Auswärtssieg!によると、試合後、数人の選手がNordkurveにあいさつに来た時にはブーイングもなかったけど、拍手もなかったらしい。フェルティンス・アレーナ、完全に沈黙。
・・・なんてネタを振っている場合ではないな（汗）。
試合についてどう書こうかと悩んでいたら、だんだん書くのがめんどくさくなってきてしまいまして（よくある）。
なので試合のレポートというより、子供感想文をちょっとだけ書いて、そのあとで日曜日の夜にマガトが生出演した『Doppelpass』について触れることにします。
この試合だけのことを言うと、私は別に結果に対して特に落ち込んでもいないです。（落ち込んで見えるとしたら、それは主にリバプールのせいなのよ・・・）
後半は支配した？ 確かに。でも点が取れなかったことは事実。
でも、2度リードされた展開で2度とも追いついたのも事実。
勝てた試合かもしれない。マイヤーの笛もシャルケに対してだけでなく、全体に怪しかったし。
でも勝てたのに2ポイント落としたというよりは、やっぱりポイントを1ずつ分け合ったというのが妥当な評価だという気がします。
要するに、これが現時点の実力なんですよ。16位という順位が。
選手はこの事実をよくわかっているんじゃないかな。あと救いなのは、去年までのシャルケを知らない選手が多いから、前はもっとこうだったと言われても、そんなの知らんわ、ってなもんです。
チーム状態は確かによくはないけど、混迷の度合いを深めるというほどヒドイわけでもないと思うし（ああ、ヒドイかどうかは、無意識にリバプールが比較対象になっているんだな・・・）、みんなブンデスリーガで戦っていく上で自分に何が足りないか、たぶん自覚しているし、よくなってきている部分もあります。個人的には下位から中位くらいまで浮上するポテンシャルは十分にあると思っているんだけど。
一番現実を受け入れられないのはファンかな。こんなはずじゃないという心理はかなり危うい罠だよねえ。
急に魔法のようにチームが良くなるわけでもないので、この選手層でだましながら戦っていくしかしょうがないじゃないの・・・。
直近5試合で、CLも含めて2勝1敗2分って、そんなに最悪なわけでもないと思うんだけど。（ええ、甘ちゃんですよ、オレ様は）
スタメンについては、ジョーンズが出場停止、ラキティッチは怪我の影響で欠場、ファルファンは長旅による時差ボケで体調不良、マティップは出場こそしたものの、高熱を発した後なので体調は万全ではなかったと思います。
あくまで勝手な想像ですが、パパドプロスではなく、メッツェルダーとヘヴェデスがCBというのも、右SBをどうするかというところとの兼ね合いなのではないかと。
例えば、パパをCBにして、ベニーを右SBに入れるという選択肢ももちろんありますが、私個人はベニーのSBは買ってないし、内田、ハンス、ベニー、あるいはモリッツの選択肢だと、多少守備に目をつぶっても内田くんが現時点では一番攻撃面での可能性は高いと思います。そうなると、CBはベニーとメッツェルダーにせざるをえないのかなと・・・。
ちなみに、攻撃面では積極的にあがり、良いプレーも見せていたと思う内田くんですが、RevierSportの採点では、VfBに先制されたとき、サイドでボカにあっさりと決定的なパスを出させた守備に関して、かなり辛口のコメントがついておりました。次への課題ということで、改善をひとつよろしく。サイドバックの守備が安定しないと見ててつらいのよ・・・。
【Tore】
0:1 Gebhart (15., Rechtsschuss, Boka)
1:1 Edu (29., Linksschuss, Jurado)
1:2 Harnik (74., Linksschuss, Träsch)
2:2 Huntelaar (80., Foulelfmeter, Rechtsschuss, Metzelder)
【FC Schalke 04】
Neuer (3) – Uchida (5), Höwedes (4), Metzelder (3), Schmitz (5) – Matip (4) (71. Kluge) – Edu (4) (85. Hao), Moritz (3) – Jurado (3,5) (76. Baumjohann)- Huntelaar (3), Raul (4)
【VfB Stuttgart】
