よみがえったSchalkefan.de

2013年3月、シャルケファンのMatthiasは38歳で病気のためこの世を去りました。風邪の症状で体調を悪くして1週間以内の出来事でした。 彼が亡くなったことは思い出すといまでも涙が出るほど悲しいけど、同時に彼のブログがもうこの先更新されなくなってしまったという事実がさみしくて、シャルケで何かあると、こういうときMatthiasだったらどんな風に考えただろうと、無性に彼の考えを読みたくなることがあります。

Bloggerとしてもたくさんのアイデアを持っていたMatthiasは、2012年欧州選手権の時にAnalogblogという企画を思いつきました。全試合についてブログに文章を書くのは難しくても、同じフォーマットにメモ書き程度ならみんなの感想を一目で見ることができる、というのがAnalogblogのアイデアです。リンク先にサンプルがあります。

この試合を表すにはどんな曲?という項目があったり、ドイツ戦ではシンプルに1 Torと殴り書きしている人がいたり、イラストを書き込んだり、各人の個性が感じられてとても面白い企画でした。
Matthiasのブログが最近になって更新されているのに気がついたのは、やはりシャルケファンのBeneのツイートからでした。

“Menschen sterben, Ideen und Erinnerungen nicht.”(人は死すとも、アイデアと思い出は死なず) もう更新されることはないと思っていたMatthiasのブログは、友人たちの手によってワールドカップ期間中によみがえったのでした。

みんなに愛されていたMatthiasだからということもありますが、こうやって素敵なアイデアをつないでくれているシャルケのファンに感謝です。