クラニィ、続報

久しぶりにいいお天気で、午後は出かけていたので、レヴの発言はライブでは見てないのですが、DFBのサイトで先ほど確認しました。(何に対する発言かはひとつ前のエントリー、『え、引退?』をご参照ください)

レヴは『今後、クラニィは代表には召集しない』と明言しています。
(Moritz.Bさん、しょーちゃん、情報ありがとう!)

一応、この件に関してシャルケのGM、ミュラーのインタビューも。

ミュラーはケヴィンの決断を尊重し、レヴを批判しています。
すでに土曜日のお昼には、ケヴィンが代表から帰りたがっていたことを知っていて、そのとき電話で、ケヴィンは試合後に監督ともう一度話してみると言っていたそうなので、もしかしたら、試合を見ているうちに衝動的に行動してしまったのかもしれません。

また、ミュラーは、クラブで結果をだしていても、代表ではA、B、Cというランクがあり、ケヴィンはAではなかった。そのランクは選手の実績とは関係ないところにあるんじゃね?ともコメント。(これに関しては私は異論があり、クラブでの役割と代表での役割は違うので、クラブで結果を出していても、必ずしも代表で使われるわけではないと思います。ただ、使われない理由は選手にちゃんと理解させるべき)
ミュラーとしては、代表引退はクラブにとっては悪いことではなく、これによってケヴィンが重荷をおろせればいいとも言っています。

たのむよ、ミュラー、この先も100%ケヴィンを支持してあげてね。

んで、自分の気持ちが複雑すぎてどう書いていいかわからないので、感じていることを箇条書きにしてみます。

1.もう少しうまく気持を伝えることができなかったのか。あまりに子供っぽい行動ではないだろうか。

2. でも、私も似たタイプ(いきなり爆発系)なので、その行動自体はものすごく理解できたりする。相当なストレスを感じていたんだろうと思うと心が痛む。

3. 結果はどうあれ、代表でのストレスから解放されるのであれば、ケヴィンにとっては幸せなのではないか。

4. クラブのファンからすると、代表の試合なんて迷惑なことが多い。ぶっちゃけ、どうでもいい。
(とくに、他サポに、自分の応援しているチームの選手をぼろくそに言われた日にはぶち切れそうになるし、壊されて帰ってくると、どこへ怒りを持って行っていいのかわからない)

5. でも代表が選手のモチベーションになっていたとすると、今後の彼がかなり心配。気持ちが折れないといいけど。

6. レヴの発言は理解はできる。チームの規律を乱す選手には厳罰が当然・・・ですが、これがもしバイエルンの選手だったら、こう簡単に切り捨てずに、一応話し合いをしたあとで、結論を出したのでは?という被害者意識もちょっとだけ感じたりする。



ケヴィンのコメントを早く聞きたいです・・・。

 

クラニィ、続報」への3件のフィードバック

  1. ミュラーGMのコメント情報、ありがとうございます。
    ミュラーさんがケヴィンの行動に理解を示して下さっていると知り、ちょっとホッとしました。

    すでにご存知かも知れませんが
    調べてわかったかぎりのことを、お知らせします。
    少し長くなりますが、お許し下さい。

    ケヴィンを途中で連れ出してしまったのは、実兄のケニーさんです。
    この方はもともと、弟がドイツ代表を選択したときから猛反対していたそうで、ドイツ代表でプレーする弟の姿など見たくないと言っていたようです。
    もしかしたら、お父さんとの関係でこういった感情を持つに至ったのかも知れません。
    両親の離婚で兄弟が離れ離れになったときも、(お兄さんは父親に引き取られ、すぐドイツに留学させられました)弟にずっと連絡をとりつづけ、自分の居るドイツに来いとさかんに誘っていたそうです。
    弟のケヴィン以上に良くも悪くも「ラテン系」で、喜怒哀楽のはっきりした感情豊かなタイプの方だそうです。
    今思えば、2006のときからずっと、お兄さんとしても腹に据えかねるものがあったのではないかと思います。
    兄が「こんなところで居ることはない、帰ろう」と言ったのだとしたら、おそらくこの弟は従うでしょう。

    それと、
    ホテルに荷物を引き取りに来たのは、シュツットガルトのユース時代つまり初めて15歳でドイツにやってきた時のチームメイトたちです。
    ビルトは間違えてオーバーハウゼンのルツだと書いていましたが、別のイタリア系の当時のチームメイトだったようです。
    親友のルツ選手もケヴィンに同情するコメントをしていました。

    やったことは、感情的すぎて、やはり軽率のそしりは免れないと思いますが、気持ちはよく分かります。
    本人も、当初は最後まで見るつもりで、その後代表を辞退しようと考えていたのですから
    このとき、こと弟のことになると過剰に感情的になる兄ではなく、もっと冷静なひとがそばにいたら、状況も変わっていただろうにと思います。
    残念でならないのですが、こうなってしまったのだから、今更悔やんでも仕方ないですね。。。

  2. @Moritz.Bさん

    貴重な情報をありがとうございます!
    う~ん、彼はお兄さんに連れられたのですね。
    そのあたりの詳細は知りませんでした。
    レーブは明らかにしてませんが、N24のPKによるとケヴィンは試合前にすでに家に帰りたいと、意思表示していたらしいですし、それを、突然でビックリ!って、うそじゃん!
    たしかに、黙って帰ってしまったのは、最大の失敗でしたが、PKを聞く(見る)限り、彼の心の叫びが聞こえてきました。感情的にならずに話そうと努めるケヴィン。。。あんなにたくさん話したのを聞いたのははじめてかも。。。
    幸いにも、シャルケファンは完全に彼をサポートするつもりですし、(中にはバカもいるけど)がんばって立ち直って、ゴールをどんどん決めて、アンチケヴィン派を見返してほしいです!!!
    がんばれケヴィン!

  3. >Moritz.Bさん、
    貴重な情報をありがとうございます。選手の家族背景って全然うといもので・・・。
    ケヴィンの会見を聞くと、彼は自分の決断であるということを何度も言っているので、いずれにしても引退は避けられないことだったのでしょう。
    残念だけど、いつかまた代表が彼を必要とする日がくるかもしれない。
    (リバプールのキャラガーのように。まあキャラガーは拒否しましたが)
     
    >しょーちゃん、
    PK、聞いていて、途中、ちょっと苦しかったです。
    最後の方の『シャルケ04のために』のところで、涙ぐんでしまいました。

    私もあんなにたくさん彼が語るのを聞いたのは初めてかも。
    つらいでしょうに、感情を抑えて、冷静に語る彼を見ていると、こちらの方がエモーショナルになってしまいました・・・。

    シャルケのファンはいつだって彼の味方ですとも。サポがサポートしなくて誰がするんだよっ!て感じです。
    ほんとにリーグやUEFAでがんばって、見返してほしいです!

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