Time to say Goodbye

カーンの引退試合。
私、実はあまりカーンに思い入れのない人間なのですが(スミマセン)、好きだった人たちにはついにこの日が来てしまった・・・という感じでしょうねえ。
横浜で働いていたときの友人もカーンが好きで、2002年ワールドカップの決勝で負けた時には、それはそれは落ち込んでいました。

友人の影響か、カーンというとやっぱり私も一番にこれが浮かんでしまいます。
あのときにゴールを決めた大五郎も、今や信じられないくらいぶくぶくになってしまい、たった6年前のことなのに、ものすごく昔のような気がしてしまいます。



試合ですが、カーンは75分で交代。
その時点で試合はいったん中断し、バイエルンのフラッグを肩にかけて場内を一周するのですが、バックでポール・ポッツが『Time to say Goodbye』を歌うのは反則だろー、と思いました。
ポール・ポッツの声だけでも泣けるのに、この選曲はべただけど、さらに泣いてくださいって言っているようなもの。(ポール・ポッツはバイエルンの開幕戦でも『誰も寝てはならぬ』を歌っていました。最初にT-mobileのCMで彼の歌を聞いた時には、冗談ぬきで鳥肌がたちました)

うーん、しかしなんという演出だ。
引退試合というと、ベルカンプやアルベルティーニの試合しか見たことないけど、あのときのちょっとほのぼのするセレモニーに比べると、かなり派手です。

一回引っ込んだ後、ドイツ代表で出てくるのかと思ったら、それはありませんでした。ドイツ代表はすでに引退しているので、最後はバイエルンのカーンとして引退したということなんでしょうね。カーン、お疲れ様でした。

試合のことも少し。
バイエルン代表対ドイツ代表で、後半になって、ハイコ、パンダー、クラニィが登場。
クラニィが空気を読んで、はずしまくっていたのがほんとに・・・(え、空気を読んだんじゃなくて、素ではずしてるって? ほっとけ)

パンダーは守備がちょっとこわかったです。
クローゼに決められたのも、その前にサイドでパンダーがあっさりクロスを入れられていたからなあ。

ドイツ代表の得点はトロ。
バイエルンのブレノが最終ライン深くに残っていて、オフサイドをとりそこねたような感じでした。
マリンくんもけっこうえぐいシュートを打っていました。若者はどんなときもアグレッシブね。

主審はそういえばメルクさんでした。カーン最後の試合のときにユニフォーム交換してましたね。

ここからは余談ですが、試合の始まる前にいろんな人たちがカーンについて述べていて、モウリーニョがカーンをどう思うかと聞かれ、『ファンタスティック』と言ったときには思わず笑ったぞ。
というのも、アイルランドの放送局・TodayFMのPodcastにモーさんのパロディがあり、それをつい思い出してしまったので。
TodayFMのサイトにはもうファイルは残ってないけど、YouTubeに音声があったのでリンクします。このへんのパロディも面白いかも。暇なときにでもどうぞー。(プレミアが好きならもっと笑える)