J1第20節 磐田 3-2 千葉

今、泊まっているホテルのテレビはもちろんスカパーなど映らないので、昨日は某所へジェフとジュビロの試合を見にいってきました。普段なら、見られない試合はすっぱりあきらめるんだけど、TGを見たばっかりに、江尻の初戦がどうにも気になって。

試合には負けましたが、こんなにわくわくした90分は久しぶりかも。
よく走るし、リスクをかけてどんどん上がっていくのを見ると、ああ、選手もほんとはずっと攻撃に出たかったんだよ・・・と思ってしまいました。

特に青木良太。
前半、画面の見えないところから上がってきて、サイドに出たパスを拾った場面にはのけぞりましたわよ。
その動きって私の大好きなサイドバックの動きじゃーん。(←まるでいままで良太がサイドバックではなかったかのような発言。そうさ、サイドバックは上がってなんぼじゃ)
後半にはシュートも打つし、中の人が入れ替わったようなプレーにはちょっと笑ったよ。ミラーの時代には試合中、何を命じられて、何を遵守してきたんだ、キミは。

ところで、試合後のコメントで江尻が『前半の3失点は、僕の個人的な未熟さ』と言ってますが、その通りですね(笑)

益山くんの右SBは江尻が賭けに出て失敗したのかなと思います。
守備よりも、益山くんの攻撃にからんでいく部分やパスセンスを取ったんでしょうけど、対面が村井だったので、さすがに流経大のようにはいかなくてやられてしまいました。そのへんの見極めはちょっと甘かったかなと。ま、初戦ですし。

司がこれ以上へこまないうちにハーフタイムで替えてほしいなと思ったら、ちゃんと交代してくれたのと、ネットがいたら前にためができるのに・・・と思っていたら、後半から入れてきましたね。要するに選手交代がわかりやすいってことなんだけど、個人的にはそういうわかりやすさって重要だと思います。
アレックスのサイドバックはTGのとき、2本目の途中からやっていました。良太が右というのは予想してなかったけど。

巻はいい感じです。TGを見て、復調してきているって思ったのは間違いではなかったかなと。
前半何度かあった、早い低めのクロスに巻が足で飛び込んでくるのってかなり好きな攻撃です。あれでニアに入ってくると超満足なんだけなー。(個人的にニア好きなもんで)

さてさて、この試合、面白かったけど、いくつか課題も見えてきました。

一番の問題はつぶしもボールもさばけるボランチの不在です。今は中盤で早めにチェックがかからないし、カバーしている守備範囲が決して広いわけではないので、サイドを簡単に制圧されたり、最終ラインまであっさり持ち込まれてピンチを招きがち。
私は中後さんのことが大好きですが、彼はつぶし系ではないですよね。かといって下村だと時おり視野がせまくなることがあり、どちらを使っても一長一短があります。

最初に言っておきますが、私はジェフが菊地を獲ることには賛成ではありません。
ただ、ここのところ、報道で菊地獲得が出てくる背景は、単純に江尻が、例えば菊地の現状に同情してとか、そういう理由ではないなというのを、この試合を見ていてなんとなく納得しました。

菊地ならつぶせるし、さばける。
つぶすだけなら米倉もいますが、いかんせん即戦力でばりばりに使うにはTGを見た限りでは物足りない。

ボランチは補強ポイントではないだろう・・・とつい昨日までは思っていたのですが、どうでしょうね。案外、私たちサポがそうなってはいやだと思っているあの人の補強は、ひょっとするとあるのかもしれませんよね。