第32節 ボーフム対シャルケ

この前の試合と比べると、見違えるようによかったです、シャルケ。
ラキティッチの言うように、システムとスタメンを変更したのがいい影響をおよぼしているようで、少なくとも、中盤の真ん中と左寄りでプレーしていたラキティッチは、ハノーファー戦よりもずっとプレーしやすそうでした。
・・・なんてラキティッチの結果を見ればわかりますね、1ゴール2アシスト。
あと、ヴェスターマンとラフィーニャのオーバーラップが多かったのは、システム的に前にスペースができやすかったからだと思います。この試合を見に来ていた新監督のルッテンの目にはどう映ったでしょうね。

【Tore】
0:1 Asamoah (34., Kopfball, Vorarbeit Rakitic)
0:2 Rakitic (67., Rechtsschuss, Halil Altintop)
0:3 Bordon (85., Kopfball, Rakitic)

【VfL Bochum】
Lastuvka – Pfertzel, Maltritz, Yahia, P. Bönig – Zdebel – Azaouagh, Dabrowski – Ono – Epallé, Sestak
(62. Grote für P. Bönig,74. O. Schröder für Azaouagh, 82. Mieciel für Dabrowski)

【FC Schalke 04】
Neuer – Rafinha, Bordon, Krstajic, Westermann – Jones – Halil Altintop, F. Ernst – Rakitic – Asamoah, Kuranyi (81. Larsen für Kuranyi, 86. Sanchez für Asamoah)

 
試合後のハイライトをDSFでやっていましたが、やっぱり冒頭で昨年の終盤にあった対ボーフム戦のことに触れていました。
うむ、あの試合はドルトムント戦より重要な転機になった試合だと思っています。
ミシモビッチとゲカスのゴールは忘れないぞ。あの試合に勝っていれば『うちら50年リーグ優勝してません』記念日(笑)なんてものはなかったと思っています。

写真は先日のハノーファー戦でサポが売っていたファン雑誌。表紙は『50年間リーグ優勝なし!』って感じですかねー。



ボーフムの面白いところは、なぜかご近所さんに強いということでしょう。
シャルケ戦はエパレ、小野、ミムンと、ボールを落ち着かせることのできる選手をスタメンで起用してきました。そのせいか、この日のボーフムはかなりよかったと思います。試合自体もいつもより内容のある面白いものになっていました。

シャルケはまず34分にラキティッチからのクロスを受けたアザモアがヘッドで先制。このとき、ジョーンズからのラキティッチへのパスはラインを割るとでも思ったのでしょうか、一瞬ボーフムの選手の動きが止まっていました。

さらに後半67分、ハリルが右サイドからドリブルで深いところまであがり、ラキティッチへパス。
アザモアが前でDFをつっていたので、ラキティッチは少し距離があったのですが、ほぼフリーの状態でこれを決めて2点目。
これはとにかくパスを出したハリルもよく見ていたとほめるべきでしょう。

3点目は結果的に小野が与えたファールが失点の起点になってしまいました。ペナルティエリアのすぐ外でFKを与えるのは、ちょっとチームにとってきびしいかなあと。
ラキティッチのFKからボルドンの素晴らしいヘディングで3点目。勝負あったという感じです。
ただ、ボルドン、ヴェスターマンのふたりをフリーにしているのは、セットプレーの守り方として気になりました。ときどき傍観者になっていることがありますよね、ボーフムの守備陣。



さて、7日のHSV対ブレーメンの結果待ちですが、シャルケはまたしても暫定2位に浮上。HSVが負けるか引き分けで今期の3位以上が確定します。