親善試合:アル・サッド対シャルケ

昨日は2011年のアジアチャンピオンズリーグ覇者アル・サッドとの親善試合が行われました。
この試合は、長年アル・サッドでプレーをした後、2008年に引退して現在はクラブのスポーツ・ディレクターをつとめているMohammed Gholamをたたえる記念試合でもありました。
ハーフタイムにはセレモニーの様子などが映っていましたね。

試合は前半からハイスピードで展開し、これは後半バテるだろうなあと思っていたら、やっぱり足が止まってしまいました。雨も降っていたし、なかなかタフな試合だったのではないかと想像。

スタメンはGKはウンナーシュタル、DFは右からヘヴェデス、パパドプロス、マティップ、フクス。中盤にモリッツ、ヘーガーとフラド。FWは右にラウル、左にドラクスラー、トップにフンテラールの4-3-2-1。

30分にはモリッツに替わってプッキが入りました。
モリッツはアグレッシブにプレーし、ボールも奪取したりしていて、個で見るとそれほど悪くもなかったと思うのですが、全体でみるとシステム的に機能しているとは言い難く、アル・サッドの選手にたびたびチャンスを作られました。

モリッツが抜けた後は4-1-4-1?ヘーガーが1、前はフンテラールが1。
Kickerを見ると4-4-2のダイヤモンド型とありますが、ストリームの画質が悪すぎて前目の方はどうなっているのかイマイチよくわからなかったです。

ただ、こちらの組合せの方が流れはよくなりました。
36分にはフンテラールが抜けだして絶好のチャンスを作りそうになりました。
そして、40分にはプッキのゴール!
ホントに彼はシュートがうまい。相手DFが迫ってきていましたが、落ちついてゴール片隅にシュートを決めました。

後半に入り、ウンナーシュタルに替わり、ショバーがゴールマウスに。
(うう、ヒルデブラントもお子さんが生まれて、キャンプを途中で切り上げてなければチャンスがあったでしょうに・・・)
ヘーガーも下がり、彼の位置にはパパちゃん、最終ラインにはメッツェルダーが入ります。前はフラドと交替でバウムヨハン。
後半は疲れたせいなのかシステムのせいなのか、全体に押し込まれがちで、ラインが下がったところをレアンドロあたりにいいように攻め込まれていました。
70分にはMagid Mohamedにゴールを決められます。うう、メツがもう少し足の速い選手であれば・・・。
さらに74分にはFilipe Jorgeにミドルをきれいに決められ、2-1とされてしまいます。

終盤にはプッキが2度ほどチャンスを作ったり、フクスのクロスをマリカがヘッドでシュートするも、サイドポストに当たるという不運があったり・・・。(マリカは本当に運がないよね)

残念ながらこのまま2-1で試合終了。
うーむ、さすがにアジア・チャンピオンズリーグ優勝は伊達ではなかったというべき?
アル・サッドは現在リーグ戦の最中で、この試合の翌日にもリーグ戦を控え、むしろよく親善試合に応じてくれたと感謝しております。

まあ、シャルケにとってもジョーンズの抜けた穴をどう戦っていくのか、3パターン試せたのでよかったのではないかと。(と、前向きに考える)
カタールキャンプでのトレーニングは12日まで。今週末15日にはアーヘンでフィテッセとテストマッチが予定されています。