新しいコーチ陣について

書きかけては、でも新しい展開があるのかもとほのかに期待しつつ待っていたのですが、今日、新しいキーパーコーチが発表になり、ああ、やっぱりないなと理解したのでようやく書くことにします。
ルッテンが去った後、臨時に監督を務めていたビュスケンス、ムルダー、レックの3人は、来期マガトの下にポジションはありません。

こちらはアシスタント・コーチに関するアナウンス。

トレーニング開始の前日にマガトの記者会見があり、その席でコーチ陣について話がありました。
そして、ヴォルフスブルクでマガトと共に働いていたJosef Eichkorn、Bernd Hollerbach、フィットネスコーチだったWerner Leuthardがそれぞれシャルケでもマガトのスタッフを務めることになりました。
Eichkornはシュツットガルト、バイエルン時代から、Leuthardはバイエルンから、Hollerbachはヴォルフスブルクからずっとマガトと共に働いています。

それにともない、ムルダーとビュスケンスはポジションを失います。キーパーコーチのポジションは空いていたのですが、6月いっぱいで契約の切れるオリーも、今日、新しいキーパーコーチが発表になったのでシャルケと契約を延長することはありません。

キーパーコーチとして就任したベルント・ドレハーはカーンの控えとして、バイエルンで10年を過ごし、2003年頃からバイエルン・ユースのGKコーチを務めながら、ゼップ・マイヤーの補佐をしていたようです。ただ、マガト時代の05/06に半リタイア状態から再度バイエルンとプロ契約をしてリーグ戦でプレーしたりしています。

当たり前ですが、ビュスケンスはかなり怒っています。こんなシーズンの始まる直前になって『きみたちとは一緒に仕事をしない』と言われるのではなく、もっと事前に知らせてほしかったし、彼は自分の指導者としての勉強のために、マガトと一緒に仕事をしてみたいという希望も持っていたようです。

私がマガトを一番見てたのはバイエルン時代なのですが、そのころから、まあ冷たい・・・というか必要ないことには労力をかけない人だなあと思っていたので、こういうことはありうると予想していたけど、彼ら3人はシャルケの歴史でもほんとに重要な選手たちでもあったわけで、こういう扱い方はやっぱりクラブとして問題あるよなあと思います・・・。

 

新しいコーチ陣について」への6件のフィードバック

  1. う~ん。
    この3人衆に未来がないのなら、先シーズンが終わった時点ではっきり言えばよかったのですよねぇ。おそらく、フロント陣も全く判ってなかったんでしょう。
    すべてはマガトに任せるとテニエスも断言してたことですし。
    マガトは無感情なことで有名ですし(でも、だからこそ彼はものすごくエモーショナルだと思うのですが)不要なものはバサバサ切っていきますよね。今回もその例に漏れなかったと。
    でも、そのマガトでさえもビュシュケンスとの最後の話し合いは、つらいものだったと、どっかの記事で読みました。
    他にもDr.パパも解雇になっちゃたし。ホントに誰もいなくなってしまいましたね。
    新たな出発というのはいいのですが、それはあえて結果がうまく行ったらで、もしうまくいかなかったらいろいろと批判がでそうです・・・。
    とりあえずは様子を見るしかないですよねぇ。

  2. >しょーちゃん、
    >ビュシュケンスとの最後の話し合いは、つらいものだった
    私もそんな感じの記事を読みました。どこだったけかな・・・。
    切られるのはなんというか、トップが替ったら下も一気に変わるのはよくあることなので、まあ、仕方ないかなと思いますが、もうちょっとやり方はあったとは思いますねえ。ま、マガトはそういう人だから・・・。

    >もしうまくいかなかったら
    シャルケのサポはさてどこらへんまで我慢できるでしょう(笑)
    目に見えて変化がないと、きっとすぐにプレッシャーかけ始めるでしょうしねえ。
    まあいろんな意味で難しいチームなので、マガトも大変といえば大変ですね。

    >Dr.パパも解雇
    あー、そうなんだ・・・。Dr.パパはものすごくお年に見えるけど、イヤーブックを見るとまだ45歳なんですね。ちょっと驚いた。

    みんな、この先よい仕事場が見つかりますように・・・。

  3. ビュースケンスはIIの監督に戻るのかと、個人的に思っていたのですが、それもなかったですね。。。

  4. >通りすがりさん、
    コメントありがとうございます。
    実は、私の読んだ記事で、ドイツ語の意味がいまいち不明だったので、ここには書かなかったことがあったのですが、コメントをいただいてあちこち調べてみたところ、クラブ側からビュースケンスとムルダーにシャルケIIで、という話もあったようです。
    ただ、ふたりとも断ってしまったみたいで。
    一度トップチームで仕事をしたら、いまさらリザーブでというのもキャリア的にはほとんど意味をなさないからじゃないでしょうか。
    残念ですけど、この先、二人のこれからのキャリアに本当にためになるようなオファーがあるといいなと思っています・・・。

  5. 昨日のJahreshauptversammlung(JHV)でもこの3人の去就がテーマになりました。
    テニエスがこの3人は解雇しないと約束したのにもかかわらず、このようになったのはどういうことか、それもかなり遅くまで引き伸ばしたのはどういう理由で?という質問だったのですが、テニエスはこの3人には、別のポジションを提供したが3人とも断ったためと、返答します。それに対して、じゃ、そのポジションとは?という質問に対し、ビュスケンスとムルダーは、U23のコーチ職だと返答。しかし、レックに対してはっきりとした返答ができなかったので、途中マガトが返答を受け継ぎます。

    彼らの去就が遅くなったのは、マガトの仕事開始がVFLとの契約上もあり始動が遅かったこと、ただしシャルケ第1日目にこのテーマを手がけたと(確か最初にした仕事だったはず)。彼ら3人にはユースの仕事を持ちかけだが、3人とも断ったそうです。もう少しいい形で持っていくこともできたかも知れないとも言ってますが、マガトが強調したのはやっぱり「新たな出発」。

    ただ、Reviersportによると、これ以上レックから得られるものは無いと、マヌが意見したから契約延長は無かったといわれてますよね。ほんとかなぁ。
    ただ、私の印象では確かにレックはどちらかと言うと、すでに完成したキーパー(たとえばロスト)のコンディションをいい状態で維持するのには適したコーチと思うのですが、若いまだ伸びるキーパーのコーチとしては向いていないのかも。マヌはすでにユース時代にLothar Matuschakといういいコーチに出会ってるので、レックは物足りなかったのかもしれません。

  6. >しょーちゃん、
    詳しくありがとうございます。
    レックについては、私もしょーちゃんの印象は合っているんじゃないかなという気もします。
    マヌが意見したというのは・・・もしかしたらあるかもという感じもしたり。Lothar Matuschakの名前はマヌとフェールマンがいいコーチに会ったということをどこかで言ってました。
    先日も日本のFootという番組でドイツのキーパーコーチの特集をしていたのですが、ほんとに人によって教えることが違うし、上には上がいるので、マヌのためには違う指導というのはいい刺激になるのかもしれない・・・。

    >「新たな出発」
    ほんとに結果がついてくるといいですよね・・・。なんかあれこれ不安で頭の中がぐるぐるしています。

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