第4節 シャルケ 1-1 レバークーゼン

スタメンはこちら。

【 FC Schalke 04 】
Neuer – Rafinha, Westermann, Krstajic, Pander – F. Ernst – Jones, Özil – Rakitic – Asamoah, Kuranyi

【 Bayer Leverkusen 】
R. Adler – Castro, M. Friedrich, Haggui, Sarpei – Ramelow, Rolfes – B. Schneider, Barnetta – Kießling, Gekas

ボルドンがケガ。コビアシュヴィリも親善試合でのケガが治らず欠場。
ということでヴェスターマンが今季、初スタメン。
ああ、ディフェンダーいないのに、クルスタイッチまでも試合中にケガで退場。替わって入ったロドリゲスはわりとよかったとは思うけど。
今後、試合が立てこんで来たら、DFどうするんだよ・・・。

今週の『Footballista』に出ていたレヴの発言。(ワタクシのシュバインシュタイガーが表紙だったので、つられてつい買ってしまった。ブンデスちょっとしかでてないじゃん!)
今回の代表選考はとにかくケガ人が多すぎだったので、レヴがこんな風に吠えたらしいのですが、

『1対1の競い合いでボールを取るチャンスがないにもかかわらず、ファウルをしてでも勝とうという選手が多過ぎる』
『イタリア代表のDFを見てほしい。ほとんどの選手がファウルをせずに、ボールを奪う技術を身につけている。無用なファウルを与える事が、失点につながる事を知っているからだ。ブンデスリーガの選手は、1対1の守備の仕方を学習しなければいけない』

もちろんクラブ関係者は反発しているとのことです。
『ぶつかり合いの激しさは、ブンデスリーガの醍醐味』

でもレヴの言う通りなところもあって、ケガの原因になるどうこうよりも、シャルケがエリア近くで無駄にFKを与えてしまうのはちょっと気になっていました。
今日は試合を見ながら、ああ、チェルシーだったら、ここでSWPとかジョー・コールにぶち抜かれるだろうなあとか、テリーいるから中央はムリとか、チェフも穴がないからアドラーより固いとか、ランパードにFK与えちゃまずいだろとか、なんとなく考えながら試合を見ていたら、すごい暗い気分になっちゃいました(笑)

そういう点で、やっぱりFKを与えるようなプレーは極力なくしていくべきなんですよねえ。(まあジェフを含めたJリーグやら日本代表にもいえることですが)
この試合の前に、BSでスロバキア対フランスを見ていたのですが、スロバキアの選手のボール奪取技術が高くて見とれてしまいました。ブルガリアとかあのヘンの選手もうまいですよね。
もちろん、ブンデスの選手もうまい選手は多いですけど(ラフィーニャとか)、ただの殴り合いやら、レイトタックルもけっこう目立つ。

ジョーンズのファウルはちょっと恐いです。
でかい試合で赤もらいそうな気がする。反面、カウンターや右サイドの突破からチャンスをつくるシーンもあり、効果的に攻撃に参加している点を見ると、評価の難しい選手だなあと。

初スタメンのヴェスターマンはもう少しで失点につながりそうなミスがひとつありました。
キースリングのシュートは、ノイアーが神セーブをして防いだけど。
そのカウンターから、エズィル、ジョーンズときてのシュートは、こんどはアドラーが止めてたな。GK対決はアドラー大忙し、ノイアーは暇なわりに、ボールが来たときは間一髪の危ないシュートが多かったです。

前半ロスタイム、パンダーFKから、クラニィが触ったかどうかわからないくらいのヘディングで先制。
今日のシャルケは、またしてもずっと攻めているのに点につながらないといういつものパターンでした。

前半で一番惜しかったのは、ラキティッチのボレーシュートがポストに当たったヤツ。前の試合もポストに嫌われていたなあ。
このときの攻撃はかなりよかったです。エズィルがうまく相手DFを抜いていって、左にいたアザモアへパス。
そのリターンをエズィルがもらいたがったのを見ながら、アザモアは右サイドのラキティッチまでワイドなクロスを送り、それをラキティッチがダイレクトでボレーシュートというプレー。

