ベラルーシ戦とか代表選出の話はちょっと置いといて。
先週の金曜日に引き続き、今日はU-21の親善試合がありました。
前回同様、北の方の都市・リューベックが会場でしたが、デンマークに近いところでやりましょ?なんて配慮したんですかね。
デンマークのスタメン、始まった時にはKickerではまだ情報がありませんとでてましたが、長めのブロンドにヘアバンドが多く、私には全員がポウルセンに見える・・・。
あ、知っている選手発見。
デンマークのGK、カスパー・シュマイケル。
マンチェスター・シティにいたころに見たことがあります。いつの間にかコベントリーにローンに出されていたのね。
お父さんはかのピーター・シュマイケル(←実は昔好きだった)
カスパーもデンマークじゃなく、イングランドのGKになんて話がBBCであったりしたけど、(ひなきさんちのこのへん参照。『次のイングランド代表正GKは?』)今日の試合を見る限りではそんなにいいかなあ・・・って感じでした。
顔はちょっとトーレスみたいで、赤ほっぺが初々しい。
さて、ドイツU-21のスタメンはDFラインを多少入れ替えてきました。
GKはノイアー。DFが左からビーラー、フンメルズ、ブンゲルト、ベック。
中盤は左からフント、ケディラ、ローゼンタール、エズベック。
FWは左がヘラー、右にヘニングス。(選手の所属などはDFB公式を参照ください)
ウクライナと違い、デンマークはわりと中盤からプレスに行っています。そう思うと、ウクライナ戦は面白いようにスペースが生まれていたなあ・・・。
ドイツはCBを入れ替えたせいなのか、終始ラインが低く、デンマークがコンパクトに守っている分、なかなかうまく前にボールを運ぶことができません。
ヘニングスが左に流れてくるので、ヘラーのスペースがなくなり、ドリブルや動きの質で勝負のヘラーにとってはけっこう持ち味を出しづらい試合だったんじゃないかな。
最初のうちは、前に動きの少ない遅い展開でした。ヘラーをうまく使った方が面白いと思うんだけど。
ケディラは相変わらず雑なパスを出すので、私的には微妙なんですが、スペースにでて、ボールを受けて仕掛けるのはうまいなあと。
あと、前の試合でも思ったけど、ベック、かなり好きかも。
サイドバックの選手は基本的に注目してしまうのですが、タイミングのいいあがりだけでなく、守備のセンスのある選手が好き。
そして、上がったらちゃんと仕掛けられるか、質のいいクロスを上げられるか、そのあたりもポイント・・・ってかなり要求高い。(笑)
ベックのクロスは正確で、相手選手のかわし方もうまいです。
デンマークは右サイドの選手ですが、11番のニールセンが積極的に前に出て、対面のビーラーがあっさりと裏を取られたりしてました。
デンマークはいい感じなんだけど、かんじんなところでパスミスが多く、なんか双方ともに間延びした試合だなあと思っていたら、30分すぎにクリステンセンという選手がミドルシュートを打ち、それがポスト左を直撃。
ノイアーもびっくり。ひいい。いきなりの危機に逆にちょっと笑ってしまう。
さらに私のメモでは『26、かんべんしてくれよ』となっているので、ローゼンタールだと思うんだけど、軽い守備で相手にシュートを打たれ、ノイアーの好セーブで難をのがれるというシーンも。
そのFKからゴール前がヘディングで混戦となり、ますますピンチを招きます。
なんだか急にデンマークに流れがいっちゃったなあと思ったら、その1分後、フントが25メートルくらいの距離からこちらもロングシュートを狙ったところ、カスパーがキャッチに行こうとして、はじかれ、ボールはそのままゴールへ。
・・・あら、先制(笑)
カスパーに非があるというわけではなく、あれは蹴ったフントがうまかったなあと。
後半からデンマークのGKは替るのですが、フントは59分にもいいミドルを打ち、それをGKがはじいたところをヘニングスが決めるというシーンもありました。あれは実質、フントの得点だなあ。
デンマークは試合をリードしていた11番のニールセンが、エズベックのスライディングにやられて負傷退場したのが痛かったかも。
エズベック、こわいよお。ややアフターで、もろ足首行ってるし。
この試合、11番をつぶせばいいんだなと思ってるな、こいつ・・・って気がして、かなり私の心象を悪くしました。
ドイツは後半になってだいぶ選手交代をしたのですが、80分にはセットプレーからランゲがヘディングで3点目(というか、相手選手のOGっぽかった)、さらに87分にはケディラ、バーテルスとつないで、シンドラーのクロスにクルーゼのシュートで、だめ押しの4点目をあげました。
デンマークやウクライナのアンダー世代がどのくらいの実力なのかわからないので、客観的な評価はできないですけど、この2試合を見る限り、ドイツ代表と彼らにはだいぶ実力差があるように感じます。
ただ、A代表でも見たいなと思うような選手がいるかと思うと・・・、ノイアーくらい?
デヤガーやエズィル、あとマリンが入ってくるとまた違ってくるんだろうなという気はしますが。
U-21は次は8月に欧州選手権の予選でモルドバと対戦します。
>ドイツ代表と彼ら(デンマークやウクライナのアンダー世代)にはだいぶ実力差があるように感じます
U21デンマークは、試合経験の無い選手が大半なのでキツいと思いますよ。
自国のリーグ戦自体のレベルと試合数も問題ですしね。
(U19辺りだと、まだ他の国でもトップリーグでプレーする選手が少ないので差がつき難いかと)
小さい国ですから「狭い」年代別だと、苦しい事に変わりないです。
(アッガーや、カ-レンベルグ世代のU21には結構目立つ選手が居たので、見劣りするかも)
一方、A代表&U19に「攻撃のキーマン」を召集された桜組は、どうなることやら…
> I loved reds!さん、
どうしてもアッガーのイメージが強いので、デンマークの若手にすごいのがいるんじゃないかという期待をもって見てしまいます(笑)
でも、U19世代、思ったより悪くなかったです。そのクリステンセンという選手が負傷退場するまで、前半は互角でした。
>A代表&U19に「攻撃のキーマン」
若手にいい選手がいるチームはほんとに苦しいですよね。
千葉はいまのところ、代表にとられる選手がひとりくらいなので助かってます。