2011/12 BL 第27節:シャルケ対レバークーゼン

シャルケは土曜日の遅番だったので、この日15時半からだったグラートバッハの結果を知ってのキックオフとなりました。
勝てば3位浮上。見ている方もそれなりに緊張しました。
今年、私はレバークーゼンの試合をほとんど見ていなくて、今期は知り合いの方からの嘆き節をちょっと聞いていただけだったのですが、実際に対戦してレバークーゼンのチーム状態にかなり衝撃を受けました・・・。
レバークーゼンってもっとパスの連動性のあるチームじゃなかったっけ?守備にこんなに粘りがなかったっけ?

特にフンテラールの2得点は両方とも彼がフリーの状態でゴールしていたのを見て、リプレイを確認しながらレバークーゼンの守備は何がいけないんだろう・・・と真剣に考えてしまいました(汗)。

1点目はドラクスラーからフクスへパスが出た後、対応したダ・コスタが簡単にフクスにクロスをあげさせていたのもどうかと思うし、DFはラインを揃えることに気が向きすぎて、フンテラールと競らずに完全にフリーでシュートさせています。
もちろんフクスのクロスがピンポイントで素晴らしいというのが一番の理由なんでしょうけど・・・。
そういえば余談ですが、スペインでフクスがバルサの獲得リストに載ったという報道がされたらしいです。まあ、ここのところのクロスの精度を見るとそれほど荒唐無稽な話ではないかも?
ただ、フクスと代理人はその報道自体を面白がって、それはないと否定していますが。

この日はホルトビーが積極的にミドルを狙っていましたね。前節のラウテルン戦で味をしめたのかな。わかりやすい子だね(笑)
ホルトビーがタイミングよくダイレクトでボールをさばくのもすごく利いています。中で一回ためを作って方向を替え、ユリアンやフクスをうまく使っている感じ。

28分過ぎにはダ・コスタが負傷でデルディヨクに交替。
負傷場面は映りませんでしたが、主審のアイテキンが気づかない(振り?)で試合を進めようとしたのにはちょっとイラっとしました。
アイテキンは最近けっこう評価は高いようですが、この人は権威を振りかざそうと考えるあまり、ひどいファールから選手を守らないタイプなので、個人的に好きじゃないのよ・・・。

前半はその後もチャンスを何度も作りながら、ゴール前でシュートにいかずパスしてみたりで自らチャンスをつぶすことが多く、サポもそうだったけど、監督もいらいらしていました。

33分には競ったロルフェスの肘がユリアンの顔に入り、また顔か!とひやりとしましたが、ひどい怪我にはつながらずホッとしました。
これ角度的にアイテキンは目に入っているはずなんだけどな。「見てなかった」とコメントしてますが。
ロルフェスは私もすごく好きな選手で、故意に肘を入れたりする人ではないと思いますが、ファールそのものに故意か故意でないかは関係ないので、カードは出すべきだったと思いますけどね・・・。
ちなみにDFBが試合後、ロルフェスに1試合出場停止を課するかもという話もありましたが、特に処分はしないという決定がされたようです。
41分にはゴール前でキースリンクが倒れて脳震盪を起こしたような状態でしたし、ほんとにこのところ選手が倒れるとどきりとします。

ハーフタイムのちょっと前にスタンドにいたフェラーが憤然と席を立っていったのを見て、ロッカールームに選手を怒りに行ったのかしら―と思ったのですが、後半が始まってからのレバークーゼンはまるでフェラーにハッパをかけられたかのように少し押す展開になってきました。
レバークーゼンってやっぱりチームとしては怖いイメージがどうしてもあるので、後半はとにかく早く2点目を入れてラクになりたいとばかり思っていました。
途中、スタンドで浮かない顔をしていたヘルトとピータースも映ったけど、たぶん同じ気持ちだったでしょう・・・。

71分にはシュールレに変えてバルネッタ登場。
お、久しぶり・・・と思ったら、長期離脱していてこれが復帰だったのですね。

ようやく待望の追加点が来たのは86分。はー、長かった・・・。
オツィプカはよくファルファンについていたと思うけど、良いクロスをあげられ、それをまたDFの真ん中でフンテラールがヘディングシュート。
うーん、何度か見直して思ったこと。あれはやっぱりフンテラールのすごさにDFがついていけてないんですよね。高さも位置取りも、入ってきたボールも素晴らしかったです・・・。

第4審判のビビアナさんがアディショナルタイムが表示されたボードを持ってきましたが、この日、ビビアナさんはお誕生日だったらしく、ラジオでなんどもアナウンサーが繰り返していました。そのたびに「いや、オレが知っていたわけじゃないよ。シャルケのスタジアムDJが試合前にそう言ってたんだ」と付け加えていたのには笑っちゃいましたが。
(そういえばドゥット監督がビビアナさんに注意されている場面もありましたねー)