この子は枠へ飛ぶミドルをその後も打ってたなあ。アドラーの好セーブがあったけどかなり惜しかった。ほんとシュート力あります。エズィルとの違いはそこかな。
反面、エズィルはキープ力はそこそこある。でもクロスの選択肢はときどき微妙。どちらも半人前(いや3/4人前くらいかな)であることにかわりないか。orz
(やっぱりリンコンいないと中盤でためることができないので、攻撃が単調になりがち。エズィルあたりはそのへん心がけてほしいのですが。ラキティッチはパスセンスもめちゃめちゃあるけど、まだあまりキープができない)

ゲカスのゴールはロドリゲス?か誰かが抜かれ、ノイアーが前に出て来て一度はボールを止めたんだけど、ゲカスがさらにかわして無人のゴールへシュート・・・って感じでした。まあ、DFとの連携悪いのは今日はしょうがないか。
でも、なんだかなあ。やらなくてもいい失点って感じでした。
ゲカスは今日は左腕に黒い喪章を巻いてプレーしていました。
ギリシャで起きている山火事で亡くなった人を悼んでとのことです。

後半はおそらくポゼッション率、すごいことになってるんじゃないかなあ、シャルケ。それでも得点が入らず。可能性もあまり感じない。

試合後はブーイングでてました。審判と選手に対して。ちょっとストレスたまる試合が続いてます。そろそろサポもキレるか!?
ノイアーがアドラーのところへ行って、ユニ交換を申し出ていました。次世代のライバル同士、いい光景でしたよお。

 

第4節 シャルケ 1-1 レバークーゼン」への2件のフィードバック

  1. 毎度レポありがとうございます。
    耳と頭だけではなかなか追いつかないですが、
    その時の雰囲気や選手の状態が分かると嬉しいです。
    両方とも中盤が面白いし、GKは自らポジションを勝ち取った若手で、なかなか見ごたえのある打ち合いになるかなと思ったんですが、シャルケの方が押し気味だったように感じましたね。
    それにしても点が取れませんね。
    セットプレーの強みはあっても、せっかくの中盤が生かしきれてない気がします。
    かみ合ってないわけでもなさそうですが、見ていてどうですか?
    >FKを与えるようなプレー
    バイヤーの事を言ってるのかと思いましたよ。
    バイヤーもセットプレーの守りが苦手なくせにヘンな位置でよくファウルするんですよね。懲りない。
    >『Footballista』
    私もコンビニで「わあシュバだ」と手にしましたが、
    「ブンデスのってないじゃん!」とささっと戻しましたw

  2. >のもんさん、
    レバークーゼンもけっこうファウルは多くて、パンダーFKに大忙しだったのですが、位置は遠いのですよ。(まあパンダーにとっては射程距離なのですが)
    シャルケはすごくペナルティエリアに近くて、シュナイダーさんがボールをセットするとかなり恐かったっす。
    この試合だけじゃなくて、今季ずっとやたらと近い位置でFKってのをよく見ます。
    あっさりと深い位置まで侵入されすぎ、っていうのもあるかも。
    今年の守備はあまりうまく守れているとは言い難いんでしょうねえ。失点はしてないけど、それは相手が勝手にはずしてくれているのと、ノイアーのおかげかも。
    CL、恐いですよー。
    得点はアドラーが素晴らしかったので、しょうがないかも。
    でもセットプレーでもいまいち強みが発揮されてないんですよね。
    ただ、パンダーよりもラキティッチのFKの方が可能性を感じる。
    ミムンはどうしたんでしょうね?使えばいいのにってすごく思います。
    レバークーゼンみたいな相手だと、ほんとにセットプレーのチャンスが多いし。
    クラニィは決して調子悪いこともないのになあ。なんかチームがかみ合ってないです・・.。
    >『Footballista』
    あの表紙はひどい誇大広告だ(笑)

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