Ulreich (3) – Celozzi (4), Niedermeier (3), Tasci (4,5), Boka (3,5) – Träsch (2,5), Kuzmanovic (4) – Gebhart (3,5) (71. Harnik), Cacau (4,5) (78. Pogrebnyak), Gentner (4) – Marica (3,5)
さて、日曜日の夜に『Doppelpass』というサッカー討論番組にマガトが生出演し、いろいろ気になることを話して行きました。
リンク先に出演時の映像と記事によるまとめがあります。
- 『”Ich bleibe bis zur Meisterschaft”』 at Sport1.de
タイトルは『マイスターになるまで私は（シャルケに）とどまる』という意味で、とにかく自分がいる間に必ずシャルケをマイスターにしてみせるという強い自信のほどがうかがえます。多少笑いながら言っていたのですが、それでも本気で思っていなければこのような言葉は出てこないかなと。
VfBとの試合前にDerWestenで出たインタビューでも、マイスターについては似たようなことを言っていました。（『Felix Magath „kann kein Schalke-Fan sein“』）
興味深い発言はこのふたつ。
『シャルケは去年までほんとうに守備の堅いチームだった。攻撃陣もその義務を負っていた。
その点で、私たちはチームを変革するだけでなく、プレースタイルも変えようとしている。もっとオフェンシブにプレーし、それを調和させなければならない』
チームの変革
『マイスターになるという目的のためには、リスクを取らなければならない。それ以外にどうすればうまく行くというのか？私と契約を結んだのなら、クラブを変革することは私の仕事であり、私はそれをやってきた。
今すぐ上位へダーッと上がるというイメージは全く持っていない。この変革は将来には確実に競技面で実を結び、また財政面においても、正しいステップとなるだろう』
ふむ。
オフェンシブにというのはすごくわかります。ヴォルフスブルクでのマガトのサッカーを見ていると確かにそう思ったもん。
シャルケは過去はともかく、ここ数年はそれこそ1-0の美学的な勝ち方をしてきたので、マガトの指向しているサッカーとは対極にあります。かつて、ルッテンが2008/2009シーズンに同じような試みをして、最終的に8位に終わるということもありました。
さて、マガトの改革はうまくいくのかどうか。
本当ならAbstiegskampf（残留争い）の恐怖でガクブルしてないといけないところなんだけど、オラァ、なんだか楽しくなってきたぜ・・・っていうのはやっぱりちょっと頭がおかしいのかね。ふふふ。
Vfb戦の両失点は、両サイドバックのミスによると思われてるので、
確かに何とかならんもんかと思います。
ボールがDFに行くたびにドキドキするのは、心臓によくないよー！
今回の試合で、かなり内田君がたたかれてますが、どうやら
彼の守備がスペースを消すタイプで、1対1を挑まないかららしいです。
んで、抜かれるとそれで終わっちゃうから、ファンにとっても物たりないと。
それから、(私はそうひどいと思わなかったけど)クロスの不正確さ。
kameさんが言う通り、それでも今シャルケで右サイドを任せられるのは、内田君しかいません。
時間が必要なのはわかってるけど、お願い！急いで〜！
メッツェもやっと安定してきたし、あと少しと思いたいよー！
マガト監督の発言、本当に興味深いですね。
順位を見ると大丈夫なの？と心配になりますが、今でなく未来を見据えているのでしょうね。
内田選手のインタビューなどでも私たちの心配をよそに充実しているようですし・・・
サッカーを見る目はまだまだ素人ですが、私も最終的にはなんとかなっているんじゃないかと楽観視しています。
前回『次回はぜひスタジアムで観戦したい・・・』とコメントしましたが、その気持ちが日増しに強くなっています。とはいっても先日1週間の休暇を取ったばかりですぐには無理なので、早くて来年の4月か5月を希望しています。（海外は移籍が頻繁で、先になればなるほど内田選手の在籍もわかりませんしね。）
ただ、シャルケはチケットの入手が困難なようで・・・9月に観戦されていますが、確実な入手方法ってあるのですか？ずうずうしく質問させていただきすみませんが、いろいろと教えていただけると嬉しいです。
現状を冷静に受け入れ、楽観視しているタイプです。
