ノイアー・インタビュー@SPOX その1

SPOXにノイアーのインタビューが掲載されています。
超長いので、2つに分けます。(その2

Q : ノイアーさん、シャルケにはなぜ平和が訪れないのでしょう?

A : ぼくたちはとてもエモーショナルなクラブです。だからドイツではバイエルン・ミュンヘンについでファンも多い。目下のところ成績はあまりよくないし、ポイントもとても少ない。チームの外で起こっていること、どのような決定がなされるかということに、ぼくたち選手は影響を与えることができません。ぼくたちが上と協力しあっていれば、また違ったことになっていたかもしれないけど。

Q : 来シーズン、インターナショナルの試合がないと、クラブはお金を節約しなければいけません。ご自分のキャリアについて考えてみたりしますか?

A : いいえ。ぼくたちはインターナショナルでプレーする権利を有しているし、すべての選手がそれを望んでいます。チームにはそれだけのクオリティが確実にあります。

Q : クラブは、あなたやヘヴェデス、ヴェスターマン、ジョーンズと新しいチームを作り上げたいのですね。若い選手にはとても大きな責任ですね。

A : みんな、うまくこなすことができると思っています。ハイコはA代表の試合を通して、すでに経験を積んでいる。ベネディクトとぼくはU21でレギュラーです。そこでぼくたちはたくさん学んだし、責任をともなうことについては問題ない。
ジャーメインはどのみちすでに十分経験があります。

Q : では正しい方向へと、正しいステップを踏んでいると?

A : もちろん。だから今シーズン終了までに、すべてが元の所へ戻るか見たいと思っています。

Q : 沈みかけた船から逃げようと考えたことは?

A : いいえ。ぼくはクラブが先頭に立つ人に必要としていることに手を貸したいと思います。ぼくたちは小さな危機をむかえています。ぼくは正しい方向へ戻るために、責任を持ちたいと思っています。

Q : オリバー・カーンやルディ・フェラーがシャルケのマネージャー職を断りましたが、残念に思いましたか?

A : 経営陣はきっと正しい決断をするでしょう。

Q : すでに誰がなるか知っていますか?

A : いいえ。でも重要な決定を急いで決める前に、クラブ側から時間をとってもらえるといいなと思います。

Q : ルッテンの解任をどう思いますか?

A : 原則として僕たちが負けた試合のせいです。選手は試合に勝たせなかったということで大きな責任があります。誰が来ようとも、またそれが世界でベストの監督であろうともです。
選手がピッチで機能せず、表では少ししかゴールを決められず、裏でたくさんお金をもらっていたのでは、勝つことができないのは明らかです。
すべてを監督に押しつけることは間違っているでしょう。フレッド・ルッテンはここでたくさんの人を助けて、ぼくたちに将来につながるいろいろなことを教えました。

Q : シャルケは伝統的に労働者のクラブですが、同時にビジネスを大きくすることにも積極的にかかわりたいと思っています。どのようにしてこの二つを合わせていくのでしょう?

A : 働いてなければ、成果をグラウンドにもたらすことはできません。その点ではすでにフィットしています。

Q : ファンの側から言うと、過去に、何人かの選手はシャルケの文化と一体化していないという批判を聞きました。

A : サッカーはすごく変わりました。みんなの要求に対してもはや簡単に応えることはできません。それでもまだ選手とクラブがひとつであるという例が十分にあります。
ベネディクト・ヘヴェデスやダニー・ラッツァはゲルゼンキルヒェンの出身です。ぼくはシャルケに相当長くいます。たとえぼくたちのチームに南米の選手がたくさんいたとしても、何もかもを十把ひとからげに扱うことはできません。

Q : 批判についてクラニィを気の毒に思いますか?

A : 批判は普通だと思うし、サッカーにはつきものです。もちろんケヴィンのは少し行き過ぎだと思うし、僕の考えでは彼にふさわしくない。

Q : この批判は彼個人のせいではないと?

A : もちろん、彼も間違いをおかしています。物事を誤って判断したので、それがブーメランのように戻ってきたのです。ただ彼がそれから学んだこともわかっています。
彼はいつでもピッチで結果を出そうと試みています。みんなじっとこらえて、彼にチャンスを与えなければいけません。彼は過去3年間、ずっとシーズン15ゴールもあげてきました。そして今もぼくらのトップスコアラーです。

Q : あなたはご自分のホームページでハンブルク戦でのミスをとてもオープンに語っています。それはミスに対するあなたの対処の仕方なんでしょうか?

A : そうですね。サッカーにはふたつのサイドがあります。ぼくは敗戦は自分の責任として引き受けて、監督やチームメイトが他からの激しい批判から少しでも逃れられるようにしたいんです。ぼくたちは今、なんとも腹立たしい状況にあり、ぼくの失敗がなかったら、あの試合は違うことになっていたのは確かなので。

Q : 批判されるようなことはしていないと?

A : そうではなくて。どのみち、何が起こったかわかっているのに、どうして肝心な点を避けて話さなくちゃいけないのかなと。
ぼくはピッチに立って、状況がどうだったか最も良く判断できました。自分がその場に居合わせて、どう判断したかわかっていました。

Q : でも、あなたはまだ勝利を手にしたときのことを書いてませんね?

A : ぼくはそういうのを書くようなタイプではないんです。ケルン戦での勝利を守り切ったので、ぼくに感謝してもいいんだよとかね。それはぼくには必要ないのです。

その2に続きます。