ジェフ千葉とアカデミー

リバプールがFAカップで敗退して(しかも同じ街の青いチームに負けて)、朝からがっくりなのでありまする。はあ。

さて、ジェフ千葉ですが、シーズンオフの間、選手の移籍等でいろいろ動きがありましたので、チームが正式に始動したら書こうと思っていました。まだ行く先が未定の選手もいますが、とりあえず現在の状況です。

【In】
中後 雅喜(鹿島より期限付移籍)
アレックス(柏より完全移籍)
深井 正樹(鹿島より完全移籍)
和田 拓三(清水より完全移籍)
福元 洋平(大分より期限付移籍)
佐伯 直哉(大宮より完全移籍)

【Out】
立石 智紀(現役引退)
レイナウド(ボタフォゴへ移籍)
中島 浩司(広島へ移籍)
楽山 孝志(広島へ移籍)
伊藤 淳嗣(栃木SCへ移籍)
苔口 卓也(期限付移籍終了。C大阪へ復帰)
田中 淳也(HOYO Atletico ELANへ移籍)
熊谷 智哉(Vファーレン長崎へ移籍)
中原 浩介(カマタマーレ讃岐へ移籍)
朴 宗真(江原FCへ移籍)
川上 典洋(栃木SCへ移籍)
早川 知伸(期限付移籍終了。横浜FCへ復帰)
根本 裕一(期限付移籍終了。未定)
戸田 和幸(期限付移籍終了。未定)
結城 耕造(契約更改せず。未定)
馬場 憂太(山形への期限付移籍終了。未定)
堀川 恭平(引退)
加藤 韻(引退)

さて、2月2日にジェフの新体制と新加入選手の発表がありました。
新体制については公式に詳細な内容が出ておりますが、リバポファンとして、超気になったのはやっぱり育成組織に『アカデミー』という名前がついたことです。
おおお、来たかーって感じ。

この呼称は当然ながら、リバプールの組織名から取ったんですよね。(・・・え?イングランドでは普通?いいのっ、リバプールから取ったの)
ファウラーもオーウェンもジェラードもキャラガーもみんなリバプール・アカデミー出身。

ちょうどいま、キャラガーの自伝『Carra』を読んでいるところなので、ジェフのこのニュースを見て、えらい興奮してしまいました。へへへ。

キャラ自身も、『おれはすでに絶滅寸前の種、つまり、リバプール出身でリバプールでプレーしているやつ』と言っている通り、リバプールのユースからトップチームへというのは、かつては王道でしたが、今は『海外の選手を取ってきたり、ユースとシニアチームの内紛などから、非常に障害の多い道となっている』 (『Carra』 P67)そうです。

キャラの言う『ユースとシニアチームの内紛』・・・、これ、リバプールFCでは具体的に何を指しているのかはわかりませんが、ジェフで言うと、リザとユースが、どちらもアカデミーに入ると明確に位置づけられたのは、非常によかったように思います。
組織を見る限りフラットな並びで、どちらもアカデミー部門に統括されるので、全体を見て優秀な選手をどのようにトップへ近づけていくかの見極めも、しやすくなるんじゃないかと期待しています。
U-18のみならず、『トップを目指す選手の「出撃基地」』というリザーブを有効活用することが、トップで通用する選手を作るカギでもあると思うのですが・・・。

ジェフも工藤を最後に、トップチームでレギュラーを争える選手がいなくなりと、上記リンク先で三木社長がおっしゃっていますが、実はリバプールもここ数年で、私が覚えているのはメラーとウォーノックくらいしか、下部組織から上がってきて活躍した?選手はいません。しかもふたりとも移籍しちゃったし。

育成というのはもちろん大切ですが、トップチームがいかに下部からの選手を受け入れる体制があるかどうか、クラブの移籍ポリシーもそのうち重要になってくるでしょうねえ。
移籍と育成、どのように選手を使って、どのようにチーム成績をあげていくのかは、ミラー監督の手腕になるのかな・・・。