メンバーが変わって一から作り上げるチームですから、歯車がかみ合うまでにかなりの時間がかかるでしょう。今の状況は、無理もないかなぁと。課題はいっぱいあるけど、負けから引き分けにもっていけるようになったし、先制されても追いつけるようになった。このチームで勝ちも経験した。得点に結びつきそうな展開も増えてきている。少しずつ上向きになってる気がします。あと一歩、あと少しなんじゃないかと。。。選手もサポも、チームを信じメンバーを信じ、共に勝利を目指して戦うのみ！がんばるぞ、おー♪って感じです。
篤人は、こらぁ～って叫びたいこといっぱいですけど、そう簡単に変わるはずもなく。。。
ドイツに行って、充実した日々を送っているのだと顔つきからわかりますから、そのうち成果を見せてくれるんじゃないかと。スローさんだと、言ってもいられないんですけどね。
＞内田、ハンス、ベニー、あるいはモリッツの選択肢だと、多少守備に目をつぶっても内田くんが現時点では一番攻撃面での可能性は高いと思います。
＞今シャルケで右サイドを任せられるのは、内田君しかいません。
うぅぅぅぅぅぅ、そうなんですね。
あつとぉぉ、聞いてるかーーーーー!!!がんばれよぉぉぉぉぉ
マガトの言葉、すごいですね。きっとやってくれますよ。
＞しょーちゃん、
2点とも両サイドからでしたねえ。シュミッツもかなりまずかったと思うけど・・・。
いまやシャルケはサイドから崩せ的な狙い目になっていると思うので、なんとかしてもらわないことには、メッツェがだいぶ立ち直ってきてもきびしいですね。
＞彼の守備がスペースを消すタイプで、1対1を挑まないから
スライディングでボールを奪取したりする技術はあると思うのですが、彼に限らず、日本では1対1に強いDFはすごく少ないです。
ドイツと違って、ちょっと接触があっても審判が笛を吹くという傾向が長い間あったので、人に強いDFが育ちにくいのだと思います。
サッカー文化の違いとしかいいようがないのですが、それではいけないので、ドイツ的な守り方なども取り入れて行ってほしいですね。
＞みっきーさん、
いやー、マガトがまだ強気な発言をしているので、なんとなく安心しちゃうところもありますが、やっぱり順位を見ると心配ですよね。
チケットの入手方法はいろいろあるのですが、私が使っているのはシャルケの公式チケットサイトが一番多く、そこでも取れなかった場合は業者を使ったりしました。公式チケットサイトはこちら。
http://www.tickets-aufschalke.de/
シャルケはシーズン始まりに、一気にすべてのチケットを売り出すので、一時的にチケットサイトでは売り切れ表示になりますが、試合が近づいてくると、「チケット余ってるよ」と公式に告知が出たりします。
（例えばレバークーゼン戦のチケットはこんな感じでした）
http://www.schalke04.de/aktuell/news/einzelansicht/artikel/jetzt-tickets-fuer-s04-vs-leverkusen-sichern.html
そのときにすかさずアクセスするとけっこう買えたりします。
ちなみにチケットサイトには会員登録をしないと、チケットの有無はわかりません。
今年は成績も悪いので、チケットは余り気味だと思います。
ただし、バイエルンとか人気のある対戦相手だと難しいかも。
あとはユーロナビの現地観戦BBSとかが参考になります。
＞kyokoさん
＞現状を冷静に受け入れ、楽観視しているタイプです
うんうん、それが一番いいですよ。あれこれ思い悩んでもしょうがないもん。
＞負けから引き分けにもっていけるようになったし、先制されても追いつけるようになった
そうですよね。ダービーが底だったと思うので、そこからは確実にあがってきていると思います。
篤人はほんとに「頼むよー」と言いたくなることもありますが、そのチャレンジやそのプレーはよかったという場面もふえてきました。
ディフェンダーなのでどうしても失点すると叩かれますが、マガトが望むように、点をとるプレーにどんどん貢献していけばいいのだと思っています。
でもでも、鹿島での4年以上の超スピードで成長して、シャルケの守備が安定したね・・・と言われる日が一刻も早くきてほしい。
チケットの入手方法について、とってもていねいな回答ありがとうございます。
入手できるよういろいろトライしてみます。
CLに備えて今ごろはきっと仮眠中でしょうけど、取り急ぎお礼を伝えたくて・・・
本当にありがとうございました。
＞みっきーさん、
またなんかあったら聞いてみてくださいね。わかることしか答えられないかもしれないけど・・・。