ELプレーオフ2nd Leg : シャルケ対ヘルシンキ

この日はちょうどブエルタ・デ・エスパーニャの第6ステージで、土井選手が先頭集団で逃げていて、それを見ているうちに、早めに寝てシャルケの試合に備えようと思っていた思惑がはずれてしまいました・・・。ああ、どうしてこの試合の日に逃げてるの、土井ちゃん。orz

Europa-League-Qualifikation, 2011, Play-off
FC Schalke 04 – HJK Helsinki – 6:1 (2:1) * Aggregate : 6:3

【Torschützen】
1:0 Huntelaar (15., Foulelfmeter, Rechtsschuss, Raul)
1:1 Pukki (20., Rechtsschuss, Ring)
2:1 Huntelaar (25., Linksschuss, Raul)
3:1 Huntelaar (49., Foulelfmeter, Rechtsschuss, Farfan)
4:1 Papadopoulos (56., Kopfball, Holtby)
5:1 Huntelaar (63., Rechtsschuss, Farfan)
6:1 Draxler (82., Linksschuss, Marica)

【FC Schalke 04】
Fährmann (2) – Höger (2,5) (78. Uchida), Höwedes (3,5), Matip (3,5), Fuchs (3,5) – Papadopoulos (3) – Holtby (2) – Farfan (1,5) (74. Marica), Raul (1,5), Draxler (2) (83. Moravek)- Huntelaar (1)

【HJK Helsinki】
Wallen (4) – Rafinha (5), Lindström (5), Lahti (5), Kansikas (5) (59. Sumusalo (4,5)) – Riihilahti (4) (79. Perovuo) – Ring (4), Bah (3,5) – Sorsa (4), Sadik (3,5) (65. Zeneli) – Pukki (2)

 
睡眠不足のため我ながらハイテンションでの観戦。
試合前、ラングニックのチームなら3点以上入れて勝つことは決して難しくはないという確信はあったのですが、失点してゲームプランが崩れてしまうことは恐れていました。
それだけに、ラウールが倒されて与えられたPKをフンテラールが決めて先制した5分後に、相手の早いワンツーで抜けられたとはいえ、やや稚拙な守備でプキにアウェイゴールをあげられた時は、厳しくなったなあと思ってしまいました。

ところが25分、フンテラールの久々にフォワードらしい素晴らしい左足のゴールで2-1とリードします。ネット上隅へ突き刺さる素晴らしいシュート。
いいね、フンちゃん!ああいうゴールは好きだー。

ユリアンからのクロスでフンテラールがオフサイドになったプレーの時、並走していたラウールが勢い余って相手DFと激突。お互いに流血するというシーンもありました。
ラウールはその後、青白の包帯を頭にまいてプレーしておりました。



フェールマンの素晴らしいセーブなどもあり、どちらが有利ともいえない展開で前半を終了。
相手DFがファルファンの突破をファールでしか止められないのを見ていると、これは後半もしかしたらPKを拾えるかもという予感もちょっとしました。

3点目はまさに予感的中。ファルファンがペナルティエリアに切り込んでいくところを後ろから倒されPKの判定。
フンちゃんが1点目と同じ方向、もう少しキーパーの手の届かないところへ勢いよく決めて3-1!

4点目はホルトビーが中から外へと斜めに駆け上がっていく動きに、ヘルシンキの選手が全く気が付いておらず、ユリアンからのパスを受けたホルトビーがきれいにクロスを入れ、これをパパちゃんが頭で合わせてゴールを決めます。パパちゃんの変な踊り&釣り?パフォーマンスは何なのw

私は家で一人お祭り状態~。
Veltins Arenaの雰囲気もほんとに素晴らしく、あー、これこれ、シャルケはこうでなくちゃと、忘れていたものがよみがえったような気分でした。

63分にはヘーガーのスローインをファルファンが追い越すように受けてダイレクトで中へ入れ、さらに滑り込んできたフンちゃんがこれもダイレクトで決めて、ついに5-1。
フンちゃんはこの日4得点目。PKもそうだったけど、それ以外のゴールもとにかく思い切りの良さが完全復活したような活躍でした。

82分には交代で入っていたマリカのクロスをユリアンがスライディングで合わせて6-1とします。
5点目とちょっと似たようなボール展開だったこともあり、WDRの実況はユリアンとフンちゃんを間違える始末。確かに二人は遠目にみるとよく似ているけど・・・。

試合終了間際にはフェールマンの片手一本の好セーブにも助けられました。
しかし、まさかの6-1。
ラングニック、さすがの破壊力やね・・・としか言いようがありません。まさにこれがシャルカーが長い間待ち焦がれていたサッカー。わたしゃ嬉しいよ。

試合後にファルファンがほんとに嬉しそうに笑顔を見せていたのも印象的でした。



チームがいい雰囲気になってきたので、これからのヨーロッパリーグがますます楽しみになってきました。
もうひとつのプレーオフ、セビージャ対ハノーファーも審判の偏向ジャッジに苦しみながらも、ハノーファーがなんとか勝ちあがりました!
ラングニックとスロムカの二人が共にヨーロッパで闘うなんて、なんだか不思議。二人は数年前、シャルケで監督とヘッドコーチの関係にありました。どっちも勝ち上がって、EL決勝で当たるなんてことがあったら最高だわー(と夢想中・・・)

 

