入ります。それ以外はマインツ戦と変わらないメンバー。
序盤からシャルケは積極的にプレーし、8分にはマックスのシュートがバーに当たる惜しい場面もありました。
10分にガイスが後ろからファールで相手選手を止めてイエローカード。

20分にはカイサラとアントニアディスがボールを競って互いの足がぶつかりそうになり、アントニアディスが内転筋のあたりを痛めて交代。アポエルにとっては予期せぬ選手交代だったかも。
22分にはガイスのミドルシュートがまたもバーを直撃。マックスといい、ガイスといい、わざわざバーを狙わなくていいのよ(笑)

先制したのは28分。ガイスの左からのFKをマティプが頭であわせてゴール。
ガイスのセットプレーからマティプの頭は定番になりそうです。マティプは高さもあるので、ヘディングはもかなりの脅威ですね。

さらに31分に相手スローインをゴレツカが奪い、マイヤーがつないで、フンテラールが30メートルの距離のロングシュート。キーパー手前でバウンドして外に流れて行くようなボールはお見事でした。決められた相手GKのヴァーテルマンが、やられたという感じで体育座りしていたのが印象的でした。オランダ人選手のヴァーテルマンは、フンちゃんとはヘーレンフェーンでチームメイトだった時代があります。試合前にも二人で親しく話をしていましたね。

2-0とリードしましたが前半終了間際には少し危ない場面も。

後半は比較的オープンな展開となりました。カウンターのチャンスもかなり増え、3本くらいザネがカウンターでチャンスを作る場面も見られました。
相手はプレスをかける時、ラフな感じでがむしゃらに向かってくるのでちょっと怖かったのですが、幸い主審が比較的ファールをとってくれたのにも助けられました。

シャルケがあまり前に行けなくなった60分頃、相手のチャンスになりかけたところをガイスがタックルに行き、ファールを取られます。カードが出るかと思ってヒヤリとしましたが、幸いなことに出ませんでした。監督はすぐにガイスに替えてヘーガーをピッチに送り込みます。
2枚目のカードをもらう前に、素早く下げてしまうところはスピーディで良い判断だと思いました。

63分にマイヤーからのボールを、ゴレツカがゴール右に流し込んだ時は、素晴らしい追加点だと思ったのですが、残念ながらフンテラールは触ってないのですが、オフサイドポジションにいたせいか、ゴールは認められませんでした。(でももう新ルールではそこにいるだけではオフサイドにはならないと思うのですが…。相手競技者への干渉を取られたのでしょうか。いずれにしてもレオンのゴールにならなくて残念です)

71分、自陣ゴール付近でマイヤーが相手ボールを止め、ディ・サントが持ち出して、マイヤーに戻し、ラストパスをフンテラールが決めてついに待望の3点目。これで勝負あり。マイヤー&フンちゃんのコンビでこの試合2得点です。

77分にはヘーガーを倒したヴィンチェンティが審判に対する侮辱行為でレッドカードで退場となっています。

その後、ホイビュルクの初出場や、サムがピッチに登場するなど嬉しい交代もあり、結局3-0のクリーンシートでヨーロッパリーグ初勝利。嬉しいなあ。監督おめでとうございます!
またこの試合2アシストと大活躍だったマックス。時差の関係でドイツではまだ前日ですが、キプロスで誕生日を迎えました。
素晴らしい20歳の夜になった事と思います。おめでとう、マックス。

真夏のような天候で、夜になっても気温の下がらない条件の中、良く最後までだれることなく試合を終えたチームには、本当に拍手を送りたいと思います。いいチームになりつつある実感が、ますます次の試合を楽しみにさせてくれます。(昨シーズンにはなかったなあ、こんな期待感…)