09/10 BL 第15節:シャルケ対ヘルタ

ケヴィン、100ゴールおめでとー!

この試合、ちょっと仮眠しようと思ったら、起きれなくて見逃してしまい、先ほどS04TVでハイライトだけ見ました。
日曜の17時半キックオフって体力の落ちている今、個人的にはかなりきびしい(汗)

前節のグラートバッハ戦とはみちがえるように、みんな生き生きとプレーしていました。その中でも、ケヴィンも前へ前へと出る力強さを見せ、先制点以外にも何度もチャンスを作っていました。
ゴールはボルドンが頭でなんとか折り返した(シュートをねらった?)ボールを、ゴールの枠に片手をかけながらクラニィが頭で決めたもの。

昨シーズンまでボールのでてくるところと逆にいたり、飛び込んでもうまくミートしなかったりと、空回りすることの多かったケヴィンですが、今シーズンは完全に復調した感じです。髪切ったのがよかったのかしら?
ブンデス公式にその好調さの秘密を聞く!みたいなインタビューとヘルタ戦のハイライトがあるのでリンクしておきます。ビデオのURLに直でリンクできないので、『Bundesliga TV』の中からメニューで選んでください。

あと、ラフィーニャにあんなにフリーでクロスをあげさせてくれるとは、ヘルタさん・・・。

ホッフェンハイムから移籍してきたヤンカーがイエロー2枚で退場というラッキーな面もありましたが、シャルケ側はボルドンが5枚目のイエローをもらってしまい、次節のブレーメン戦は出場停止です。うーん。

 

FC Schalke 04 – Hertha BSC : 2:0 (0:0)

【Tore】
1:0 Kuranyi (59., Kopfball, Bordon)
2:0 Rafinha (90. + 2, Foulelfmeter, Rechtsschuss, Sanchez)

【FC Schalke 04】
Neuer (3) – Rafinha (3), Zambrano (3), Bordon (2,5), Westermann (3,5) – Höwedes (4), Matip (4) (46. Halil Altintop, 82. Sanchez) (5)- Rakitic (4,5) – Farfan (4) (65. Moritz), Schmitz (4) – Kuranyi (2)

【Hertha BSC】
Drobny (3,5) – Piszczek (4), Janker (5), von Bergen (3,5), Pejcinovic (4) – Lustenberger (4), Cicero (4) – Ebert (4), Nicu (5) (68. Ramos) – Raffael (3,5) – Wichniarek (5,5)

 
さて、ヘルタですが、去年までヘルタにいたパンテリッチとヴォロニンがクラブ上層部を批判したりしているようです。

ま、元ネタはビルトですが、前監督のファヴレには相当思うところがあるみたいですね、お二人。
リーグ戦15試合でまだ1勝って、2部のRWアーレンか江尻以降のジェフか、ってなくらい悲惨なものですが、どうなるんでしょうねえ・・・。

ついでにというか、ヘルタと同じくかなりひどい状態にあるシュツットガルトについて、ガーディアンでラファエルが記事を書いているのでそっちもご紹介しておきます。

ラファエルはシュツットガルト贔屓なので、最初は斜めにかまえて記事を読み始めたのですが、きちんとしたかなり興味深い内容でした。彼はサポが力で追い出すような形でクラブ人事を決めてしまうことに危惧を抱いているようです。

バベルは解任の記者会見で発言するという、非常に珍しい機会を持たせてもらったようですが、バベル自身が自分以外の誰かを責めるということはなかったものの、暴力的なサポの態度には厳しい言葉を投げかけたようです。

『ピッチには19歳の選手が二人いて、怖がっていた。(中略) 先月のエンケの悲劇的な死によって、私たちはみんな一緒にやっていこうと約束しあった。私は私たち全員がそこから学んだと思っていた。でも土曜の夜の出来事で、そんなものはまがいものだということがわかった』

もちろんラファエルも記事の中でバベルが、さまざまな状況を変えるにはあまりに未熟すぎたことなども書いていますが、それにしてもこのような『ブンデスリーガ・スタイル』での監督交代に、『これが民主主義の直接的な形だというかもしれないが、もっと大きな争いへ向かう最初の小競り合いのように思える』 と言っています。

すみません、なんで、長々とこんなことを書いているかというと、ここ数日ジェフのことがずっと頭にあって、サポとクラブのかかわりだとか、そういうものを悶々と考え続けてしまっていたもので・・・。

15試合で1勝しかできず、チームを降格させてしまった監督に最終節でコールを送るような生ぬるいJリーグのサポと、暴力的に監督交代を要求する一部のブンデスリーガのサポはほんとうに両極端にあるような気がしてしまいます。
どちらも不自然だなというのが正直な感想です。

ただ、いったい、どうすればサポはクラブと良い関係を保てるのか。そこの結論がどうしても出ない。なんだかJリーグのシーズンオフの間、いろいろ考えてしまいそうです・・・。

 

09/10 BL 第15節:シャルケ対ヘルタ」への6件のフィードバック

  1. 本当に、ケヴィン100ゴールおめでとう!
    歴代11番目に若い100ゴールだそうです。
    彼より以前に若いプレーヤーが成し遂げたのは、22年前のフェラー。26歳だったそうです。
    たいしたものじゃないですか、ケヴィン。
    なのに、彼の一般評価がいささか低めなのが許せん!

