11月10日でロベルト・エンケが亡くなって1年が経とうとしています。
朝、寝ぼけ眼でニュースをチェックしていて、『Enke ist tot』という文字を目にした瞬間のことは今でも鮮明に覚えています。
エンケの大ファンで彼を追いかけていたというわけでもなく、ただ、その人柄に好感を抱いていただけの私でも、彼の亡くなった時の喪失感は言葉にできないものがありました。
なにか言葉を発することが本当にむなしく感じられて、ブログも更新することができず、立ち直るのに何週間もかかりました。
いまだに、立ち直るきっかけとなったバラックの言葉、『People have weaknesses, we should accept it』 をときどき思い出します。
数週間前になりますが、ハノーファーの監督であるスロムカが、エンケが亡くなった後のチーム状態について語っていました。
楽しむということが大きな問題となった。
トレーニングの最中に笑ってもいいのだろうか?ゴールをした後、歓声をあげてもいいのだろうか?
ポイントを取ったことを喜んでもいいのだろうか?
選手にそうしてよいことを明確にすることが、私にとって一番大きな問題だった。
これ読んだ時、ちょっと泣いたんですよね。
エンケが亡くなった後、どれだけチームメイトに重圧がかかっていたのか。監督やコーチ陣がどれだけ苦しい状況にあったのか。
そう思うと、ハノーファーが昨年残留できたことがほんとによかった、と思えてなりません・・・。
すごくエンケっぽくて、見た瞬間にこっそり保存してしまっていた写真。2008年頃のもの。彼の動物愛護活動に関する記事に掲載されていたものだったと思います。
Ruhe in Frieden, Enke.
あれから1年ですね。
>エンケの大ファンで彼を追いかけていたというわけでもなく、ただ、その人柄に好感を抱いていただけの私でも、彼の亡くなった時の喪失感は言葉にできないものがありました。
まさに同じ気持ちでした。AWDアレーナでのお別れ式をテレビで見ながら涙がポロポロ。身内でも友人でもないのに、自分でも何故なのか分からないくらいずーんと大きな悲しみがありました。
エンケが亡くなった後のハノーファーの初戦はシャルケでしたね。試合後、インタビューに答えたハノーファーのキャプテンが涙を流しながら「サッカーをするどころではなかった」というようなコメントを残していた記憶があります。
私もkamecaveさんと同じ言葉を。
Ruhe in Frieden, Enke.
>ハンザさん、
1年たってしまいましたね・・・。
私も当時は何のニュースを見ても涙が出てしまい、どうしようもありませんでした。
シャルケの試合とその前に代表戦がありましたよね・・・。
プレーをしなければならない選手たちもほんとにつらかったと思います。
ほんとにエンケには安らかに眠ってほしい。それだけです。