2012/13 1.BL 第2節 : シャルケ対アウクスブルク

待ちに待ったホーム開幕戦。やっぱり最高の雰囲気でしたねー。
もう一度ちゃんと試合を見直してから書こうと思っていたら、見直す時間がなかなか作れないので、とりあえず適当に。補足よろしくです。

1. Bundesliga, 2012/13, 2. Spieltag
FC Schalke 04 -FC Augsburg – 3:1 (1:0)

Torschützen
1:0 K. Papadopoulos (33., Kopfball, Farfan)
2:0 J. Jones (46., Rechtsschuss, Farfan)
3:0 Huntelaar (72., Kopfball, Farfan)
3:1 Oehrl (79., Rechtsschuss, Baier)

FC Schalke 04
Unnerstall (4) – Uchida (5), K. Papadopoulos (2), Matip (3,5), Fuchs (4) – Neustädter (3), J. Jones (2,5) (90. Höger) – Farfan (2), Holtby (4) (83. Afellay), Draxler (4) (70. Barnetta) – Huntelaar (3,5)

FC Augsburg
Jentzsch (4) – Verhaegh (3,5), Sankoh (4), S. Langkamp (5), de Jong (4) – Baier (3), Ottl (4) – Musona (4), Koo (4,5) (58. Moravek (4,5) ), Werner (3) (87. Petrzela) – Bancé (5) (71. Oehrl)

 
試合前にはパルクシュタディオンのコレオがゴール裏に。
ブンデスリーガ50年の大半の思い出がパルクシュタディオンに詰まっているわけですから、この演出にはちょっと泣けた。



 
シャルケはパスミスやかみ合わない部分も多く、試合内容自体は決してよくはなかったけど、33分に、ファルファンのCKからパパちゃんがどんぴしゃのヘディングでまず先制。
パパちゃんは後半にもオーバーヘッドでのシュートを見せるなど、今シーズンへの意気込みが伝わってくるのがいいですね。

後半開始すぐにはファルファンのスルーパスを受けたジョーンズが、センターライン近くからDFをかわし、一人でドリブルで上がって行ってそのままシュート。
すごーい。あなたはどこのストライカーですかって感じ(笑)。
ジョーンズもその後もシュートを積極的に打っていましたが、もしかして中盤にノイシュテッターだと上がりやすいのかな。攻撃にどんどんからむジョーンズ、し・か・も、この試合、彼にはイエローカードなしです。生まれ変わった?ジョーンズ、いいぞー。

72分にはファルファンからのボールをフンテラールがヘディングで決めて3点目。
ラインを完全に超えたかどうか一瞬微妙でしたけど、静止画で見るとしっかり超えていました。そしてこのあとの、ゴールを祝福にきたノイシュテッターがフンちゃんをハグする図に激萌え・・・。

このままあっさり失点ゼロで終わらないのがなんともね・・・。(Oehrlのゴールはオフサイドっぽかったけど)
83分には来たばかりのアフェライもデビュー。ボールの持ち方がかっこいい。次はもうちょっと長い時間、見たいですね。

試合まわりの話をいくつか。
この試合、シャルケの選手は喪章をつけておりましたが、86歳で亡くなったシャルケの元プレーヤーIvica Horvatを悼んでのことでした。

また、主審を務めたダニエル・ジーベルトはブンデスリーガ・エアステ(一部)の試合デビュー。28歳。これまではツヴァイテの試合を担当していました。
若い審判がどんどん出てきますね・・・。

アウクスブルクの監督ヴァインツィエルは昨シーズンまでヤーン・レーゲンスブルクの監督で、入替戦を経てドリッテから見事にツヴァイテにチームを昇格させた途端にアウクスブルクに持っていかれてしまい、レーゲンスブルクはお気の毒・・・・と思っておりました。
なかなかかっこいい人ですよね?37歳で、ブンデスでは最年少だそうです。

このところ、色々なスタジアムでネオナチと思われるバナーが物議を醸していますが、この試合、シャルケに関してはネオナチに反対するバナーが出されました。
“20 Jahre kein Platz für Nazis auf Schalke”(20年間、シャルケにはナチのための場所はない)



サッカーのサポーターとネオナチは親和性が高いことは、1995年に刊行された『ネオナチ-若き極右リーダーの告白』などにも描かれていますが、スタジアムでの騒動の増加とともに今後が気になる現象です・・・。
そして試合前にはキャプテンのベニーがこういったこと全てに対し、メッセージを読み上げました。(スタメンでないため、ピッチの外からの宣言になったことがせつなかったです)。開幕にあたってどこのスタジアムでもチームのキャプテンが下記のメッセージを伝えたようです。

親愛なるフットボールファンへ、

共に50年目のブンデスリーガのシーズンを喜びましょう。
選手、コーチ、ファン、クラブだけでなく、スポンサーやメディアにとって、私たちはひとつの模範となるものをもっています。
何百万もの人々が毎週末、チームのパフォーマンスを見てスタジアムの雰囲気に魅了されます。
そこには情熱や感情や立見席が含まれています。
シャルケのキャプテンとして、私たちのチームとクラブを代表して伝えます。ブンデスリーガの他に例を見ないこれらの価値を保ち続けることを助けましょう。
私たちのスタジアムに用のない物もあります。私たちは人種差別、偏見、暴力また、爆竹、発煙弾、発煙筒に断固とした立場で反対します。
フットボールをフェアに法を守ったやり方で支えてください。それが私たちを助けるのです。
私たちはあなたたちを頼りにし、成果に満ちたシーズンになることを望んでいます。
ありがとうございました。

スタジアムに立見席があるのはブンデスリーガの大きな特徴だと思います。
スタジアムでの悲劇でテラスが撤廃されたプレミアのようなことが起こらないよう、ブンデスリーガ50年の節目の年に心から願っております。

 

2012/13 1.BL 第2節 : シャルケ対アウクスブルク」への2件のフィードバック

  1. 内容は前節の方が良かったけど、ホーム開幕戦を勝利で飾ることができましたね。

    >パルクシュタディオンのコレオ

    すごい労力と費用がかかっているとか、他のチームを知りませんがシャルカーの愛の大きさを感じました。

    シャルケのために頑張っているぞ!と移籍騒動をかき消すかのようなパパの闘志がプレーや表情に表れていましたね。

    >スタジアムに立見席があるのはブンデスリーガの大きな特徴

    プレミアの悲劇は警備の不備が原因だったようですが、ドイツのサポーターはマナーがいいということですよね。
    その中でもスタジアムに柵がないシャルケは、それだけ素晴らしいということでしょうか。

  2. >みっきーさん、
    ホーム開幕戦勝利できてよかったですよね。
    内容はまだまだ序盤だし、きっと上向いてくるでしょう(と期待する)
    コレオ、すごくお金かかっているんですよねえ。ほんとにすごい愛です・・・。
     
    パパは闘志あふれるプレーでほんとによかったです。
    顔つきもきりっとしていて、ちょっと大人になったみたい?
    今シーズンが終わるころにはどれだけ大人の顔になっているのか、さらに楽しみです。
     
    プレミアでの悲劇はいろいろな要素があって、たとえばリバプールのヒルズボロの悲劇はようやく最近、当時の文書が公開されて、事実があきらかにされつつあったりします。
    ドイツのサポがマナーがいいかどうかも一概には言えないけど、昨シーズンあたりから増え始めた怪我人がでるような事件は、とにかくみんなの力でなくす方向へ行ってほしいものです・・・。

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