J2第21節 福岡 1-0 仙台

土曜日はレベスタに福岡対仙台の試合を見に行ってきました。サッカー生観戦、久しぶりでうれしいなー。



福岡は19節でようやく横浜FCに勝ち、11試合ぶりに白星を挙げたのですが、翌20節では草津に負け、どうしても調子の波に乗ることができません。一方、仙台は4連勝中なので、試合前から勝ち負けよりも今日はサッカー気分を楽しめればいいか、って感じでした。ちなみにレベスタの観客も梅雨の晴れ間の土曜日にもかかわらず、5,000人。客は最初からちょっぴりあきらめムードかも。

こちらは仙台のサポーター席。



仙台の試合を見るのは今季初めてです。仙台はわりと好きな選手が多いなー。特に菅井が好き。
時折、日が差すのでかなりピッチ上は蒸し暑かったと思います。福岡は運動量の少ないチームなので、点を取るなら早めにと思っていたのですが、仙台にペースを握られなかなか思うようにチャンスがつくれません。
ただ、あれっ?と思ったのは、意外と仙台のDFラインはゆるいなと感じたこと。チャンスの数は少ないながら、高橋がやや下がり目でボールにさわったり、うまく抜けてシュートを打ったりと、楽にプレーできる場面がありました。

福岡は釘崎が左SBでしたが、最初のうちは対面が関口、菅井だったので、かなりイヤだったのですが、途中から仙台は関口と梁を入れ替えてきました。正直、入れ替えない方がコワかったので助かったかも。梁が右に来てから、ボールは仙台がキープしているものの、前線まで押し込めなくなった気がしました。
ま、後ほどまた戻したんですけど、愚直に同じパターンでサイドを押してこられた方がほんとはイヤよね。
釘崎はいいクロスボールを蹴るので、今後がちょっと楽しみー。

後半に入り、仙台はますます攻勢に出ます。福岡はほとんど防戦一方。
セットプレーからエリゼウが打点の高いヘディングを放ちますが、枠の上をわずかに超えて行った場面はどきどきでした。
ただ、ここではFWの大久保が大活躍。あと2回くらいセットプレーがあったのですが、彼がどちらも競り勝って仙台の攻撃を押さえていました。
素晴らしいわー。巻なみにセットプレーの守備がうまいかも(笑)。

仙台はここで点を取らないと、暑さもあるし、思っている以上に後半がっくりきちゃうだろうなーなんて考えていたら、大久保のパスカットから福岡がカウンター。最後は高橋からのパスを受けた岡本がきれいにゴールをきめます。岡本、うめえええ。
まさかの(ごめんなさい)福岡先制にレベスタ、大喜びです。

その後、仙台は平瀬に替えて中原を入れてきます。それからはほぼ中原を走らせるだけというサッカーになってしまったので、もしかしたら福岡としては対処しやすかったかも。
それでも仙台には決定的なチャンスが2回ありましたが、一回はえええ、はずすかー?というシュートをゴール前ではずし、もう1回はクロスバー直撃でした。
負けていてもおかしくない試合を、なんとかDF陣が最後までよく頑張りました。

高橋に替って入ってきた黒部が、試合の中で自分が今しなければいけないプレーというものを理解してくれていたら、もうちょっと楽なのに・・・という気がします。ジェフ時代からそういうところは変わらないね。
それに比べて、宮本亨ちゃんの素晴らしさときたら。
地元出身の選手なのでかなり応援しているのですが、亨ちゃんのいいところは、やらなければいけないことをきっちりとやるところ。
決してうまい選手ではないんだけど、後半32分に入ってきて、試合終了までちゃんと守り抜くところがえらい。

こちら、私的、DFラインのMVP長野(どう考えてもマコチャンがMVPは微妙)とチームMVPの岡本とゲーム・クローザーMVPの亨ちゃん。



試合後のマコちゃんのインタビューやら大久保の歌やら、なんだかすごくいい雰囲気になって、行ってよかったーと思いました。やっぱり勝つっていいよねえ。