SCPニュース#2『監督インタビュー』

数号前のKicker紙面に、ツヴァイテの各チーム分析特集が掲載されていて、パダボーンのファッハ監督もインタビューに答えていました。

ファッハ

ホルガー・ファッハ監督は1月からSCPで指揮をとり、今季の最終順位は11位。現役時代はデュッセルドルフ、ウェルディンゲン、グラートバッハ、レヴァークーゼン、1869ミュンヘンで416試合に出場、67ゴールあげています。

私もクルプニコビッチがジェフからSCPに移籍してからこのチームを見始めた(正確にはテキスト放送で追っかけているだけw)ので、ちょうど、ファッハ監督が就任して少しくらいのタイミングですが、スタメンを入れ替えたりしていろいろ試しながら、いい感じに勝ち点を積み上げてきました。最終順位は11位。

実力はおそらくツヴァイテの中位からやや下。
新しいシーズンもさすがに上位で争うというのは難しく、下手すると降格もありうるくらいだと思っていますが、ファッハ監督もチームの前途に横たわる困難については十分理解しているようです。

 

Kicker : 1月にSCPにやってきました。最初の半年はどうでしたか?

Fach : 全体としては前向きにとらえているよ。長期のケガなどの問題にもかかわらず、選手は非常にいい働きをした。加えて、まわりの環境も向上するようにもってくることができた。

Kicker : 多くの動きもあったようですが。

Fach : 財務面で制限があるということは、スリムで効率のいいチームを作って行かなければいけないということだ。それで、考えていたよりやや多くの選手が動いてしまった。

Kicker : Robert Lechleiterはどうですか。彼はチームに来るのですか?

Fach : この移籍はまとめたいと思っている。彼はスピードとカウンターのところで、チームの可能性をもっと高めてくれるだろう。
彼が来たら、攻撃陣は、ミュラー、シラーゼ、ボスコヴィッチ、ロットガー、そしてLechleiterとようやく揃う。

Kicker : 戦術的に新しい可能性はまだあるのですか?

Fach : 新しく獲得したことで、もっとフレキシブルにできるはずだ。ただ、すでに過去数ヶ月で選手はいろいろ学んでいる。ケガにもうまく対処できることが重要だ。

Kicker : 新しいシーズンはどうなりますか?

Fach : ツヴァイテはもっと混戦になる。全体により強くなるだろう。
2グループに分かれると予想している。6、7チームが昇格を争い、その他のチームはここにとどまる事を考える。

Kicker : SCPは?

Fach : 私たちは過去のシーズンよりは強くなっている。
しかし、リーグではどんなことも起こりうる。状態を保ち、コンディションを向上させると同時に、さらにプロらしいサッカーをしたい。

Kicker : ほかに何かありますか?

Fach : アマチュアが下位チームから昇格した。下部組織も一緒に強化したい。
スタジアムの建設もおこなわれているので、いい日々を過ごしたいね。

Kicker : 建設は2009年までかかります。この先2年でどんなことがおこると思いますか?

Fach : SCPでの課題はなかなか困難であると感じている。しかし、私はこれっぽちも、失敗したりできないと考えたりはしていない。私たちは素晴らしいし、これを引き続き安定させていきたい。

ちなみに上で名前の出たRobert Lechleiterとの契約は難航しているみたいです。選手は来たがっているようですが、所属クラブのウンターハヒングが交渉の準備ができていないと言っている模様。
その替わりなのか、ケルンのU19からJerome AssauerくんというFWを獲得したようです。

ツヴァイテの開幕は8/12。
パダボーンはホームで、キッカーズ・オッフェンバッハと対戦します。