U21欧州選手権 : ドイツ対イングランド

グループリーグ最終戦です。
この試合の前まで、イングランドは勝ち点6、ドイツは勝ち点4、それに続いてスペインが1、フィンランドが0。
イングランドの勝ち抜けは決まっているので、ピアースはメンバーをあれこれいじってきました。あとミルナーが累積とアグボンラホーが怪我で出場できないようです。
GKはハートの替りにローチ、システムは4-4-1-1で、ローズとキャンベルが前線にいます。
ドイツも似たようなシステムで、トップにはデヤガー、その後ろにエズィルといった感じ。

　

　
20時45分試合開始でもまだとても明るいです。いいなー、薄暮の欧州。なつかしい。

試合はイングランドがキックオフから押し気味に進めます。特に右からドライバーが何度もチャンスを作ります。ドイツの左サイドは予選までべーニッシュでしたが、怪我をしてしまったので、21番のシュメルツァーがプレーしています。なんだかちょっと危なっかしいの。
イングランドはDFラインがかなり高い位置を保って、コンパクトにがんがん攻めていたのですが、ライン高いなーと思っていたらやっぱり（笑）、開始5分にしてオフサイドラインを破られ、ボアティングのパスからカストロが抜けだし、GKローチの股をぬいてゴール。電光石火の先制点でした。

点をとられはしたのですが、その後もイングランドがゲームは支配しています。ただドイツもパスがきれいに通るので、どちらも見ていて面白い。
イングランドから見て右側をドイツはいつもがらっとあけちゃうので、そこへ走り込んできたドライバーにフリーでボールが入り、かなりいいクロスを上げられるということが何度もありました。シュメルツァー、ちょっと戻りが遅いよ・・・。

あと、CK与えすぎｗ。前半終了して、イングランドのCK8って何よ（ドイツは0)。
特にイングランドの得点につながったCKなんて、べつに外に逃げる必要もないボールなのに、ボアティングがあっさり出してしまい、そのセットプレーからロドウェルがヘディングで決めたんですよね。あーあ。
しかし、ロドウェル、いい選手だー。えばとんの選手なのか。
このときのドイツの守りはみんなニアに固まって、なぜかファーはがら空き、そこへロドウェルがうまくベックの前に入って決めていました。セットプレーの守備、ちょっと微妙だ、ドイツ。

後半に入り途中まではお互い攻守の切り替えが早く、とても面白かったです。
イングランドのドライバーはすごくスピードがあり、しかもクロスがけっこういいので、かなり武器になってます。
75分くらいに、やはりクロスからドイツがCKを与え、ちょっとノイアーがエキサイトしてました。ただ、CKからのジョンソンのシュートはノイアーがキャッチ。

さすがに80分すぎてからはイングランドが最終ラインでボールを回し始め、引き分けにしませんか的なプレーをしてきました。この時点でスペインが2-0でリードしていたので、イングランドとドイツは引き分けで双方、グループリーグ突破だったのです。しかも、引き分けならイングランドはトップ通過ですし。
しかし、ドイツとしては勝ってトップで通過したいのか、まだがんがん攻めに行こうとしていて、その対比が少しおかしかったです。

結局、1-1の引き分けでタイムアップ。
イングランド 7、ドイツ 5、スペイン 4、フィンランド 0で、イングランドとドイツが準決勝へ進むことになりました。
いや、なかなか面白い試合で楽しかったわー。