シャルカーはシルバーコレクター

2011 CONCACAFゴールドカップも、U-21欧州選手権も終わりました。
ええ、『シルバーコレクター』とのタイトル通り、シャルケの選手はどちらの大会も準優勝どまりでした・・・。

U-21欧州選手権は準決勝の段階で、マリオのいるスイスとモラヴェクのいるチェコが対戦。延長まで行ったのですが、結局、メーメディがゴールを決めてスイスが決勝へ進みました。

スイス、決勝の対戦相手はスペイン。おお、南アフリカ・ワールドカップの再現かー。

スペインはほんとにタレントが揃っていて、私はこの大会ではスペインの試合は対イングランド戦を見ただけですが、ほんとに小憎らしいばかりのボール回しでした。ま、イングランドが硬直したサッカーだったというせいもあるけど、あまりに対照的で違いが(優劣ではなくサッカーの性質と言う点で)際立っていて、ある意味すごく面白かったです。

決勝は解説の名波さんも言っていた通り、多少スペインらしくはなかったかな。逆に言うとスイスがゲームプラン通りに進めていたのかもしれない。なんといってもスイスは390分無失点。守備の堅さには定評があります。
押しているときにスイスが先制点を上げていれば、展開がどう変わったかわかりません。ただ、サスペンションから戻ってきた中盤のシャカがあまりぴりっとせず、彼のところでボールを失ってスペインに攻め込まれるというシーンも何度か見られました。

マリオ・ガヴラノヴィッチは53分にピッチに登場。
献身的に前からボールを追ったりしていましたが、なかなか決定的なチャンスは回ってこず、見ててちょっと歯がゆかったです。

スペインは前半41分に後ろからのクロスを飛び込んできたエレラがヘディングできれいに決めて先制。素晴らしいゴールでした。
スイスもセットプレーから決定的なチャンスがありました。

後半81分、この大会得点王になったアドリアンとジェフレンが交代。その直後の距離のあるFKをチアゴが直接決めてスペイン2点目。
選手交代でスイスの選手も多少気を取られたでしょうか。早いセットプレーに、GKのゾマーは少し前に出ていて対応できなかったみたいです。むー、スペイン、こしゃくな・・・。

負けたスイスは残念ですが、マリオも含めこれからのA代表を担っていく素晴らしいチームだと思いました。五輪の出場権も獲得したんだよね。
あとシャキリがめちゃめちゃ気に入ってしまったー。
最初のうちは強引すぎてなんだこいつーと思ったけど、試合を見るにつれだんだん好きになってきました。これからがほんとに楽しみです。

チェコは残念ながら3位決定戦でベラルーシに敗れ、五輪の出場権には手が届きませんでした。モラヴェク、残念だよー。
 

さて、2011CONCACAFゴールドカップ決勝は日曜日の朝にライブで見ました。アメリカの対戦相手はメキシコ。
満員になったローズボウルはとても素晴らしい雰囲気でした。



試合は開始直後からメキシコがどんどん攻め上がります。アメリカはとにかくその攻撃をしのぐ一方。ボールを取っても最初のうちはGKのハワードのロングフィード頼み、おまけに途中でチェルンドロは怪我でさがってしまうし、これはどんな試合になるんだろうとハラハラしました。

ところが意外なことに先制したのはアメリカ。
セットプレーからブラッドリーが見事なヘディングでゴールを決めました。おそらくアメリカにとって初コーナーキックだったはず。
さすがにアメリカのセットプレーは迫力がありますよねー。

そして23分にはドノヴァンのゴールでアメリカが早々に2-0とリード。

展開の早い試合は29分にバレラのゴールでメキシコが1点返し、36分にはグアルダードの蹴ったボールがGKハワードのお腹の下をかいくぐってゴールへ。
この時、ゴール前でオフサイドポジションにいたチチャリートが、オレ、触ってませんよって態度でひらりとボールをまたいで行った態度に大笑いしました。
前半終了して2-2、とにかくスピーディで熱い試合です。

追いついて勢いのあるメキシコは後半もアメリカを圧倒し、50分にバレラが、76分にドス・サントスが芸術的なゴールを決めて試合を決定づけました。日曜の朝から面白かったぜいー。
ジョーンズはアメリカ代表としてタイトルに手が届かず残念だったけど、代表のあなたはとてもよかったよ!

こちらは怪我で途中交代したメキシコのマルケス。バルサ時代、好きでした・・・(相変わらずかっこいい)