PCの画像倉庫をあさっていたら、コミュニティ・シールドでチェルシーに勝った時の写真が出てきたー。ミラーさん、いい笑顔で写真に写ってますね。



ああ、このコミュニティ・シールドは確か05/06のFAカップで優勝したから出られたんだよな。そしてこれを最後にタイトルからは遠ざかっていると。(そして、このエントリーの冒頭に戻る・・・。くそ、FAカップがだめならリーグがあるわさ)

 

ジェフ千葉とアカデミー」への4件のフィードバック

  1. ファウラーといえば、オーストラリアのチーム(名前忘れました^^;)に移籍したようですね。
    今年もリーグ優勝がマンUじゃつまらないので、リヴァには頑張ってもらいたいんですが、ジェラード全治3週間・・・どうなることやら。

    話は変わりますが、ウチも千葉と同じくリザーブチームを作ってもらいたいです(シャルケ以上に金が無いんでしばらくは作れないでしょうけど)。
    というか、バックパス禁止令や秋春制以前にリザーブチーム関連の規則などをドイツ(とかスペイン)形式に変えるのを優先的にやらせるべきだと思うんですけどね。
    別に移籍活性化策に反対するわけではないんですが・・・。
    18~23歳世代の強化策を改善しないと欧州南米に追いつくどころかアジアの頂点から落ちる気がします。

  2. >El Marinoさん、
    ファウラーねー。
    あー、そんな、そこまで来るんだったら、もう一歩、足を伸ばして日本まで・・・って思っちゃいます。
    やっぱりオーストラリアだと英語も通じるし、っていうのが大きいんですかねえ。
    最近のJリーグの外国人選手獲得はいまいち夢がなくて、なんだかさみしー。

    ジェラードの怪我、ほんとに(涙)
    悲願のリーグ優勝に一番近づいている年だと思っているんですけど、ここで離されたくないです。くー。

    他のJのチームはいまでもサテライトだけでしたっけ。
    Jのサテライトって機能してないですよね。
    ジェフのリザーブも機能しているかというと、まだ試行錯誤感がいなめないけど、サテライトリーグだけというよりは経験を積めるかなという可能性は感じます。

    ユース世代は世界大会への道も閉ざされてしまったし、先行きはほんとに暗いですね。
    クラブユースだけでなく、日本の若年層全体の底上げを、それこそドイツみたいに長期的に考えないと、この先どうなるかすごく不安になりますね・・・。

    マリノスはユース出身の選手がたくさん出てきているイメージなんだけどなー。
    狩野くんとか長谷川アーリアくんとか水沼くんとか、楽しみじゃないですか。
    みんな移籍しちゃったけど、ハーフナーとか後藤とか大橋とかもそうでしたよね。うらやましいっ。

  3. 遅レスですいません。

    確かにユース出身選手はたくさん(というか4分の3を占める勢い)いますし、全員に期待してます。
    でも特に水沼Jr.は昨年クラブではあまり出れてませんので、今年も試合出場時間が少なかったらと思うと凄い不安ですし、それはアーリアもほぼ同じです(去年初ゴール決めましたけどね^^)。
    まあ自分は基本マイナス思考の人間ですし、選手たちに対する期待や要求が高すぎるだけなのかもしれないですけどね・・・。

    ちなみに、狩野は静岡学園からなのでユース出身じゃありません。
    あとハーフナーは期限付き満了で今年からまたウチでプレーします。

  4. >El Marinoさん、
    ネガティブというか、シーズン前はどこのサポもみーんな不安でしょうがないですよ。ジェフもものすごく不安・・・。
    マリノスは特に移籍してしまった選手がいるのが、よけいに不安材料なのかも?

    そーいえば、先週のサカダイを読んで、木村監督のイメージが少しかわりました。(というか、実際にはあまりよく知らなかった)
    他サポから見ると、2年目の木村監督がどんな風にチームを作っていくのか、とても興味深いです。
    負けちゃったけど、天皇杯の準決勝とかすごく面白かった。

    狩野くんて、ユースじゃないんですね。
    ずっとユースだと思い込んでました。
    ハーフナーはもどってきたんですね。そっかー、どんな風に起用されるんでしょうね。ちょっと注目してみます。

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