    今回の試合は正直かなり退屈ではありましたが、Stehplatzだったおかげで、マヌとNordkurveのコミュニケーションが見られて楽しかったです。
    今回もほとんど開店休業だったマヌは、停滞気味のファンサポートを盛り上げるのに懸命で、何度も煽り立てては、満足がいく状態になれば背中を見せながらも手を水平に上げて、ピッと親指を立ててOKサインをしたり、頭上で拍手したり。
    味方が敵サイドでファウルされても審判に無視されたら、ファンと一緒に両手を上げて飛び跳ねてるし、自分のキックでチームが前進し、CKが取れたら、これまた拍手の請求。
    面白いのはウルトラがちゃーんとフォローしてるところ。
    こんなにファンと繋がってる選手見たことないぞ!

    話は変わって、バベルの解雇の件。
    >サポが力で追い出すような形でクラブ人事を決めてしまうこと
    う~ん、今回のVfbに関して言えば、よくここまでがまんして待ったなぁと。
    クラブ側はすでにちゃ~んとグロースを用意してたんだし、ファンに強制されたわけじゃないと思うけれど・・・。
    ファンの態度は確かに行き過ぎの感があるけど、「てめー降格したらぶっ殺すぞー!!」ってのがなければ、ブンデスではよくあることかと。逆効果なんですけどね。

    >チームを降格させてしまった監督に最終節でコールを送るような
    う~ん、どっちかといえばこちらのほうが問題?

  2. よく言われますねー「Jリーグのサポはぬるい」って。
    その一方で、「欧州をなんでも模倣すればいいわけじゃない」っていう反論もよくあるんですが・・・。
    そういえば昨年の32節の試合後、仲間内で試合後のジェフサポの拍手について賛否両論になりました(ほんの少しですけど)。

    こちらも別のテーマで色々と考えてしまいそうです。
    レーヴァークーゼンやPSVだって同じ企業所有のチームなのに、どうしてこんなに違うんだろう、とかね・・・。

  3. >しょーちゃん、
    ほんとにケヴィンはもっともっと評価されてもいいと思うのにー。
    彼以前の若い選手の100ゴールってフェラーなんだ。すごいことを成し遂げてますよね。
    世界はもっとケヴィンを認めるべき!!!

    マヌ、いいなー。
    この試合、ほんとに開店休業でしたね。
    なんだか話を聞くと、選手なんだか、ゴール裏で応援してる気分なんだかわかりませんね。いいなー、私も見たいぞ!

    バベルの件は、個人的にはしょーちゃんと同意見で、逆にまあよく我慢したなという感じです。ラファエルの記事が危惧しているだけで。
    どっちかというと、バベルの件にかこつけてジェフ千葉のことを書きたかったのよね。
    (私はけっこう気が短いので、成績悪けりゃバス囲めよ派w)

    千葉の場合、最終節で、降格させた監督にコールが出たんですよね、ゴール裏から。
    金でももらってサクラでもいるのかね、と思うくらい不自然でした。
    ブーイングしろとは言わないけど、降格させて名前のコールはない。

    プロの監督が就任以来1勝しかできないって、誰が見ても失格だと思うけど、千葉のサポはちょっと理解に苦しむ人たちです・・・。

  4. >El Marinoさん、
    そうそう。ぬるいという意見と欧州をスタンダードにする必要はないという意見と両方に一理あると思います。

    そっかー、去年からやっぱりジェフの拍手についてはいろいろ賛否両論があったんですね。

    私にはお互いに向き合うことを恐れる人たちという風に見えてしまいます。サポは選手を傷つけまいとし、選手やクラブは批判をされまいとする。
    むしろ、いつだったか、巻がゴール裏に「こっちだって一生懸命やってるんだよ!」と吠えていた頃の方が必死さは感じられたなあ・・・。(巻には気の毒だったけど)
    お互いが腫れ物に触るように接している関係ってどうなんでしょうね。

    ドイツと日本のサッカーへのかかわりは似ているようで(特にJリーグはブンデスをお手本にしてますから)、かなり違っているところがいろいろ考えるテーマになりますよね。

  5. 味スタで見ていていつも気になるのはなんとな~くゴール方向にボールければ周りのサポがパチパチ拍手。
    攻められているとき、とりあえず外にボール蹴りだせばパチパチ。
    どーも、この辺が気持ち悪くて。
    子供のお遊戯会じゃないんだからさぁと。

    私はブンデスの中では大甘サポが多いマインツ応援しています。
    あそこは現地観戦しているMさんがよく「サポが甘すぎる」と怒っていたり、前にチームから「相手のゴールではしゃがないように」とお願いされてしまう様なサポ連中ではありますが、それでも見ていてぬるいプレーに対してのスタンドからの拍手とかはあんまり聞こえてきたことがないですね。

    マインツとクロップの関係はあまりにも独特で比較できるチームがないなぁ・・・

  6. >うっちぃ
    味スタってけっこうファミリーな印象なんですよねー。
    だからゴール裏以外のサッカーへの反応はふわふわしている気がします。
    濃いというか、サッカーをよく知っているサポは下のリーグの方が多いかも。(あくまでも私が観戦した限りの印象ですが)
    J2とかJFLとか、サッカーが好きできている度合はたぶんJ1よりは多いんじゃないかなあ。
    そういうところだと、場所によってはそれなりにドイツっぽい拍手も体験できますし、ヤジもシビアだったりします。
    試合内容はおすすめできないことも多いけど(笑)

    やっぱり器が大きくなればなるほど、サッカー度数はうすまるのかなー。
    お手頃なレジャーのひとつって感じで。
    そこがまたドイツとは違うところですよねえ・・・。

コメントは受け付けていません。