ユーロ開幕2試合

ユーロ開幕しましたねー。
私にとってユーロとは『デコを愛でるための大会』だったりします。2004年のデコには、なんだかわからんがとにかくCrush(べた惚れ)してしまったので。
もう選手に対して、ああいう情熱を感じることはないかもしれないなあと思う一方、お前ら、ユーロで私をCrushさせてみやがれと妙に上から目線の自分もいたりするのであります。

スイス対チェコと、ポルトガル対トルコを続けて2試合見ました。
ケルンでもこのところお天気はよくなくて、わりと寒いのですが、スイス、オーストリア方面もあまり天候がよさそうじゃないですね。
開幕戦の放送はZDF。
ドイツではユーロはZDFとARDで放送があります。

昨日の2試合の担当はZDFだったので、試合前と試合後にはおなじみのクロップ登場。
ハーフタイムにフライのけがについてコメントを求められていましたが、はっ、そういえばあなたのチームの選手ってことになるのね・・・と思うとなんか複雑な気分に。(やっぱりドルトムントの監督なんてやだー)

開幕試合というのはやはり特別な重圧感があるのでしょうか。
スイスは緊張感と必死さが画面から伝わってくるような気がしました。

スタメン。ああ、チェコにヤロリームがいる。だめだ。UGたんのサイトを見た後では、彼を見ただけで笑ってしまいます。スイスのお客様たちは野次らなかったのでしょうか。まあ、なんてお上品な。

フライの負傷退場のシーンは、ほんとにこちらまでもらい泣きしてしまいそうな映像でした。
彼も怪我でシーズンは半分くらい棒に振り、ようやく復活してユーロへと出てきただけに、無念だったんでしょう。
左ひざの内側靭帯を損傷で、残りの試合には出場不可能となってしまいました。

決勝ゴールをあげたチェコのスヴィエルコシュは、かつてグラートバッハの選手だったそうで(『グラートバッハ関連の話題を』 at 怠け者の備忘録)、試合後のインタビューで、最後に、グラートバッハが昇格したことに関してコメントを求められていました。その質問をされたときの笑顔がすごくよかったので、思わずほれそうになりました。
コメントでは、BMGはディフェンスも良いとかなんたらと言っていたけど、うまくキャッチできず(すみません・・・)。

次の試合のポルトガル対トルコは、前の試合と違って、展開の早い、見ていて非常に楽しいゲームになりました。
どちらもつぶしが早いのですが、特にポルトガルはつぶされる前に、ダイレクトにパスをはたいて出していたので、どんどんボールの動きがスピーディになり、ほんとに面白かったです。

試合前には、デコがリュシュトュと仲良く話をしている映像が映りました。バルサではかぶってないと思うけど、友達なのかな。
トルコはハリルがいないのがなんとも寂しい。調子を上げてきていただけに、なんで選ばれなかったのかと思うと残念です。

17分、シモンからのパスを、ラインを抜け出したかに見えたぺぺがヘディングでゴールを揺らします。おお、素晴らしい!・・・と思ったら残念ながら、オフサイド。
トルコは前半はラインを上げていて、けっこううまくオフサイドを取っていたような気がします。そのへんポルトガルを十分研究してきたような印象を受けました。

あー、それにしても相変わらずデコのロングボールにはほれぼれします。
得点にはならなかったけど、デコからモウティ-ニョやロナウドへのパスにはめまいがしました。

ポルトガルの得点シーン、ぺぺとヌノ・ゴメスのワンツーにもめまいがしました、美しすぎて。
てか、あんな中央突破でいくかー、普通。
そこの無理やりさ加減が逆に決め手になるんでしょうね。最近、この無理やり中央突破・成功ってパターンをよく見る気がします。(あ、思いだした、ゼニトとレンジャーズの試合がそうでした)
決めたぺぺも素晴らしかったけど、パスをだしたヌノ・ゴメスもめちゃくちゃうまかったです。

ほぼ試合も終わりかなという時間帯に、ポルトガルは2点目を追加。
これは、ゴール前でモウティーニョが回転しながらボールを受けてコントロールし、サイドにいたメイレレスにパス。これをメイレレスが決めたものでした。
ほんとに足もとの技術がすごすぎるぞ、ポルトガル。

uefa.comのスコラーリ・コメントを見ると、ヌノ・ゴメスが交代で下がるとき、ロナウドにキャプテンマークを渡すように言ったみたいですね。
ヌノ・ゴメスがキャプテンマークをロナウドの腕に巻いている光景は、かなり良いシーンでした。

ポルトガル、なんかいい感じだなー。これは優勝争いにからんでくるのかも。