U19:Dortmund 2-1 Schalke 04

ドルトムントに負けるのはどんなときだって、格別に悔しい。しかもロスタイムに勝ち越しをされると、後々までかなり引きずります。

・・・でも、そういう気持をのぞくと、実に見ごたえのある非常に面白い試合でした。

Borussia Dortmund – FC Schalke 04 2:1 (0:1)

【Tore】
0:1 Stevanovic (14.)
1:1 Stiepermann (53.)
2:1 Arslan (90.)

【BVB】
Focher – Evers, Hornschuh, Sobiech, F. Götze – Treude, Kandziora, Ferati (46. M. Götze) – Arslan – Stiepermann, Ginczek

【Schalke】
Unnerstall – Müller, Pachan, Weber, Nas – Brauer (63. Temme), Bajric, Stevanovic – Ferati (63. Blum) – Wiegel (85. Ramsey), Jakobs (85. Gombarek)



正真正銘、ドイツ滞在最後のシャルケ・ゲームはU19ダービー。金曜日、夜18時キックオフ。
場所はドルトムントのジグナル・イドゥナ・パーク横のRote Erde Stadion。

この写真を見ると、まるでジグナル・イドゥナ・パークで試合があったみたいに見えるー。真横にあるんですよね、スタジアム。



先制は14分、シャルケ。
右サイドJakobsのクロスを真ん中、一人飛ばして、左から飛び込んできたStevanovicがダイレクトボレーで決めたもの。
すごくきれいな攻撃でした。

ただこのあとに、ドルトムントにペースを握られます。
特に途中から左サイドをほぼ制圧され、ドルの左SB3番の選手とサイド13番の選手にMüllerとボランチのTimo Brauerがかなり翻弄されていました。(選手名違っていたらすみません。選手リスト表をドルのじいさんに見せてくれといったら、「イヤだ!」と断れ、かなり頭にきました。別にシャルケのグッズを身に付けていたわけでもないのに。感じ悪すぎ)

後半に入り、シャルケも局面ではいい形でシュートまで行くのですが、やはりドルトムントの方がやや優勢なのは前半のままです。
FKからStiepermannに直接ゴールを決められ、同点に追いつかれると、さらに今度は右サイドから仕掛けられます。
交替で入ってきたドルのM. Götzeの動きが非常によく、ドリブルでチャンスを作られていました。
ただ、ドルトムントがほんとにシュートをふかしてくれたり、GKのUnnerstallがきっちり押さえていたので、最後までリードされることはなかったのですが・・・。

サイドで展開するので、途中から中のStevanovicにボールがおさまることが少なくなりましたが、GKからの早い展開で彼のところへボールが回ってくると、きれいなトラップやダイレクトのパスで必ずチャンスを作り、FWのJakobsやWiegelがシュートまで行くところにうなってしまいました。
ドルに押されてはいたけど、ゴールの匂いはシャルケの方が色濃くしていたんだけどなあ・・・。

ロスタイム、あれよあれよという間にドルにゴール前につめられ、ごたごたの中でゴールを決められた時はほんとにがっかりしました。

試合後。(水を飲んでいるのは、たぶんTimoと交替で入っていたTemmeではないかと思うけど、自信なし)
後ろを大喜びのドルの選手たちが応援席へと走っています。あー、くやしい・・・。



こちらは私のお気に入りのPachan。
最初にケルンとの試合で彼を見た時は、右SBをやっていたのですが、今、Joel Matipが怪我をしているので、CBを彼がやっています。頭のいい選手で、若いのに地味にうまいので好き。



試合後はしばらく円陣を組んで、反省会をやっていました。
この負け方はかなり後を引きます。反省会が始まる前はほとんどの選手がベンチにがっくりと座り込んでいました。



帰国で、なにが残念かって、この子たちのゲームをもう見ることができないこと。
すごくいいチームで、個々のレベルも粒ぞろい。また、ゴールに向かう意識も高いので、見ていてすっかりこのチームのファンになりました・・・。