ケルンにおける愛の形?

書き飛ばしていた旅行中のできごとをちょこちょこっと。
ケルン中央駅とケルンメッセ・ドイツを結ぶホーエンツォレルン橋の途中から、ケルン大聖堂を眺める景色が好きです。



そして、ホーエンツォレルン橋には、私がケルンにいた2008年当時にはほとんどなかった新しい現象があります。
それはこれ。鍵。線路脇の金網にびっしりと取り付けられた様々な形の『Liebesschlösser』(愛の錠)。
中にはこんなバカでかい鍵も(アホかw)
なぜこういう現象が起き始めたのか、そのルーツはWeltの特集によるとどうもよくわからないらしい。(『Warum Paare Vorhängeschlösser an eine Kölner Brücke hängen』
ただ、2008年の夏くらいからぼちぼち現れ始めたとか。ドイツ鉄道は落書きみたいで景観をそこねると一度はワイヤーカッターで撤去する宣言をしたそうですが、恋人たちの猛抗議にあったみたいです。



でも道路にスプレーで書いてあった言葉が一番うけました。
『Liebe ist nur ein Traum』(愛とはただの夢である)
なるほど。だからこういう形で愛を誓い合わないと不安になるのかもね。



さて、ケルンで見つけたもうひとつの愛の形。

中央駅からホイマルクト方面へ歩いていく途中に『Brauhaus Sion』があります。ここはSionというケルシュビールのお店です。
お店の脇にはなにやら枯れ木が・・・。



近寄ってよく見ると、女性の名前が書いてあります。



これは、以前にも書いたことがありますが(『アーヘン観光・その1』)、4月か5月頃の祝日の前夜に、好きな子の家の前に飾り付けをした木をこっそりくくりつけるってやつだと思います。
朝起きてびっくり・・・誰か私のことを好きなのね?と驚くという・・・。

初めて聞いた時はまあ、ロマンチックと思ったけど、片づけられなくてそのままいつまでも放置しているところも多々あるそうで。
このエピソードが書いてある文献をなかなか探し出せないのですが、誰かご存じないですかー?(私はこの話をケルン在住のドイツ人女性から聞きました)

Glück ist Liebe, nichts anderes. Wer lieben kann, ist glücklich (Hermann Hesse)