1. Bundesliga, 2011/12, 27. Spieltag
FC Schalke 04 – Bayer Leverkusen 2:0 (1:0)

【Torschützen】
1:0 Huntelaar (18., Kopfball, Fuchs)
2:0 Huntelaar (86., Kopfball, Farfan)

【FC Schalke 04】
Hildebrand – Uchida, Papadopoulos, Matip, Fuchs – J. Jones, Holtby (85. Höger) – Farfan (87. Pukki), Raul, Draxler (76. Obasi) – Huntelaar

【Bayer Leverkusen】
Leno – da Costa (28. Derdiyok), Schwaab, Toprak, Kadlec (65. Oczipka) – Reinartz, Rolfes – Castro, Renato Augusto, Schürrle (71. Barnetta) – Kießling

ところで、珍しくホーニッヒシュタインがシャルケに対して好意的な?記事を書いてくれていますのでリンクしてみます。

ホーニンイシュタインによると、今年のブンデスリーガはそれほどハッピーではないリーグのようです。18チーム中半分が沈み、トップにいるチームですらそれほどハッピーには見えないし(6-1での勝利後、クロップ曰く「十分サッカーができてない」)、南のチームは2-1でハノーファーに勝った後ですら浮かない様子。グラートバッハも素晴らしいスタートを切ったにもかかわらず、今は4位でCLの予備選でスパーズ・チェルシー・ニューカッスルなどと当たる可能性も。その中でたったひとつだけ、とても幸せを感じているチームがあります。はい、シャルケさん、前へ出て。

There’s only one, really only club in the whole top flight, which enjoys a charmed life at the moment. Step forward, Schalke 04.

いつも皮肉たっぷりなホーニッヒシュタインが珍しく皮肉ではないと言って、今一番サポとチームが幸せを感じているのは間違いなくシャルケだろうということを述べています。
HSV 3-1、トゥエンテ 4-1、カイザースラウテルン 4-1、そしてレバークーゼンに2-0で勝利と、チームとサポの雰囲気は今最高に盛り上がっている感じです。
このままの流れでELのビルバオ戦でも勝利したいです。

 

2011/12 BL 第27節:シャルケ対レバークーゼン」への2件のフィードバック

  1. 前節は最下位のチームでしたが今節は5位のチームだったので、この勝利はやはり好調さゆえと思っていたのですが、レバークーゼンが万全ではなかったのですね。

    >監督もいらいらしていました。

    嬉しさの表現は小さめですが、怒りはわかりやすいですよね。
    カメラマンもそれをわかってか?良くないプレーの後に、しっかり撮ってくれますし。
    ドラちゃんの交代も読めました。

    >フンテラールのすごさにDFがついていけてない

    監督もペナルティエリアでのプレーは世界o.1と絶賛するくらいなのに、冷蔵庫よばわりしてすみません。でもゴメスはよくシュートを外すけど、シュートがうまいとも言っていたので、許してあげてください。
    他の選手にクロスを上げてシュートが決まらず、フンテラールが怒っているシーン最近よく目にしますが、近いうちにアシストしてハグが観たいです。

    素敵な記事の紹介ありがとうございます。
    サッカー観戦初級レベルなので観方がわかっていないだけかもしれませんが、先週末のドル戦友だちがスタジアム観戦していたので探そうと観始めました。
    開始早々ゴールが決まりファンなら嬉しい展開でしょうけど、行け行けドンドンな感じで観ていてちっともおもしろくなく、すぐに脱落してしまいました。(ドルサポの方すみません)
    ひいき目も多々あると思いますが、シャルケは観ていておもしろいので、そういうところも幸せです♪

    シャルケの試合を観て、かめさんのブログを読んで、試合について話す(コメントする)のも楽しくて、いつも申し訳ないと思いながらまたまた長くなってしまいすみません。

  2. >みっきーさん、
    む、そういわれるとあまり強いところと対戦してないような不安が・・・(汗)
     
    >怒りはわかりやすい
    ほんとですよね。
    ステフェンスは怒っているときはすごくわかりやすい。
     
    >冷蔵庫よばわり
    でしたねー(笑)
    冷蔵庫はないぞ。それはパパちゃん(体型的に)
    チームメイトならゴメスとは比べ物にならないくらいは言ってほしいですね。思っていてもバイエルンにいたらなんて口にしちゃダメですよ・・・。
     
    >ひいき目も多々あると思いますが、シャルケは観ていておもしろい
    サッカーには多少のどきどきはらはらも必要ですよね(笑)
    ・・・と冗談はともかく、今のシャルケの中盤とフォワードは、連動して動くときのプレーが見ていてもすごく楽しいと思います。
    (多少のひいき目?それはファンなら当然です!)
     
    いつもお返事遅くなってすみません。私もみっきーさんのコメントを読むのは楽しいです。
    遠慮なさらずにどんどんいらしてくださいねー。

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