相馬とか矢野とかギドとか

先週の日曜日にはビーレフェルト対コットブスの試合をたらたら見ていました。
ビーレフェルトはツィーゲが監督になり、ちょっと心配をしていたのですが、案の定というか、チームとしてのアイデアが乏しく、攻撃面での連携がかなり心配になりました。

コットブスは相馬がスタメンでプレー。ま、この試合は可もなく不可もなくという感じでしたが、楽しそうにドリブルで突破をかけたり、フェイント入れて抜こうとしたり、要所に相馬っぽいプレーが見られてちょっと面白かった。
相馬はお客様感がなくて、チームの一員としてしっかり認められている感じがいいですね。この先も期待。

木曜日にフライブルクはスイスのヤングボーイズと練習試合を行い、矢野貴章がデビュー。
Badische Zeitungに写真と記事が。

ドゥット監督はこの2週間の中断期間で、なんとかチームの再編成を試みたい様子。現在6人が怪我(あ、ローゼンタールも怪我なのね・・・)、4人が代表で抜けている状態。
貴章はフルで出場し、ドゥットはかなり彼のことを称賛しています。
72分に、ニクーからのボールをシュートするもクロスバーのちょっと上だったようで、もう少しラッキーだったら、最初の試合で初ゴールもあげられるところだったみたいです。
短い間にチームにもよくなじみ、ドイツ語の覚えも早いとのこと。こちらも期待。

あともうひとつ。

ギド・ブッフバルトのインタビューがブンデス公式に掲載されています。もう数年前からドイツのマスコミ的には、日本のことならギドに聞けという感じですよね。

ギドはインタビューで、いつもJリーグと日本人選手についてポジティブに発言するので、個人的にはとても好感をもっているのですが、このインタビューでも、Jリーグからやって来た選手たちがブンデスでもうまくやっていけることを確信していると述べています。
理由としては、技術的にすぐれていること、動きが早く、違うスタイルのサッカーをするということ。
もちろん、みんなはブンデスから学ぼうとして来ているのだろうけど、彼らはすでに驚くほどクオリティが高いとも言っています。

違うスタイルのサッカーというのは、ギドの説明によると、テンポが早く、それをゲーム中に大きく変えることなく、最初から最後までゴールを狙い続けること。そういう最後までプレーしようとする姿勢やベストをつくすことは、指導者にとってもいろんなことがうまくいく要因のようです。

『Asian players won’t just learn from the Bundesliga, the Bundesliga will learn a lot from them too.』
(アジアの選手がブンデスリーガから学ぶだけじゃなく、ブンデスリーガも彼らからたくさんのことを学ぶでしょう)

なんて、嬉しいことを言ってくれるじゃないの、ギド。