ラブ・パレードの犠牲者に合掌

先週末、デュースブルクで行われたテクノの祭典『ラブ・パレード』で、会場に通じるトンネルに人が溢れ、現時点で20人が亡くなり、多くの負傷者がでた事件がありました。(tnfukに詳しく出ていますのでリンクします。『なんで15人も死者が、それもよりによってLoveParadeで。』『#LoveParade 終了をオーガナイザーが宣言』)

あちこちのサイトで記事を読みふけっていたのだけど、その中の一つ、Spiegelの記事には、関連事項としてヒルズボロの写真も掲載されていて、今回の事件だけでも、ああ・・・という気分だったのに、さらに輪をかけて痛ましい気分になり、その夜はほんとによく眠れませんでした。

ドイツにいるときに、ちょうどシャルケのファン感謝デーと、ドルトムントで行われたラブ・パレードが重なり、電車は大混雑、ダイヤが乱れまくったことがありました。とにかく民族の大移動で、開催されている場所だけではなく、交通も完全に麻痺します。
私は当時、ラブ・パレードのことをよく知らなくて、電車で近くにいた老夫婦が『これからラブ・パレードに行くのよ』と言うのを聞いて、けっこう年配の人でも行く音楽祭なんだなー、なんて思ったりしていました。

ゲルゼンキルヒェンに行くときには、デュースブルク(またはエッセン)で電車を乗り換えます。隣町ですごく近く、ここの住人だったドイツ語の先生もシャルケ・ファンだったりしました。

亡くなった方々の家族や友人のために、シャルケはMSVデュースブルクとチャリティーマッチを開催することを、公式ページで発表しました。
この計画はマガトの発案ですぐに決定したようです。試合はデュースブルクのスタジアムで行われますが、日程などの詳しいことは未定です。



亡くなった方々に謹んで哀悼の意を述べたいと思います。この先、音楽やサッカーの場で犠牲者が出るようなことが本当になくなりますように・・・。

 

ラブ・パレードの犠牲者に合掌」への2件のフィードバック

  1. 今日、残念ながら犠牲者がまた一人増えて、21人になってしまいました。
    今までも、いろんなことから開催が危ぶまれて、あちこちにジプシーしながら今年はデュイスブルクに決定したわけですが、主催者側の落ち度からとんでもないことになってしまいました。
    ヨーロッパ中の若者が集うラブパレード。
    25万人までの会場に、140万人集まったそうです。
    それなのに、出入り口はあの狭いトンネルだけ。
    事故は予想できるものでした。

    犠牲者のご冥福をお祈りします・・・。

  2. >しょーちゃん、
    また亡くなった方が増えてしまったのですね。

    何を読んでも、どう見ても人災ですよね・・・。
    あの狭いトンネルと構造を見れば、事故についての予測は事前に立ったのではないかと思います。
    場所こそ違いますが、ヒルズボロの事件から何も学んでいないのかと、悲しい気持ちになります。
    事故が起こってからでは遅いのに・・・。

コメントは受け付けていません。