Kickerのベニー・インタビュー

木曜発売のKicker紙面にヘヴェデスのインタビューが出ていたので、ちょっとまとめてみました。



 

Q: フンテラールは以前キッカーのインタビューでタイトルのチャンスはあると言いましたが、それはあなたも同じですか?

A: ぼくもいつでも楽観主義者だよ。でもリアリストでもある。3か4、あるいは5チームぐらいで争う可能性がある。僕らがどこまでできるかは今にわかる。

Q: 上を見てますか、それとも下?

A: シャルケにとってインターナショナルでプレーすることはとても重要だ。だからライバルに差をつけることが最優先だね。それ以上はボーナスかな。もちろん手にしたいけどね。

Q: もう少し付け加えてもらえますか。シーズン終了時に満足するのは・・・

A: 少なくとも5位なら。

Q: フンテラールは5位だとしたらがっかりだと言ってました。チームでひとつの目標を誓い合っていないのですか?

A: チームとして最善の努力をしたいというのは明確だよ。でも性格の違いってものがある。ボクは控え目なタイプなんだ。それが成功を他の人より喜んで受け入れないというわけではないけど。

Q: 客観的に見ると、いずれにしてもドルトムントとバイエルンを止めることだけなのでは。現実主義者のヘヴェデス、そうじゃないですか?

A: 必ずしもそうは見てない。他にも2,3のチームがやはり危険だと思う。

Q: 多くの評論家がバイエルンとBVBがこの先、何年もリーグに君臨すると見ています。

A: いえ。僕はそう思わない。どちらも上位にいるのは確かだ。だが争う者がないわけでなはい。他のチームも遅れずについていくために強くなるだろう。シャルケも僕はそうだと確信している。ロマン・ノイシュテッターの加入も決まっているから、このままではないと思う。全てのポジションで競争が大きくなるから、みんな順調に成長することができるよ。

Q: マルコ・ロイスと同じ代理人エージェントですが、シャルケへの移籍も良いのではと思わせてみたりしなかったのですか?

A: いや。納得させるようなことは無駄だったからね。彼はどのみちドルトムントのユースだったし、すぐに決心するのは確実だった。

Q: バイエルンが興味を示していることについて、あなたはオープンに取り上げたくない、シャルケに集中したいと何度か強調しました。2014年から先も契約延長をすでに考えていますか?

A: 僕は今、全くストレスを感じていない。急ぐ理由は何もない。でも、僕はシャルケではすごく気分がいいということを繰り返し認めるのが好きだよ。

Q: ここでもCLで常連としてプレーできるという見通しは持っていますか?

A: もちろん。シャルケはたくさんの若く才能に満ちた選手と、一流のベテラン選手を基にしている。それをベースに強化はすごく良い方向へ向かっている。特に今みたいに、シャルケでこんな静かで集中した時期を経験したことはこれまでほとんどなかった。

Q: それはなぜでしょう?

A: 新しいマネージメントは確かにその一因だし、監督が大きな落ちつきを与えている。チームは理性的で意思強固なタイプからなっている。環境が忍耐を示すようになったのは、はっきりとした何かが生じているからだね。

Q: 話題を元に戻しましょう。ジョーンズとホルトビーが抜けた守備的ミッドフィールドを補うために、ステフェンスはいくつかのバリエーションをテストしましたが、理想的な解決策は明らかにその中にはありませんでした。

A: 監督の頭の中にすでに答えがあるかどうかは僕にはわからない。実際には僕たちがそんなには悪くないという可能性もかなりある。監督がベストのものを見つけるだろうというのは確かだね。

Q: 右からセンターへ戻りたいと望んでいますか?

A: 僕はセンターでプレーするのが好きだ。でもさらに続けて右でプレーすることにも何の問題もない。もっとも快適に感じるのは、僕はそのポジションでチームに意味のある貢献ができたときだ。

Q: 代表チームでのチャンスも右サイドの役割を通してだろうし、それどころか有利に働くと言ったことがありましたね。新たなアルネ・フリードリッヒのあなたは、その柔軟性のおかげで理想的なトーナメント向きの選手だったのでは?

A: 少なくとも僕は有利な点として、二つの違うポジションというのはひとつのオプションだと感じている。

Q: 2010年はワールドカップのメンバーから外れてがっかりしましたね。ユーロに関してはどのくらい確実だと思いますか?

A: 誰も確実なんてことは言えないよ。でも少なくとも僕が予選で能力を証明したら、僕がそこにいるべきではないという理由はわからないね。

 
いろいろ考えさせられるインタビューでした。
特にステフェンス監督になってからチームが落ち着いてプレーできるようになったというのが興味深いです。
 
移籍や2014年以降の契約に関して、現時点で彼の中に確固とした考えはまだないように思います。そういうことに煩わされずチームに集中したいというのは本音でしょう。
ま、ユーロでの彼の扱いがどうなるかで、移籍というのも彼の視野に入ってくるとは思いますが・・・。

キャプテンにはあまり色々な雑音に振り回されることなく、シャルケでのプレーを楽しんでほしいです。それに結果がついてきてくれれば、今の時点では最高なんですが・・・。