Football Money League 2008 – Schalke04

デロイト社が毎年出している『Football Money League』の2008年版が出ました。

早速、サイトからダウンロードして電車で読みふけりました。メールアドレスを登録すれば誰でもダウンロードすることができます。(『Deloitte Football Money League 2008』
これは世界のフットボールクラブを収入のみの観点からランク付けし、さらに今後の傾向や各クラブ、各リーグの強みなどを分析したレポートです。2008とありますが、対象は2006/2007シーズン。

昨年についてはこちらに記事を書きました。(『新天地とFootball Money League』『Football Money League その2』
おそらく総括的なものはまた本館に書くと思うのだけど、とりあえずシャルケの部分だけピックアップ。

シャルケは昨年(05/06)に比べると、14位から16位と後退しています。収入自体も昨年の123Mユーロから114Mユーロとマイナス成長。
一番影響を受けたのはヨーロッパの舞台ですぐに姿を消した事による入場料収入のダウン。ドイツカップもですね。
当たり前ですが、CLやuefa cup、国内のカップ戦に勝ち残れば残るほど、入場料収入は上がります。
今年はCLのグループリーグを突破した事を考えると、Football Money League 2009ではかなりランクアップするんじゃないかな。

去年のレポートはサブタイトルが『スペインの時代』で、後半のトピックではバルサに焦点を当てていたのですが、今年のサブタイトルは『Gate Receipts(入場料収入)』

2006年のワールドカップでスタジアムを改修してキャパを大きくしたドイツの各クラブや、エミレーツスタジアムのアーセナル、オールドトラフォードの改修をしたマンUなどは、入場料収入において大きく伸びています。
その辺りが特集として組まれていて、スタジアム・プランを替えた事で収入が大きく変化したクラブとして、マンチェスター・シティ、ベンフィカ、アーセナル、マンUと共に、シャルケも比較例にあげられています。
例えば、パルクシュタディオンから新スタジアムへ移った事で得た初年度の入場料収入増はシャルケの場合、64Mユーロ。
アーセナルの72M、マンUの73Mに比べても相当な額だと思います。

ちなみに今回のレポートのもうひとつの特集が『Size Matters』というもので、要は収入面だけでビッグクラブであると規定する風潮はいかがなものか、という、デロイトさんの内省的スタディで、平均入場者数、CLでのポイント数、国内タイトル数といった面からも分析を行っています。

平均入場者数のトップはダントツでドルトムント。
シャルケは5位。
ただし、ドイツのクラブはプレミアのクラブに比べるとチケット代自体が低めに押さえているので、それだけでは総合的に見て収入面での優位性を保てるわけではないとあります。スタジアムのキャパは確かに一要因ではあるけど、すべてではないということでしょうか。

ま、シャルケ関係はこんな感じ。ベスト20の数値についてはそのうち本館へアップします。
実は数値のリストもこっそり作ったのに、会社から持って帰ってくるのを忘れたの。とほほ。

 

Football Money League 2008 – Schalke04」への2件のフィードバック

  1. >ドイツのクラブはプレミアのクラブに比べるとチケット代自体が低めに押さえているので、それだけでは総合的に見て収入面での優位性を保てるわけではないとあります。
    これって大事なことだと思うんですよねー。
    収入があればいいとなると、どうしたってお金目当ての投資目的な連中に目をつけられて、
    サッカーが変な方向に向かっていってしまいますから。
    他のリーグのチケ代のことはよく分からないのですが、
    セリエを見に行く友人なども、ブンデスのチケットの安さには驚いています。
    サッカーは身近に楽しめる娯楽であってほしいですよ。
    それが裾野を広げて、集客アップにつながる一番健全な道だと思います。
    このデータもそういう風に使ってもらえるといいんですけどね。

  2. >のもんさん、
    このレポートってすごく面白いんですけど、売上からのランク付けなので、顧客満足度とか財政面での健全さとか、そういう側面は全然わかんないんですよね。
    一応、収入の柱が三つあって、入場料収入、放映権収入、商業収入(スポンサーシップ)なんですが、ドイツはものすごくバランスがいいです。
    イタリアなどは放映権収入が突出していて、入場料に至っては全体の10%前後と、ものすごく低い。たぶんチケット代が高い割に入場料収入が低いという事は、動員できてないってことなんだと思います。
    ドイツのチケット代がリーズナブルであるという点は、動員数の伸びなどでもわかります。
    ちなみにイングランドはびっくりするほど高いです。
    アンフィールドのゴール裏が7000円強、スパーズはサイドの上の方で41ポンド(8000円くらい?)でした。
    これはもう気軽な娯楽の域を越えてるなー。
    Jリーグを含め、他のリーグが経営モデルを求めるとしたら、やっぱりドイツだなあって気がしますね。

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