ELプレーオフ2nd Leg : シャルケ対ヘルシンキ」への5件のフィードバック

  1. 6-1って、なんか全くシャルケらしくない点差で勝ってしまいました。
    これって、ちょっと前のブレーメンみたいで変な感じ。
    試合前はかなり悲観的だったワタシも脱帽です。
    しかしDFは何とかしないと。
    平均年齢が低くて経験が浅いDFラインを何とかまとめようとがんばってるベニー。
    苦労しているね・・・。
    少なくともすばやい意思疎通ができるようにマティップを下げたようですが、確かにこっちのほうがマシかも。ヘーガーが使われるのはこの辺にも理由がありそうだけど、彼のクロスは強力な武器です。
    うっしーにはつらいとこだけど、それぞれに長所があるのであとはラングニック次第でしょうね。
    BMG戦ではしっかりアピールもできたし。

    >パパちゃんの変な踊り
    これはハンス直伝?らしく、彼に一番に飛びついていきましたね。
    ガーナ代表が南アWMのときに踊ったらしいです。

    >ラングニックとスロムカの二人が共にヨーロッパで闘うなんて
    ほんとに。
    この二人いろいろとお互いにありましたが、こうして交差していくなんて。
    スロムカもハノーファーの監督になってからシャルケ時代のようなひでー事を書かれることも無く(ま、注目度がかなり違うけど)監督らしい風格も出てきました。
    選手たちにはDu ではなくSieで呼ばせてるらしいし。あ、パンダーはどっちで呼んでるのかしら?

  2. EL出場決まりましたね!
    グループリーグもまずまずの組み合わせだと思います!
    目指すはEL制覇!

    試合内容で記憶に残ったとはカウンターからユリアンのシュートでそれがキーパーに弾かれたところです。あの後フンテラがパスしろよ!と言わんばかりに怒ってたところです。ユリアンとフンテラールなか悪いのかなーとか思ったりしました。そういや、ケルン戦でユリアンがフンテラに当たって耳を痛そうに押さえてましたね。けどフンテラがゴールした後、
    仲良くハグしてたので大丈夫だと思います!
    あとはファルファンの存在感はんぱないですね!
    それにマティプ!素晴らしいクリアがありましたね!なんだかんだ言って成長してる! 笑

  3. >しょーちゃん、
    DFラインは苦労してますねえ。ベニーもまだ若いのに大変だ・・・。
    やっぱり言葉の問題はいろいろあるのかもしれないですね。
    パパちゃんだってドイツ語ネイティブではないわけだし。
    とっさの指示にはマティップの方が使いやすいのかもしれないなーとかいろいろ考えちゃいます。
     
    パパちゃんのあの踊り、ハンス直伝なんですね(笑)
    誰に飛びついているかよくわからなかったけど、ハンスに飛びついていたのか―。
    なんだか盆踊りのような、日本のバラエティ番組のお笑い芸人のような謎の踊りでしたねー。
     
    >選手たちにはDu ではなくSieで呼ばせてるらしいし
    へー。
    スロムカはアシスタントから急に監督になっちゃったので、きっとシャルケでは選手との距離感が難しかったのかもしれないですね。そのへんも学んでのハノーファーでの指揮官ぶりだったりして。
    やっぱり監督と選手の距離があまりにちかいのは監督としてやりにくいだろうなと思います。
    パンダーはどっちで呼んでいるんでしょうね(笑)
    少しずつだけど試合に出ているのでホッとしています。
     
    >あしゅさん、
    決まりましたねー。ほんとに薄氷の戦いでした。

    >目指すはEL制覇!
    そうそう、プレーオフで散りそうだったところを拾った運ですものね、最後まで行かないとね。
    ユリアンとフンちゃん確かにありましたねー。
    ケルン戦でもユリアンにぶつかられた後のフンちゃんも痛そうでしたもんねえ。
    ユリアンはなんとなく天然ぽい感じがするので、人を怒らせそうな気もします(笑)
    ファルファンは素晴らしいですね!
    マティップのクリア、ありましたー。うん、やっぱり少しずつ成長してますよ。(といって油断すると危ないけどw)

  4. アウェイ戦から考えたら負けちゃうかも。。。いきなり敗退なんてやだぁ~ってドキドキして見てたら、
    あれよあれよと点を取って、終わってみれば6点!なんじゃこりゃって感じでした。
    もう、やればできる子たちなのかもしれないけど、やれるなら最初からやって。(笑)
    中盤からDFは、まだまだやばいですね。ベニーがんばれ!

    パパは、何を踊っているのかと思ったら、ガーナ代表の踊りでしたか。不思議くんだわ。(笑)
    フラドに抱きついたのかと思ってました。ザーパイだったんだ。

    マティプのクリアは、えらかったですねぇ。こぼれ球拾われて点取られちゃいましたけど。(苦笑)
    ダメダメな部分が目立つけど、たま~に(をい)こうやってがんばったり、点決めちゃったりして、
    あらマティプったら。。。って思ってしまいます。

    篤人については、ヘーガーとはプレイスタイルが違いますから、監督がどう使いたいかってとこですね。
    監督次第なので、見守るしかないです。練習しっかりやって、出たらがんばれって感じです。
    DFラインを助けるために、ファルファンとみたいな関係をベニーと作れたらいいんでしょうけど、
    まだなのかな。

  5. >kyokoさん、
    なんだかうまくチームが乗ってくれた感じでしたよね。
    相手もちょっと途中から疲れた?
    こんなに点差がつくとは思いませんでした。
    マティップは地味に成長している・・・と思います(思いたい?)
    そのうち、あのハラハラがたまらない刺激になってきたりして(汗)

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