2015年7月の記録:トレーニング二日目

【2015年7月 オーストリア Vol.5】

『2015年7月の記録:ようやくトレーニング見学』の続きです。

翌日は日曜日。この日は夕方からファンとの集いがあるので、もしかしたら練習は午前中だけなのかなと思っていたら、しっかり二部練習でした。
練習場に行くと予定が掲示してあります。

この日最初はマットを敷いてみっちりフィジカルトレーニング。

マティプは新しいフィジカルコーチのトビアス・シュトックのヘルプを得て、念入りにストレッチ。

私も体の固い方なのですが、見ているとなかなかコーチのお手本通りにできないユースの子もいて、自分のことは棚にあげてつい笑ってしまったり(ゴメン)。
ストレッチの後は、いくつかのグループに分かれてパス練習。若手のグループにはアシスタントコーチのブルットさんがついて、いろいろと指導をしていました。

ちなみにプレーを途切れさせたら、チーム全員で腕立て伏せです。きびしー(笑)

この練習の間、ずっとビデオアナリストのトビアス・ヘルヴィッヒはビデオで撮影していました。トレーニング期間中ずっとここが彼の定位置。

ところでこれは本当は昨日のトレーニングの映像だったのですが、アップし忘れたので二日目のトレーニングに追加。
若者組が9本成功させるまでシュート練習をするのですが、枠を外した場合は全員でゴールの周りを罰走します。枠に当たってはじかれた場合はセーフ。映像の途中でヘンドリクが間違えて走りそうになりますが、枠だったので走らなくて良いと監督に指示されています。

連日、猛暑の中、みんな本当によく走ります…。

お昼には午前の部、終了。
午後の部が始まるまで、隣町のフィラッハまでドライブに行ったりしていました。

さらに午後の部のトレーニング。フィールドプレーヤーは半面を使ってシュートまでの組み立てなどをやっていましたが、この日の午後はGK練習を重点的に見学。…といっても、ユースのシルダー君がいじめられ 鍛えられるところを高みの見物です。

鍛えているのは新しくパダボーンからやってきたGKコーチのヘンツラーさん。
『おめえよお、そんなのも取れなくてどうするんだよ』…と詰め寄られているわけではありません(汗)

今回のキャンプで一番ハードな練習をこなしたのはこのシルダー君ではないかと思います。若手仲良し組の一人でしたが、GKというポジションがら、誰かと組むというより一人になる事が多く、かなり過酷なキーパー練習をヘンツラーさんと黙々と長時間こなしている様子は本当に大変そうでした。それでもこのキャンプでの日々はシルダー君にとってきっと素晴らしい財産になるはずです。それだけ密度の濃い時間を過ごしていました。

午後もみっちりと練習をこなして、この日のメニューは終了。いよいよこの後はファンとの集い『ブラウ・ヴァイス・ナハト』が待っています。
私たちもさっさとホテルに戻り、急いで夕ご飯を詰め込んで19時からの集いに備えます。