【公式】ブジェラブ・U23の経験が生きている

シャルケU23からプロ契約したナッシム・ブジェラブのインタビュー。シャルケでU19からU23へ行くことは、トップデビューの可能性が極めて低くなったことを意味しますが、そこからプロ契約を勝ち取ったナッシムは『U23もクナッペンシュミーデ(シャルケユースアカデミー)の一部』と語ります。

Nassim Boujellab: Die U23 war prägend für meine Weiterentwicklung

Q: ナッシム、ブンデスリーガにプロデビューしてちょうど1年たちます。あの時の感触はどうだったかまだ覚えていますか?

A: とても胸が熱くなりました。私の大きな夢がまさに実現しようとしていることを意識しました。試合の細かなことははっきりとは覚えていません。でももちろん鳥肌が立ちました。

Q:それからすぐにフェルティンス・アレーナで初めてプレーしました。

A: ええ!DFBポカールでブレーメンとの対戦にスタメンで出ました。決して忘れません。トンネルを出て周りを見たこの感じ。説明するのが難しい。経験してみるべきです(笑)

Q: 2018/19シーズン終了の翌日にプロ契約を結びました。どうでしたか?

A: 家族と私にとって大きな意味がありました。自分たちの努力が報われたと確認したようなものでした。それにより大きな一歩を踏み出したのです。同時に、私がしっかりと定着できるよう、より一層がんばらないといけないと思いました。

Q: あなたはU19の後、シャルケへの道を外れてしまい、U23に移籍しました。なぜオーバーリーガのセカンドチームでのプレーを決めたのですか?

A: U19から直接プロチームへ上がれなかったことは少し失望しました。それからゲラルド・アザモアとトルステン・フレーリッヒがやって来て、私を納得させました。彼らはここで進路が終わりではなく、U23は私にとって非常に重要だと言いました。オーバーリーガは特にフィジカルを認めさせなければならず、ここは私もなんとしても改善したかった。一緒に話すことで、私にはまだ自分を証明する可能性があることがはっきりしました。
まさに私はそう受けとめて、さらに努力して、トップチームに上がるという気持ちを決して失いませんでした。U23はいつでもやる気をおこさせ、それからチャンスを手にしました。セカンドチームもクナッペンシュミーデの一部であり、ライセンスチームの基盤であることを忘れてはいけません。クナッペンシュミーデが成功したユース育成センターであることは広く知られています。このような経験をすることができ、多くの点で向上したことを本当に感謝しています。

Q: オーバーリーガで14ゴールをあげ、昨シーズンはU23の昇格に大きく貢献をしました。今シーズンはレギオナルリーガも時々手伝っていますね。元のチームをスポットでサポートすることは楽しいですか?

A: はい、もちろんです。仲間たちに再会して一緒にプレーするのはとても気持ちが良いです。トップチームでプレーしているからといって、彼らやその他全てを忘れることは決してありません。みんなとはよく連絡を取り合って、相変わらずお互いよくわかりあっています。U23で試合経験をさらに積むことができればありがたいです。

Q: 若い選手からプロになるにはどうしたらいいかと質問されたらどうアドバイスしますか?秘密のレシピのようなものがありますか?

A: 忍耐が非常に重要であることを学びました。忍耐と努力は私には不可欠です。もちろんサッカーの楽しさも忘れてはいけません。いつでも挫折があり、それにどう向き合うかは人によります。常にポジティブでいること、ハードワークがとても大切であることを私は知っています。いつかはそれが報われるでしょう。

Q: イーザーローンからシャルケへ移籍しましたね。クナッペンシュミーデへは何が決め手だったのでしょうか?

A: 当時いくつかオファーがありましたが、どうしてもシャルケに行きたかったのです。クナッペンシュミーデは世界中で知られていて、その一員になんとしてもなりたかった。一流の指導者の下で練習をし、経験をつむチャンスでした。

Q: クナッペンシュミーデで最も心に刻まれた時期はいつのことですか?

A: たくさんありました!(笑)。よく覚えているのはU16で、私がまだ新人だった頃、フランク・ファーレンホルストがすぐに大きな信頼を寄せてくれたことです。ノルベルト・エルガートのU19もとても重要でした。一生懸命練習をし、彼も信頼してくれました。こういう時間を経て、貴重なものを身につけることができました。U23では肉体的にハードになり、突然にそう簡単にはできないということに気がつきました。すべてが私にとって重要な段階でした。

Q: クナッペンシュミーデで最高の瞬間は何でしたか?

A: 最高の瞬間?素晴らしい時がたくさんありましたが、U17、U19、U23でダービー勝利を祝ったことがなによりも一番素晴らしかったと思います。

Q: ユース時代のどのゴールを特に覚えていますか?

A: パーダーボルンU23との対戦でした。私はそれまでも距離のあるところからゴールを決めていますが、それは間違いなく最も美しいものでした。25メートル弱だったと思いますが、コーナーへ力強く叩きこみました。これ以上言うことは?(笑)

Q: 背番号に特別な意味がありますか?

A: 私はU23でもすでに16番でした。プロになった時、直接番号を選ぶことができず、最初は41番でした。後でいつかは16番をもらうことが私には重要でした。なぜならセカンドチームでの時間が私を作ったからです。私のキャリアとさらなる成長、プロへの一歩を作ったのです。

 

シャルケ公式がいつの間にか日本語のページを削除してしまい、アーカイブという観点からとても残念に思っています。今後はできるだけこちらでも補足していきたいと思います。