空路、ロンドンへ

【ドイツ・ロンドン観戦旅行記 vol.11】

デュッセルドルフの空港からロンドン・スタンステッド空港まで1時間。時差も1時間。ほんとにあっという間です。

機内でスタンステッド・エクスプレスのチケットを売っていたので、カードで買い、漢字でサインをし始めると、スチュワートの兄ちゃんが『おお、イエス!』と思わず声を上げる。
ちょっ、そんなに漢字に感動するなんて、ういやつ。漢字くらいなんぼでも書いてあげるよお。なんなら全身耳なし法一状態にしてやってもよいぞ。

しかし、1時間の飛行でコーヒーとチーズベーグルサンド(しかもかなり旨い)が出るなんて、サービスいいです、Air Berlin。しかもミルクと砂糖がダルマイヤーのものだったことに感動する。高級食材店なんじゃないの?
ユーロが高くなっているので、若干割高感はありますが、それでも片道13,000円を切るくらい。
実家(山口)を往復するより安いんですけど、デュッセルドルフ−ロンドン往復。



ロンドンのイミグレでもやたらと質問攻めでした。
UKの入国審査、きびしいー。リバプールはそうでもなかったけどなあ。
ホテルの予約コピーを見せろと要求されるのは言うまでもなく、観光と答えてもどこへ行く予定だ、何をする予定だ?とつっこまれるので、素直にサッカーを見に来たと言ってみる。
それでも何の試合だ、いつあるんだ、とがんがん質問されると、なんか悪いことをしているみたいでちょっとどきどきします。

シャルケとチェルシーの試合をドイツから見に来たというと、係りのおっさんが初めて、『ああ、アウェイゲームなんだな』とちょっとだけほほえんでくれました。
魔法の言葉か、『シャルケ』?
いや、ちょっと待て。アウェイゲームって言葉がなぜでてくるんだ。
もしかして、知ってていろいろ聞いてたのか、おっさん。

スタンステッド・エクスプレスという響きから想像していたのとはだいぶ違う、小汚い電車で45分、リバプール・ストリート駅に到着。ガイドブックの記述ほど遠くは感じない。(成田に比べると)

ドイツはどんな駅にいってもほとんどコインロッカーがあるのですが(大4ユーロ、小3ユーロ)、リバプール・ストリートは荷物預かり所だけで、荷物ひとつにつき6ポンド。ひー、高けー。
値段を聞いてほぼ全員、預けないまま出て行きます(当然やな)

疲れたので駅構内のコーヒー屋さんでお茶をしていたら、年配のおばさんに話しかけられ、時間つぶしにだらだらと世間話。
コンピュータの勉強をしていると言っていたけどほんとかなあ。

それにしても、前にロンドンに来たのは92年なので、なんと15年ぶりなのです。
なんか前回より人が、人が、人が、あふれているうううう。

ヨーロッパの冬は寒いと聞くので、いつもけっこう厚着をしていくのですが、今までこれは寒いっ!という目にあったことがない(2月のリバプールでさえも)。
ロンドンの地下鉄や建物の中が異常に暑くて、荷物を抱えて歩くので汗をかいてそのまま外気に触れるというのを繰り返していると、これはへたすっと風邪ひくなあという感じでした。(実際に引いてしまうのだけど)

人の多さと階段の上り下りに疲れ、一日にして、うう、ドイツに帰りたい・・・と里心がついてしまいました。とほほ。

その後の行動は→『ロンドン、ミイラ、恐竜』につづく。