ホルスト・ヘルト着任

2006/2007シーズン、シュツットガルトに優勝をかっさらわれたとき、スポナビに一本の記事が出ました。
すでにリンク切れでスポナビではオリジナルの記事は読めないのですが、タイトルは『シュツットガルト優勝の陰の立役者が2012年まで契約延長』というものでした。
もちろんこの影の立役者というのは、当時シュツットガルトでチームマネージャーをやっていたホルスト・ヘルトのことです。
同記事の内容をそのまま残してあるブログによると、マガトはそのころからホルストに(当時のヴォルフスブルクに)来てくれないかと打診していたようです。

マガトの念願かなって、ヘルトがシャルケにやってきました。
シュツットガルトとの契約解除金はヘルトが自分でもったなどと報道されましたが、ボードメンバーのテニエスが、VfBとは話し合いの上、金銭面での負担もなく円満に解決をしたとコメントしています。

ヘルトとは2013年6月30日までの契約で、シャルケのマーケティング分野を担当します。マガトがスポーツ&コミュニケ―ション、ピーターは引き続きファイナンスとマネージメントの責任者となるようです。

マガトは、『10年来の知人で、ずっと連絡は途切れたことはなかった。私は何カ月も前から三人目のボードメンバーが必要だと言っていた。共にシャルケのために良い仕事ができると確信している』とコメントしています。

ヘルト自身は『マガトはいつも私にとって素晴らしいガイドであり、互いに信頼しあっている。彼は監督であり、クラブにとって最も大切な人物だ。監督がほしがらない選手との契約を、私がすすめることはないだろう』とコメント。
また、『シャルケは偉大な伝統のあるビッグクラブであり、さらに先をめざし、目的を達成できるようクラブに貢献したい。最後にマイスターのタイトルをとったのはずっとむかし、次のタイトルは私のいる間に達成したい』

ヘルトはシュツットガルトではプロの選手として、またチームマネージャーとして、通算で7年間を過ごしています。さて、これからシャルケでどんな働きを見せてくれるのか。
VfBをマイスターに導いたように、シャルケにもお皿をもたらせてくださーい。