オーバーハウゼンへの移籍

2011年の年末にNHK-BSで『語学コロシアム』という番組があり、第2回のサッカー編ではシャルケU-19でプレーする富田平くんも登場しました。
番組では富田くんの語学力はもとより、シャルケでのロジカルなトレーニング方法もちょっとだけ垣間見ることができて面白かったです。



その富田君ですが、先日ドイツ在住の友人から聞いたところによりますと、彼は現在、ロート・ヴァイス・オーバーハウゼンのU-19でプレーしているそうです。
移ったのはこの1月からで、彼の他にシャルケから数名、RWOに移籍しました。

富田くんに関してはRevierSportに移籍のニュースが出ていたことも教えていただきました。RWOの監督シュテファン・ヤンセンのコメントによると、彼を獲得するために力を尽くしたそうです。

2月にはRWオーバーハウゼンU-19対シャルケU-19のリーグ戦もあり、同じくRevierSportにオーバーハウゼンのユニフォームを着た富田くんの写真が出ていました。

シャルケのU-19は現在U-19ブンデスリーガ・ヴェストのトップを独走しています。タレントも多いだけになかなか出場機会に恵まれなかったことが移籍の理由になったのかもしれないですね。
シャルケと違ってオーバーハウゼンのサイトはU-19の細かな内容までアップされないので詳細がつかみにくいのですが、いまのところ富田くんは試合に出場しているようです。若い時はどんどん試合を経験することが重要だと思うので、これからの成長にも期待しています。

話はシャルケU-19に戻ります。
天候不良で延期になっていた17節の試合、BVBとのダービーが昨日行われ、シャルケが敵地ローテ・エルデ・シュタディオンで5-0と完勝しました。

得点はバウズ、アイハン、ホフマンがそれぞれ1ゴール、フィリップ・マックスがPKを含む2ゴールです。
シャルケU-19は今シーズンはこれまで本当に素晴らしいシーズンを送っており、残り7節を残して2位以下に10ポイントの差をつけています。エルゲルト監督は本当に優秀ですよね。
なお彼には攻撃論についての著作”Moderner Angriffsfußball”があり、これは日本語でも出版されています。ご興味のある方は是非。(ノルベルト・エルゲルト / ペーター・シュライナー共著 『ドイツ流攻撃サッカーで点を取る方法』)