戦術オタのメガネおやじたち。

インテル戦でラングニックの隣にいて戦術ボードを見せながら、教授にアドバイスしていた人は誰?
今までサッカーシーンで彼を見かけたことはないけど、いったいどこでサッカーをしていた人?

CLを見ながらみんなが思ったであろう疑問についてSportBildが特集しています。

 

 
アシスタントコーチの名前はマルクス・ギズドル。
なにしろ彼に関するWikipediaすらまだありません。よくぞ記事にしてくれたよ、SportBildさん。
 
ラングニックに呼ばれてシャルケに来る2週間前まで、ギズドルはTSGホッフェンハイムのリザーブ(セカンドチーム)で監督をしていました。TSGのリザーブは現在レギオナルリーガ・ズード(4部相当)でプレーしています。
 
3月20日、ホッフェンハイム対ニュルンベルクのリザーブ同士の試合で、300人の観衆を前に指揮を取っていたギズドルは、2週間後にはラングニックのアシスタントコーチとして、8万の観客を前にCLを戦っていました。
うー、ドラマチックやなー。
 
ラングニックとはホッヘンハイム時代から知己の仲。
ギズドルはSSVウルムで2008年から2009年にかけて監督をしていました。その時代にウルムをレギオナルへ昇格させています。その後、ホッフェンハイムに移ってリザーブチームを担当し、ここでもチームをオーバーリーガからレギオナルリーガへと昇格させました。
 
ラングニックが自分のメンター(よき指導者)と言っているホッフェンハイムのチーフアナリスト、ヘルムート・グロスは、ギズドルがサッカー指導者の道を選んだ頃から近しい間柄で、ウルムからTSGへ彼をひっぱってきました。
ちなみにヘルムート・グロスはドイツのサッカー戦術家の中ではそれこそグルのような存在で、ラングニックだけでなく、レヴやロビン・ドゥット、U21監督のアドリアンなどが彼の影響を受けているそうです。(グロスの戦術に関するインタビューより)
 
ギズドルは3月にケルンで監督のライセンスを取得。
ホッフェンハイムでも評価はものすごく高く、ラングニックがいなくなった後、そのうちトップチームの監督かもと期待されていたみたいです。(ということがホッフェンハイム時代のインタビュー記事に書いてあった)
 
優秀な人なんですね。シャルケに来てくれてありがとう。
ドイツの眼鏡オヤジ、好きだわー。41歳とは思えないおばさん顔・・・でも知的、というところがほんとにたまりません(笑)
 

戦術オタのメガネおやじたち。」への3件のフィードバック

  1. マガト監督解任のときテニエス会長が『私たちの決断はシャルケにとって良い結論であります。』と言っていましたが、よくわかっていない私は半信半疑でした。
    まだ2試合ですがその結果といくつかの選手のコメントからテニエス会長のことばの意味がだんだんとわかってきました。

    もちろん監督やコーチの言うことをしっかりと理解しプレーできる選手たちがいてこそですが、インテル戦での勝利は明確なスカウティングと適材適所のポジショニングがあったからなんですね。
    インテル対シャルケでカリミのこと書かれていましたが、選手のモチベーションを保つことも監督やコーチの大切な仕事のひとつですよね。
    そういういろいろなことを土台に戦術が立てられるのかな~なんて思いました。

    冬にでも移籍しそうな勢いのファルファンが、本心はわかりませんがここにきて風向きの違ったコメントをしていますね。鬼軍曹のトレーニングよほど嫌だったのでしょうか?
    今、長谷部選手の本を読んでいるのですが、マガト監督の厳しい練習のおかげで成長できたと感謝の意を表しているものの、『ただ、もうマガトのいるチームにはいきたくない、というのが正直なところではあるが・・・。』と書かれています。マガトが行ってしまいましたね・・・

  2. 初めまして。
    いつも楽しく読ませてもらってます☆
    このタイトルは、ツボでした!!
    試合をテレビ観戦してると、二人のツーショットが気になってたので(笑)
    二人ともジャージだとさらにです。
    今のシャルケは、チームワークの良さが、みていてとても楽しいです。
    インテル戦2ndも勝利で、最高の笑顔が見たいです(^^♪

  3. >みっきーさん、
    そうですね、いい方向にむかっているのが目に見えますね。
    選手がとにかく明確にプレーしている感じがいいですよね。
    戦術やスカウティングもですが、たぶんコミュニケーションもすごくうまくいっているんじゃないかしら。

    ファルファンは契約を延長しそうですね。
    先日、マガトのことを批判するインタビューも出てましたし、相当お互いの関係は良くなかったんでしょうね。

    >長谷部選手の本
    うはは、そんなことを言っていたのですか。
    気の毒だなあ・・・。
     
    >macaさん、
    はじめまして。コメントありがとうございます。

    なんかラングニックもコーチも眼鏡だし、雰囲気も似てるし、ヴォルフスブルク戦のようにさらに同じジャージを着ていると、見てて笑っちゃいますよね。

    ほんとチームワークの良さが画面からも伝わってきて最高です。
    選手の笑顔もほんとにいい感じでした♪

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