第11節 コットブス対シャルケ

この試合はハイライトしか見てないので、なんとも言えないのですが、エンゲラールが52分に退場となった後、残りの時間を10人で戦い、よくも2点取ったものだと思いました。

 

 
ジョーンズが公式のコメントでやっぱり『モラル』という言葉を使っていて、それはこのところのシャルケを表わすキーワードとなりつつあります。

最後まで高いモラルを持ち・・・って、自分たちのやっていることが間違っていないと信じているからできること。
それに結果がついてくるようになると、どんどんいい方向へ転がっていくような気がします。

Energie Cottbus – FC Schalke 04 0:2 (0:0)

【Tore】
0:1 Westermann (80., Kopfball, Vorarbeit Farfan)
0:2 Farfan (90., Elfmeter-Nachschuss, Rechtsschuss)

【Energie Cottbus】
Tremmel – Pavicevic, Kukielka, Cagdas, Ziebig – M. Kurth, T. Rost – Rivic (83. B. Jelic), Skela – Shao (59. Jula), D. Sörensen (88. Vasiljevic)

【FC Schalke 04】
Neuer – Rafinha, Westermann, Bordon, Kobiashvili – Jones, Engelaar – Rakitic (68. F. Ernst) – Halil Altintop (61. Farfan), A. Streit (88. Asamoah) – Kuranyi

この日はファルファンのかわりにシュトライトがスタメンです。(ファルファンは足首を痛めていた模様)
Aufstellung(フォーメーション)はこちら(Taksische Aufstellung

ARDのハイライトだと、昨シーズン、シャルケがコットブスにリーグ初勝利を与えてしまったことを冒頭でやっていましたが(第12節。同じようなタイミングですね)、それもあって、この日、コットブス側のモチベーションは非常に高かったようです。

5分にジョーンズのロングシュート。

26分にコットブス、右からのクロスをヴィンケルが合わせますが、ノイアーが押さえます。

32分にはコビのクロスを、ケヴィンが頭で落として、シュトライトがゴールネットを揺らすもオフサイド・・・。

さらに35分、ケヴィンがボールをキープし、ハリルが至近距離からシュートをしますが、残念ながら枠にはいかず。

後半に入り、52分、エンゲラールがボールがライン外に出たのを相手ボールにされたことにちょっとムッとし、副審に抗議をしたところ、副審が主審にチクり、一発レッドで退場。
うーん、きびしすぎすぎるような気が・・・。何を言ったのかしらないけど。
あったまおかしいんじゃないの?というしぐさはしてたなあ。もしかしたら2試合くらいは出場停止になるかもしれないので、バイエルン戦、レバークーゼン戦は彼抜きで戦わないといけなくなりました。(公式によると、1試合の出場停止ですんだみたいです)

コットブス、ユーラーのシュートは、ノイアーが素晴らしいパンチでセーブします。

得点は、ファルファンのFKからハイコのヘディング。
ファルファンのボールに、ニアでハイコがきれいに角度を変えて決めているのですが、ほんとにどこのFWかというくらい巧い。

さらに試合終了間際、ケヴィンに対するファールでPKを得て、ファルファンがPKを蹴ります。GKが止めたのですが、はねかえったところをファルファンが直接決めて2点目。

いやー、ルッテン、試合後のインタビューで嬉しそうだったなあ。
あんな嬉しそうな顔を見るのはちょっと珍しいかも。

次は木曜日のUEFAカップ、対ラシン・サンタンデール戦です。
たぶん試合が行われているとき、私は飛行機の中だと思います。日本に着いて、最初のニュースがシャルケの勝利を知ることだったらほんとに嬉しいのですが・・・。がんばれー。

 

第11節 コットブス対シャルケ」への4件のフィードバック

  1. kameさん

    エンゲラールのレッドは俗に言うVogelをしたからです。
    エッフェンベルクでおなじみの中指を立てるのと同じように、この人差し指で頭をさすのは一発レッドです。でも実際もらってる人は少ないかと思うんだけど・・・。
    あの副審、いやなヤツ!自分がエンゲラールに対するファウルを見落としてたくせに、主審にチクるなんて!
    まぁ、出場停止は1試合ということで、DFBもたいしたことはないと見ているようだけど。
    でも、この1試合がバイエルン戦なんだよねぇ。調子が出てきたところだったので、とっても残念。

    さて、この試合はホームにもかかわらず、11人全員DF陣容のコットブスをいかに崩すかが大きなテーマでした。前半は特に難しかったようで、ボール支配はいつもうちでありながら、ほとんどシュートチャンスがありませんでした。
    皮肉なことに後半エンゲラールのレッドによって、コットブスが勝ちをとりにきたため、逆に敵の後ろに隙間ができて、攻めやすくなったと。
    面白いのは一人少なかったにもかかわらず、だんぜん戦力的にはこっちのほうが上で、負ける気がしなかったことです。
    あとは、シュートチャンスを根気よく待つだけ。

    ハイコのヘディングはものすごく早いと思いません?
    あんなにすごいのができるのは少なくともブンデスではハイコだけかも。
    ケヴィンのとはまたちょっと違う。
    タイミングを合わせるのがすごく上手い!
    やっぱり頼りになります、ハイコ。
    PSG戦で履いた白いスパイクでは足くじいちゃったから片付けて、やっぱりあの赤いお靴がいいとか。

    試合終了後、マヌとフェールマンが二人でぴょんぴょん跳ねてたらしい。
    みんなビデオを探してるけど、どうやら誰も撮ってない様子。
    水曜にPremiereの再放送があるので、見れたらまた報告します!

    kameさん木曜に出発なのですね。荷物は片付きましたか?

