ユーロ直前/ラキティッチ・インタビュー

ユーロ直前って、クロアチアの試合の日じゃん。直前すぎだろ、というつっこみはなしで。(すみません、推敲する時間がなくて寝かしてました)

ヴェスターマンと共に、ユーロではラキティッチのこともめちゃくちゃ気になります。
活躍してほしいし、でも目立ちすぎて他のクラブの争奪戦になるのはいやだなあと、ちょっと複雑な気分。

公式にインタビューがありますので、こちらもまとめてみます。
トップチームはオフに入ったのですが、シャルケのWeb担当者が精力的にニュースをアップするので、追いかけるのに苦労しています・・・。
とろとろ訳していたら、SPOX.comにもインタビューが来たのですが、半分は同じ内容なので割愛。

ちなみにSPOXのサイトでは、ジェラードとラキティッチが競っている写真が掲載されているので、個人的に気分がぐぐっと盛り上がりました。

Q:『シャルケでの1年を終えてどう?ブンデスリーガを選んだことは正しい一歩だったと思う?』

A:『どんなことがあっても!ここはなにもかもがスイスの1000倍は大きい。ブンデスリーガはペースがはるかに早くて、もっと激しいので、次から次に傷ができてしまうよ。でも、自分がこうなりたい思うフットボーラーへと能力を伸ばしてくれるね。今年はたくさんのことを学んだよ』

Q:『ブンデスでのチームの結果には満足している?』

A:『3位以内というのは最初からぼくたちのゴールだった。もちろんCLにストレートインできていればよかったけど、ブレーメンが最後に付け入らせてくれなかったし、ぼくたちはラストスパートをかけたけど彼らを抜くことができなかった』

Q:『自分の結果についてはどう?』

A:『3ゴール、10アシストはルーキーにしては悪くないと思う。(ちなみに10アシストはジエゴに次いでリーグ2位の成績)さらに子供のころからの夢だった、カーンからもゴールをあげることができた。次のシーズンはチームの成功のためにもっとがんばるよ』

Q:『じゃあ、今度は代表チームについて話題をかえてもいいかな。きみの生まれた国、スイスで試合があるね。そして、クロアチアは予選をまず突破しなければいけない。きみが自分のご両親の国を選んだ理由を教えてくれる?』

A:『ぼくはクロアチアの大きな託児所の中にいたような感じがするんだ。
そこではぼくの家族のルーツがしっかりとあって、ぼくの両親がいつもそこで休暇をすごしている。ぼくが強調したいのは、スイスに反対するつもりで決心したわけでなく、ただクロアチアを選んだだけなんだ』

Q:『じゃあユーロでスイスと当たったらどんなことが起こるかな?』

A:『まず思うのは、スイスでぼくらは何かを成し遂げたいということだ。つまり、まず一次予選を乗りきるということ。個人的にはユーロに出られることがすごく楽しみだ。バーゼルで試合ができるということもね。すごいことだよ。ぼくはバーゼルのユースにいたから、いまでも特別にあの街に愛着があるんだ』

Q:『同グループのドイツ、ポーランド、オーストリアはどのくらいの強さだと思う?』

A:『危険なグループだね。オーストリアは過小評価されているけど、ホームの利があるし、このような大会ではそれはすごく重要なことだ。さらに彼らはドイツ戦やオランダ戦で見せたように、競い合うこともできる。ポーランドも質の高いチームで、2006年のワールドカップでポルトガルに勝っているし、ずっと正しくステップアップしている。残りはドイツだね。ここは伝統的にトーナメントに強いし、シャルケのメンバーも二人いるしね』

Q:『6月12日にドイツと対戦するけど、どんな感じがするだろうね?』

A:『その試合自体がすでにぼくにとって特別な感じがするよ。ブンデスで、シャルケでプレーしているしね。特に楽しみにしているのはケヴィンやハイコと言葉をかわすことかな。でも、90分間は、ぼくはそういうのをすべて隠しておくだろうけど』

Q:『ユーロではどのチームが勝つと思う?』

A:『それはなかなか難しい質問だね。ぼくはフランス、ドイツ、イタリアかなと思う。伝統的にトーナメントには強いからね。オランダとポルトガルもいいチームだ。あと、ギリシャがユーロで証明したみたいに、ダークホースが勝つ可能性もある』

Q:『クロアチアはどれくらいやれると思う?』

A:『クロアチアは特徴として、とてもバランスのとれたチームだ。ディフェンスは今は批判されているけど、ぼくは全体がフィットして準備が整えばと思っている。全体に見て、テクニックを使ったサッカーをするし、ものごとに対して熱意もある。雰囲気は最高だし、ぼくたちにはいい監督がいる。これがうまくフィットすると思っているよ』

 
こちらは4月にシャルケの練習見学に行った時の写真です。



バーゼル時代から彼を知っている友人が、大人の顔になったと言っていました。
ある意味、自分の庭のように知り尽くしているスイスで試合ができる彼は、チーム内で一番リラックスできるかもしれないですね。
ちなみに宿泊地はビリッチの方針で選手同士の相部屋だそうで、ラキティッチは仲良しのペトリッチとではなく、年齢の近いカリニッチと一緒の部屋だそうです。
試合、楽しみだなー。