昨夜、ZDFの37Grad(37度)という番組で元シャルケのGMであったアサウアーのルポルタージュが放送されました。
ZDFのMediathekに30分の番組がアップされています。
- “Ich will mich nicht vergessen” at ZDF Mediathek
アサウアーは1月の終わりにアルツハイマー病を患っていることが報じられ、シャルケに関わる人は皆、突然のニュースにショックを受け、彼のことを心配しておりましたが、ZDFのこの番組はすでに1年前からアサウアーの病気との闘いを追い続けていたものでした・・・。
番組の中、彼が通院しているクリニックで、時計の文字盤を絵に描かせる訓練をする場面があり、2010年1月、2010年5月、2011年5月、2011年9月と時間を経るたびに数字が書けなくなっていく場面を見ると、ほんとに胸が苦しくなり何も言えなくなってしまいます。
あと奥さんのBrittaですが、そういえばわりと最近ビルトでアサウアーが20才以上下の女性と結婚したという記事を読んだばかりだったなあと思っていたら、結婚したのはほんの10カ月くらい前の話なんですね。
じゃあ、結婚したときには病気のこともすでにご存じだったんでしょう。
(ただいろいろ報道されているようで、番組の中でも出てきますが、今はアサウアーは娘さんのところで暮らしているようです。詳しい話はここでは省略します。ご家族の方の心労も並大抵ではないと思うので、あまり外部からいろいろ書きたくない・・・)
マッチョで、いつも太い葉巻をくわえているアサウアーのことを私はGM最後のシーズンくらいしか知りませんが、シャルケというと誰もが頭に思い浮かべる人のひとりであり、番組の中でもVeltins Arenaへ試合を見に来る彼に多くのシャルケファンが声をかけていました。
豊かな表情を浮かべる若いころの写真から、表情がだんだんとなくなっていく現在の状態を見るのはとても辛いです。
早く良くなってねという気やすめを言うこともできず、ただただAlles Guteと祈るばかりです。
アサウアーの件は本当にショックでした
私にとってアサウアーって
子供の頃から知っている近所の怖くて優しくてムカつく嫌いになれないオヤジのような存在です
何人かの選手にとても酷い仕打ちをしました
私の好きな選手も含まれますが
でも
私が好きになったシャルケを作り出したのは
アサウアーであると思ってます
アサウアーがいたからシャルケを好きになった
アサウアーがシャルケの一部なら
私の心の一部はアサウアーなのかと
こんなの全然葉巻じゃない
でも一番辛いのは本人だと思うと
やるせないです
うん、ほんとにショックでした。
私ですらあれだけショックを受けるのだから、るんるんにとっては本当にどれだけ辛いことかと思います。
アサウアーに対しては確かにいろいろなものが入り混じった複雑なものがありますが、それでも
>私が好きになったシャルケを作り出したのは
>アサウアーであると思ってます
という気持ちはすごくわかる気がします。
ほんとにやるせないです・・・。