インターネットの世界には『チャック・ノリス・ファクト（チャック・ノリスの真実）』という言葉があって、ジョークの定番のようなネタの宝庫になっています。
80年代に映画の中で無敵を誇ったチャック・ノリスならこの世に不可能なことはないぞという例を、みんなが面白がってネットに投稿し、それがついには本になったり印刷されてグッズになったりと大流行。チャック・ノリス・ファクトの公式サイトでは日々『真実』が増え続けているようです。
どんな『真実』があるのかちょっとチャック・ノリスのWikipediaから拾ってみました。
（チャック・ノリスが腕立て伏せをする時、彼は自分を押し上げたりしない。彼は地面を押し下げているんだ）
Chuck Norris doesn’t read books. He just stares them down until he gets the information he wants.
（チャック・ノリスは本を読まない。彼は、ただ彼の欲する情報が得られるまで本を睨み続けるのだ）
Chuck Norris doesn’t wear a watch, he decides what time it is.
（チャック・ノリスは時計をしない。彼が今、何時何分か決めるのだ）
などなど。
チャック・ノリス・ファクトと似たような現象で、Twitterなどでもこれまで何でもなかった人がいきなりTrendになったりすることがあり、フィル・ネヴィルなどはその一例だと思います。（『Twitterで理由なき大流行: Phil Neville』）
上記のエントリーにも書かれていますが、どこのチームにもひとりくらいは『チャック・ノリス』現象にあてはまる選手がいるはず。
で、なぜかシャルケでいまそのようなポジションを得ている存在がハンス・ザーパイ。
バウムヨハンとザーパイがTwitterでやり合ったあたりからそのジョークのセンスがクローズアップされるようになり、今や『ハンス・ザーパイ・ファクト』としてFacebookで大人気・・・らしい。
どう人気かと言うと、Facebookで『Hans Sarpei』を検索するとこんなページがずらずらと・・・。
Expressのサイトにパパちゃんが文章を読み上げている映像がありますが、これがインターネットに投稿されたハンス・ザーパイ・ファクト。
Expressからその『真実』を一部拾ってみました。
（チャック・ノリスはなんでもできる。ハンス・ザーパイはもっとできる）
Chuck Norris trägt einen Hans Sarpei Schlafanzug
（チャック・ノリスはハンス・ザーパイのパジャマを着ている）
Chuck Norris guckt nachts unter sein Bett, ob Hans Sarpei drunter liegt
（チャック・ノリスは夜になるとハンス・ザーパイがいないかとベッドの下を見る）
Hans Sarpei klaut Magaths Medizinbälle und verkauft sie bei Ebay
（ハンス・ザーパイはマガトのメディシンボールを奪い、イーペイで売り払った）
Hans Sarpei leuchtet im Dunkeln
（ハンス・ザーパイは暗闇で光る）
Hans Sarpei bricht die Herzen aller Mädchen
（ハンス・ザーパイはすべての少女たちのハートを砕く）
WDRにも詳しい記事が出ているのですが、ザーパイ自身はこのネット上でのカルト的な人気について『なぜこんなことになっているのか見当がつかないよ』とコメントしています。
クールなイメージのハンスは確かにちょっといじってみたくなるけど、なぜこの大流行。ほんとよくわかりません・・・。