ハイコの移籍と共に、この一週間ずっと苦しかったもうひとつの移籍話です。
- 『巻誠一郎選手の移籍について』 at ジェフ・ユナイテッド千葉公式
巻は最初の頃ほんとにへたっぴいで、うわ、今日フォワードは巻しかいないのかよと、試合前に絶望感に襲われたこともあったりしました(2003年に国立で行われた浦和戦だったかなあ・・・)
オシムが巻のご両親に、あなたは息子さんを『最後まであきらめずに走る子供』に育てましたか?と聞いたという話は有名ですが、巻はほんとにその言葉どおりに、いつだって最後まであきらめない選手でした。
自分が継続して見ている間にあんなにも伸びた選手というのも初めてですし、巻がいたからドイツワールドカップにも行く気になり、その後の人生までちょっと変わってしまったので、私にとってはほんとに影響力のある選手だったんだなあという気がします。
本人が希望した形ではなく、このような移籍が成立してしまったことは大変残念ですが、それとは別に、巻にはへんなものを背負わないところで自分のためにサッカーをして、もう一度、輝きを取り戻してほしいという気持ちでいっぱいです。
それだけのポテンシャルのある人だと信じています。
巻と一緒にすごしたこの7年間は決して忘れないでしょう。
選手にとっても大切であった時間だと思うけど、同時に、私にとってもほんとに忘れがたく、人生最良の時でした。
巻が応援しろっていうなら、ジェフのことだってこれからもずっと応援するさ。ほんとにお人よしすぎるよ、あなたって・・・。