死んでもクラブを応援します・シャルケ編

2008年頃、HSVがクラブ・サポーターのための墓地を作ったということを書きました。(『死んでもクラブを応援します』)。欧州ではHSVが初めてだそうです。(世界ではボカが最初かな)
このHSVの試みの後、いくつかのクラブでサポーターのための墓地の話が持ち上がりました。ドイツだとウニオン・ベルリンなどもちょっとうわさがありましたね。

そして、このたびシャルケのサポーターのための墓地がVeltins Arenaのすぐ近くにできることになりました。Beckenhausen-Sutumという墓所がシャルケファンのために土地を確保し、1904箇所の墓地が作られるそうです。
シャルケ側はお墓については基本的にお金を取らない方針でいるようです。

いいですね。
結婚式をVeltins Arenaで挙げて。



亡くなったらスタジアムの見える場所に埋葬してもらうと。



ちなみに先駆者であるHSVの墓地ですが、シュタデオンの芝を植えた素敵な墓地であるにもかかわらず、2011年の時点では500個のうち3つしか売れていないそうです。

はー、そんなものかね。
ところで上記の記事、HSVのお墓はなぜ売れない?という特集なんですが、ハンブルクという街に住む人やHSVのファン心理というものがわかってなかなか面白いです。

『お墓のブームはいつか来ると思う?』
『たぶん、次のユーロかワールドカップが来たら。あるいはHSVがマイスターになったら・・・』

という会話がちょっと泣けます。例えマイスターになる日が来ても、HSVの墓地がいっぱいになる日は来ないような気がする・・・。