  2. >しょーちゃん、
    あー、Vogelってそういう意味だったのね。RevierSportに出ていて、どういう意味だろう・・・って思っていたのです。
    ただ、あれで即退場って、実際にはあまり見たことないなあ。
    副審、ほんとにイヤなやつですよね!あの一連の流れをみて、はあ?って思いましたもん。

    10人になったゆえにコットブスのバランスが崩れたっていうのは、面白いものですね。
    コットブスが欲を出さないで、がちがちに守られていたら、きびしかったかもしれない。
    (あー、でもやっぱりハイライトだと一試合の流れがどうにもわからないわー)

    ハイコのヘディングはキレがありますよねー。一点でぱちっとあわせてくるし、スピードもすごくあるんですよね。

    >タイミングを合わせるのがすごく上手い!
    ほんとにそうですよね。勘がものすごくいい。
    ケヴィンのヘディングもきれいだけど、ハイコは確かにちょっと違う印象ですね。なんだろ。どこで習得したんだろ。生まれ持ったセンスなのかしら。
    なんか今季は、ああ、ここでほしいって時にハイコが得点しているような気がするー。

    そして、赤い靴の方がやっぱりいいんですね(笑)
    でもほんとあの靴の方がなんか活躍している印象。

    >マヌとフェールマンが二人でぴょんぴょん跳ねてた
    うわー、見たいー。じたばた。ふたりともかわいいなあ。
    んで、そんなシーンを誰もビデオに撮ってないなんて;)
    再放送で見られたら、ぜひ報告してくださいね!

    >荷物は片付きましたか?
    スーツケースに入りきらないで、泣く泣く捨てていく雑誌がでてきそうな気がします。かなしー。

  3. ハイコの今回のヘディングはちがったけど、たいていセットの時、後方から相手のマークを振り切って斜め前方にさーっと入って行き、どんぴしゃのタイミングで決める!ってのが多いですよね。
    かっこいいんだわぁ。
    あれはやっぱり持って生まれたセンスだと思います。
    ここ2試合CBに戻ってのお仕事ですが、代表チームのことも考えて、これ以上変えないでほしいなぁ。

    ところで、昨シーズンのコットブス戦も1年前の同じ日に、これまた同じ主審で行われました。
    結果が悪かっただけに、試合前はちょっとイヤな気がしたんだけど、ゲルゼンキルヒェンの姉妹都市としてちゃんとお返しをしてくれました。来シーズンはおそらく2部に落ちてるだろうから、こっちからまたお返しをする必要はないよね。

    話は変わって、木崎さんのブログによると、松永選手の近況を来週発売の「フットボリスタ」に書かれるとか。よかったら内容を教えてくださいね!彼、最近試合に出てないみたいなんでちょっと気にしてます。軽い怪我をしたと聞いたけど、それも数週間前のことだし・・・。

  4. >しょーちゃん、
    ハイコのヘディングはほんとにかっこいいです。
    確かに後ろからすーっていうの多いかも。
    彼は後、ポジショニングがいいですよね。ボールがこぼれてくるところになぜかいるような気がします。(BVB戦とかブレーメン戦とか)
    ドリブルもけっこうスピードがあるし、ディフェンダーにしてはものすごく異色。

    ポジションは、あちこちできるから監督も便利なんだろうけど、やっぱりそろそろ統一してほしいですね。CBは本人の希望だし、一番いいと思うけど、サイドでがしがし上がる様子もすごく好きだったわー。

    昨年のコットブス戦も同じ審判だったのですか。しかも同じ日ってすごくいやな感じ。
    初勝利をプレゼントしたんですよねえ。まさか負けるとは思ってもなかったです。

    それにしてもコットブスは落ちそうで落ちないですねえ・・・。昨シーズンのスタートを見ると、落ちてもおかしくなかったのに。

    木崎さんのブログ見ました。
    フットボリスタ、見てみますね。
    こちらにいるときは日本のメディアはほとんどチェックしなかったのですが、帰国したら、意識してアップするようにします。(日本のメディアも適当だから、実はあまり好きじゃない・・・)

    そういえば、ドルトムントとの試合もSC Verl戦も出てなかったですね。
    怪我なのかな。
    ドル戦の後、Bildに写真が出てたらしいですよ。

コメントは受け付けていません。