2015年7月の記録:WAC対シャルケ

【2015年7月 オーストリア Vol.2】

ヴォルフスベルク駅前のホテルにチェックインし、とりあえずシャワーでリフレッシュして、いよいよヴォルフスベルクのスタジアムへ今期初のシャルケを見に行きます。
駅前でタクシーを拾って10分くらいでラヴァンタル・アレーナへ到着。うーんと、ア、アレーナ?


ヴォルフスベルガーACはオーストリア・ブンデスリーガ一部のチームで、昨季は5位に入り、今期は初めてのヨーロッパリーグへと参戦します。ホームスタジアムのラヴァンタル・アレーナは収容人員7,000人ほど。小さなクラブですが、近年着実に力をつけて強くなってきたチームです。
WACは実はこの翌週にEL予選2回戦が予定されているので、シャルケは最後の仕上げにすごく良い対戦相手だったと思います。

スタジアム前のレストランで、すでに数日前から現地入りしているシャルカーの友人だちと落ち合い、先に入手していただいていたチケットをゲット。

キャンプの楽しみの一つは顔見知りのシャルカーと旧交を温める事。前回のキャンプで知り合った友達や、ロンドンやマドリーのアウェイで出会った人たちなど、だんだんに顔見知りが増えて行くのは楽しいものです。
オーストリアに来たら何はなくともラードラー。ビールをレモネードなどで割ったもので、夏のオーストリアではこればかり飲んでいます。
シャルカーな友人たちとひとしきり旧交を温めた後はスタジアムへ。一番上の写真はバックスタンド側ですが、メインはこんな感じ。私たちはゲストブロックなのでバックスタンド側の席でした。

ピッチの上ではシャルケの選手達がウォーミングアップを始めていました。選手達に準備をさせているのはパーダーボルンから来た新しいアスレチック・コーチのトビアス・シュトック。聞くところによると、この前の練習試合ではファラーが指導していたようですが、この試合は初めてトビアスがウォームアップをさせていたとか。見ていてなかなか興味深かったです。
あー、それにしてもトビアス、本当にキミまでシャルケに来ちゃったのね…。

監督の姿はすぐに見つけたのですが、どれも写真がボケボケなので、少し遠いけど試合中のものを一枚。
この片腕をおなかの前に交差して、もう片方の腕で肘をつく仕草は、ブライテンライター監督が試合中によくするポーズです。くそ、監督、シャルケのトレーニングウエアがよく似合うじゃないか…(涙)

友人から、セットプレーの練習をしていたとか、決めごとをして面白い練習をしていたと聞いていたのですが、この試合に関して言うと全くそのような組織的なプレーのかけらもありませんでした。選手は全体に疲れて体が重そうで、よかったのは最初だけでした。
一方のWACは鋭いカウンターでシャルケゴールを脅かします。
ゴールキーパーは新しく加入したGspurning(名前のカタカナ表記に本当に困ります)。キーパーが防げたかなという失点もありましたが、まあWACのプレスやカウンターはかなり切れが良かったので、しょうがなかったということにしておこう。

フリーキックはドラクスラーが蹴っていました。元気にプレーするユリアンの姿を見るのも久しぶりな気がします。

WACのスタジアムの屋根部分は木で出来ていてとても雰囲気がありました。このあたりは木の豊富なオーストリアならではかな。

試合は結局3-1で負けました。フンテラールのゴールはややオフサイド気味で、まあそれを言うなら相手側も何度もオフサイドを見逃されていたし、お互い様でしょう。
こちらは試合後のスタジアムDJの人。このときのWACのサポの盛り上がりようといったら、悔しいというよりも見てて楽しくなるくらいでした。

試合後のこの感じ。なんだかすごく好き。

WACとシャルケが並ぶなんて個人的には不思議な感じがしました。WACのことは実は前から友人にいろいろと聞いていて、面白いチームだなあと思っていたのですが、まさかシャルケと対戦する日が来るとは思いませんでした。

写真奥の人がたくさんいる方がファンショップです。(売っている商品は高かった。バッチとペナントを買ったのですが、なんとなく言い値で吹っかけられたのではないかという気がするw)

キックオフが18時半。試合が終わって駅前まで戻ってきたのが21時くらい。スーパーももちろん閉まっています。
かろうじて駅前のレストランがオープンしていたので、がっつりとシュニッツェルを食べて大満足。ようやくホテルに戻ります。
翌日は早起きをして、クラーゲンフルトを通り、目的地のフェルデンまで向かう予定。
ああ、本当に長い長い一日よ、さよーなら。おやすみなさい。zzz